マツダ2のブラックトーンエディションを買ったのですが、凄く良い感じにコーディネートされていてカッコイイけど、所々気になる部分はあります。

例えば、テッカテカのデコレーションパネルだったり、シフトノブだったり。

別に悪いわけではないけど、そのまま乗るのも面白くない。

やはり車好きなら、何か好みにカスタムしてよりカッコよく仕上げたいと思うのは避けられないわけで(笑)

NDロードスターが納車された直後にも同様のプチカスタムを実行していますが、今回はマツダ2の作業例を紹介しましょう。

外装はバンパーやライト形状が異なるものの、内装はほぼ共通となっているので、DJデミオからの流用も可能でしょうか?

ちょっと試してみましょう。

◆デコレーションパネルの交換

◆コンソールサイドパネルの交換

◆NDロードスターのシフトノブを流用する際の注意点

◆おまけ ペダルの嵩上げとヒールプレート

■デコレーションパネルの交換

NDロードスターで交換した時もそうでしたが、デコレーションパネルは占める面積が広く、インテリアの印象に与える影響が恐らく最も大きいのでは?

ここがチープなデザインだと安っぽく見えちゃうので、なんとかしたいところ。

こちらはブラックトーンエディションの標準内装となりますが、カッコ悪いわけではないんだけど、ここだけテカテカして、周りの雰囲気から完全に浮いてますよね。

ここはグレードによって色や材質などが異なり、社外品やDJデミオ用も含めるとかなりのバリエーションがある。

気分で入れ替えると言う楽しみ方もできるかな~?

とりあえず、今回はマツダ2DJデミオの互換性を確認する目的もあるので、DJデミオ XDツーリングの純正デコレーションパネルを買って来ましたので早速交換してみましょう。

ロードスターの交換作業と同様に手順を解説しようと思ったのですが、これが説明不要なほど簡単だったので、写真だけでも伝わると思います(笑)

助手席側のグローブBOXを開けたら、デコレーションパネル下側の隙間に指先を突っ込むだけであっさり外れてしまう。。。

ロードスターの様に周辺部品の分解は全く必要ないので、端が浮いたらパネルを割ってしまわない様にだけ気を付けながら、運転席側に向かって少しずつ浮かせていけば…

ご覧の通りですよ(笑)

あとは用意した交換用のパネルを嵌め込むだけで終わりです。

こんなに簡単なの!?(笑)

ご覧の通り、DJデミオ用のデコレーションパネルを取り付けたのですが、マツダ2と完全に互換性がある事が確認できました。

裏の爪の位置まで全く同じですし、チリも問題なくぴったり適合しています。

今回とは逆のパターンで、DJデミオマツダ2のパネルを取り付ける事も可能なので、選択肢はかなり多いですよ♪


■コンソールサイドパネルの交換

続いてコンソールサイドパネルも交換しちゃいましょう!

こちらもデコレーションパネルと同じく、交換用にはDJデミオ XDツーリング用の純正パネルを用意しました。

コンソールサイドパネルにも互換性はあるでしょうか?

こちらがブラックトーンエディションの標準パネルですが、ベースグレードと変わらぬ廉価仕様。

まあ、正面のデコレーションパネルに比べたら、大して気にならない部分ではありますが。。。

シフトノブを取り外したら、まずはシフトブーツ周りのシルバーのパネルを取り外す必要がありますが、試しに軽く引っ張ってみただけであっさり外れてしまった(笑)

前方の両側を掴んで軽く引っ張ればパネルが浮くので、隙間に手を入れて後方を浮かせる様に持ち上げてやれば難なく外れます。

次にシフトブーツと一体になった黒い樹脂パネルを取り外す必要がありますが、これも上に向かって引っ張るだけであっさり外れます…が!

そのままでは抜けないので、写真の様にセンターコンソールを上向きに引っ張って浮かせましょう。

ちょっと浮かせるだけでシフトブーツAssyは簡単に外せます。

ご覧の通りですよ。。。

ここまで、ネジ1本すら外す必要がないし、どれもこれも大して固くもないので道具も不要(笑)

あとは見えているサイドパネルを取り外して、交換用のパネルと入れ替えるだけなのですが、なんとこれも軽く引っ張ってみただけで簡単に外れてしまう。

こんなに緩い差し込みなのに、ガッチリしてるしカタカタと異音も出ないのは凄いな。。。

ここまで”引っ張れ”と言ってるだけで、ほとんど何の説明もしていませんよ(笑)

まあ、実際にちょっと引っ張れば全部外れるので…

あとはパネルを取り換えて逆の手順で組み立てるだけ!

