ロードスターとマツダ2のエアエレメントとエアコンフィルターを交換しようと準備していたのですが、春は黄砂や花粉がブンブン飛び回っていたので、なんだか交換すると損した気分になりそうで保留にしていました(笑)
ふと気が付けば夏も目前に迫り、マツダ2に至っては前回の交換から3万キロは走っているので、さすがにそろそろ交換しなきゃ…と。
前回までは、1万キロ走行と2万キロ走行のフィルターを観察してみようなんて記事を投稿していますが、今回はべつに3万キロ走行したフィルターを観察しようなんてネタを投稿する予定はなかったのですが、結果的に見れちゃいますね♪ラッキーですねー!
でも、今回はエアエレメントの話は置いといて、社外エアコンフィルターのネタを持ってきました。
当初はいつも通り純正フィルターを購入するつもりだったのですが、みんカラやSNSで評判の良い社外フィルターがすごく良さそうで気になったので、買って使ってみようと思ったわけです。
これがまさか期待を裏切られる事になるとは知らずに…
■せっかくなので3万キロ使用のフィルターをご覧あれ(笑)
エアコンフィルターの推奨交換時期は平均で1万~1万5千キロとなっていますが、前回交換した時の記事では2万キロ使用しても全然問題なさそう…なんて話をしましたよね。
時間経過と共に風量は低下しても、完全に目詰まりするまではなんとか使える(使えると言えるのか?(笑)ので、交換時期を過ぎたからすぐダメになると言うわけでもない。
ただ、目詰まり気味のフィルターを使い続けるとブロアモーターに負荷も掛かり、思わぬ故障に繋がる恐れもありますから、そうなる前に交換しましょうねって言うのが推奨交換時期ってわけ。
少々超えるのは問題ないけど、大幅に超過するのはよろしくない。
んで、今回は3万キロを超えているので、さすがにちょっと使いすぎだろって感じはします(汗)
前回までの記事でエアコンフィルターの交換方法は説明しているので手順は省きますが、サクッと交換を始めましょう。
交換推奨時期の大幅超過でどうなっているのかちょっとドキドキしますね~!
1万キロは全く見た目も問題なく、2万キロも思ったほど汚れてないよな…って感じでしたが、今回の3万キロはさすがに汚い(笑)
いや、ホントにきったねーな!!(汗)
部分的にろ布の変形など見られますが破れや穴開き等の破損はありません。
しかし表面は砂埃がびっしりで、触るとすっごいジャリジャリするし手も真っ黒に。。。
ただね、こんな状態でも体感は特に異常も感じず、普通に風も出ていましたから、純正エアコンフィルターの余裕のある作りには脱帽です。
そんなに高価な部品ではありませんから、みなさんはこんなに酷い状態になる前にちゃんと交換しましょうね!!
■国産・高性能を謳うエムリットフィルターを買ってみた
では、交換用のエアコンフィルターを紹介しますが、冒頭でも言った通り今回は社外品のフィルターを使ってみる事にしました。
みんカラなどをはじめ、安価で高性能とSNSでの評判も良く、メーカー自身も高品質な国産フィルターを売りにしているようなので期待度大です!
こちらが国産の高性能フィルター「エムリットフィルター」です!
パッケージをご覧になれば分かる通り、花粉やPM2.5の他、抗菌作用もあって嫌な臭いも軽減される様です。
そのお値段、なんと約1700円となっている。
ちなみに、比較対象となるマツダ純正の普通のフィルターが2700円前後、オプションの花粉やPM2.5対応の高品質タイプで6000円弱となっているので、高価な高品質タイプと同等スペックのエアコンフィルターが2000円以下で買えるのだから超お買い得ですよね!
まあ、正直なところ値段に釣られて買ったわけではなく、私が重視したのは”国産”である点や、商品説明に見られる”高品質なフィルター”と言う点から得られる”期待”と”安心感”から試してみて、みなさんにも紹介できたら…と思ったわけです。
比較してみると、純正のエアコンフィルターより折り返しのひだが少ない…つまり、フィルターのろ布面積は小さいって事ですよね。
ただ、ろ布の見た目や手触りから、すごく良さそうなフィルターだなって印象は受けますので、小さいろ布面積でも効率よく集塵して、送風の抵抗も低いのかもしれませんね。
実際の性能を見た目や手触りで判断する事はできませんが、印象が良いので期待しちゃいますよね♪
んで、さっそく取り付け!
寸法なども全く問題なく、しっかり固定されましたのでバッチリですね!
ただね、仮にこれが高品質なフィルターだとしても、並のフィルターだったとしても、その違いを”体感する事はない”でしょうから、特にこれと言った詳しい性能のレビューなんてできないんですけどね…と、思ったんですがね。
まさかの”体感をする事になった”わけですよ!!
悪い意味で(笑)
■3万キロ使用の廃棄物以下と言わざるを得ない…
不良品と粗悪品は似て非なる物。
不良品って言うのは、製造工程でのミスや品質管理での見落としなどで、製品の品質基準を満たしていない物が誤って供給されてしまった場合に当て嵌まる。
対して粗悪品と言うのは、そもそも造りの悪い製品が当然のように販売されている場合に当て嵌まる。
あまり言いたくはないが、このエムリットフィルターは後者に当て嵌まるのではないかと。。。
確認する術はありませんが、フィルターのろ布は高性能なのかもしれない。
定かではないので、かもしれない、としか言えないが。
このフィルターに於いて最もまずい部分はカートリッジの設計にあると思われ、故に車種によって当たりハズレがあるのかもしれない。

ろ布はカートリッジの枠に乗せてあるだけの構造
と言うのも、ろ布はカートリッジの枠に嵌め込んでいるだけの構造で、外れないように爪で固定されているだけ。
縁は接着されておらず指で触れただけでも簡単に大きな隙間が開くので、いくらフィルターが高性能だったとしてもここから外気を直接吸い込む可能性がありそう。
対する純正エアコンフィルターは縁の4辺がしっかり接着されているので、空気は確実にろ布を通過する設計となっている。
また、縁が接着されていなくてもしっかりろ布は役目を果たしているのか、やけに吸気抵抗が強い。
それだけろ布に集塵力があると言い換える事もできるかもしれないが、そもそも空気が通り難く風量が弱くなってしまうようでは、はたして”高性能なろ布”と言って良いのか疑問に感じてしまう。
純正同等かそれ以上の風量を確保と説明されているのに、実際には風量が急激に落ちている点も事実と異なるので、もし使ってみて風量が落ちないと言うのであれば、先程説明した枠とろ布の”隙間”から外気を直接吸い込んでいる可能性もありそうですから、一度確認する事をおすすめします。
では、実際に私の車でエムリットフィルターに交換した直後から、どんな症状が発生したのか証拠資料と合わせてお知らせしましょう。
まず、いつものようにエアコンをONにして送風を開始したのですが、この時点でやたらと風量が弱いと感じました。
気のせいではないレベルで、です。
先程お見せした、3万キロ使用後の汚い純正フィルターでも風量が弱いと感じなかったのに、ですよ?(笑)
もちろん、何か取り付けをミスしているのかと思って確認もしましたが、そもそも嵌め込むだけですし、当然取り付けに問題ありませんでした。
仕方がないので送風のつまみを回して風量を上げていくと、一応風は少し強くなりますが「ぴゅ~~~~~」っと笛のような音が車内に響き始める。
そのまま風量をMAXまで上げてみると「ぎゅいいいいーーーーーん」と、掃除機のような音が鳴り響く。。。
興味のある方は、以下に実際の症状をスマホで撮影した動画を掲載しておくので、再生して聞いてみて(笑)※動画再生時は音量注意
高周波音のためかスマホの撮影では完全に音を拾えていませんでしたが、風量を上げていくと「ぴゅ~~っ」と明らかにおかしな音がしているのがわかると思います。
音量的には、助手席と会話できない事はありませんが、音楽を聴くのに差し支える程度にはうるさいです(笑)
試しに3万キロ使用したボロフィルターに戻してみると、風量はしっかり出ますし変な音もしませんから、これはマジでクソと言わざるを得ない。
日本製だからハズレはないと思って期待が大きかっただけに、こんなにガッカリしたのは久しぶりですよ。。。
なぜか評判が良いのが気になりますが、私がたまたまハズレを引いたのかな?
残念ながら、そうは思えませんけどねえ。。。
もしそうなら、メーカーの方から納得できる説明が欲しいですよ。マジで!!
私は絶対リピートはしませんが、是非みんなも一度は買って”聞いてみて”ってオススメしたい(笑)
早く純正フィルターに替えよう。。。