ご覧の通り、コンソールサイドパネルDJデミオと完全に互換性がありますので、互いに流用可能である事がわかりました。

これでカッコイイ赤ステッチ入りのレザーにグレードアップ完了です♪

こんなに簡単なら、DIY初心者さんでも心配ないですね!


■NDロードスターのシフトノブを流用する際の注意点

DJデミオないしはマツダ2NDロードスター用のシフトノブを流用する方は…いるのかな?(笑)

どう考えてもAT派の方が多い車種だと思うので、需要は低いかもしれませんが、もしMT車でNDロードスター用のシフトノブを流用する場合はちょっと工夫が必要です。

注意点とは言ってもネジサイズは共通なので、そのまま取り付けは可能ですし、使用に差支えはないのですが、ちょっと見た目に問題が生じます。。。

もしNDロードスター用のシフトノブを取り付けたいと考えているのであれば、コンソールサイドパネルの交換ついでにやった方が二度手間にならずに良いかもしれません。

まあ、パネルの分解も簡単なので、後から作業してもどうって事はないのですが(笑)

まずはシフトレバーのシャフト径を測りましょう。

年式等で違いはないと思いますが、シャフト径は10mmとなっていました。

次に、シフトブーツを仮付けしてからシフトノブを取り付けてみます。

ノブをしっかり捻じ込んでから確認してみると、ご覧の通り。

NDロードスターのシフトノブは、マツダ2(DJデミオ)の純正ノブに比べて少し短いため、シフトブーツとの間に隙間ができてしまってカッコ悪いんですよね。

NDロードスターの純正ノブに限らず、社外品のシフトノブを使用する際にも、隙間が気になる場合は以下の方法で解決できます。

シフトノブを取り付けた状態で、シフトブーツとの隙間を測ってみましょう。

NDロードスター用のシフトノブを使用した場合は、隙間が11mmとなっていました。

先程測ったシャフト径は10mmだったので、このサイズに適合するスペーサーを作って、シフトブーツを嵩上げしてやれば良いと言うわけです。

スペーサーを作ると言っても難しい話ではなく、ホームセンターなどに売っているホースで十分ですよ♪

内径10~12mm程度のホースで、厚さは2mm以上がベストでしょうか。

私が購入したホースは内径10mmで外径16mm(厚さ3mm)のシリコンホースですが、これを先程測った隙間の長さに合わせてカットします。

今回の例では11mmでカットと言うわけですね。

はい!この様に作ったスペーサーをシャフトに取り付けてみましょう。

内径10mmのホースだと、見事なほどピッタリの内径で軽く押し込む感じになりましたが、むしろ好都合でしょうか。

スペーサーを取り付けたら、後はシフトブーツを被せてからシフトノブをしっかり捻じ込んで取り付けるだけでOK!

内装を元通りに組み立てる前に、隙間が綺麗に埋まっているか確認しておきましょう。

ブーツが全く動かない程キツく調整し過ぎると操作性にも影響がありますから、手で回して動く程度に調整しておくと良いでしょう。

じゃーん!これで一通りのプチカスタムが完了です♪

どうです?好みもあると思いますが、シートの赤ステッチと統一感も出ましたし、レザーの質感がちょっぴり高級感の演出にもなっていい感じでしょ?

NDロードスター用に比べてDJデミオマツダ2用のパネルは新品で買ってもそんなに高くはありませんし、中古部品も多くのバリエーションが比較的安価に入手可能なので、飽きてきたら模様替えをして気分転換してみるのも良いかも?


■おまけ ペダルの嵩上げと自作ヒールプレート

今回、インテリアパーツを交換するついでに、アクセルペダルの嵩上げとヒールプレートを自作して取り付けてみました。

オルガン式のアクセルペダルはボルト2本で留まっているだけなので、10mmのソケットレンチがあれば簡単に取り外せます。

オプションのアルミペダルカバーが取り付けられていますが、取り外したアクセルペダルから一度ペダルカバーを取り外し、ペダル本体とペダルカバーの間に5mm程度のゴム板をカットしたスペーサーを挟みます。

NDロードスターの時は既製品を採用しましたが、今回のマツダ2は市販のゴム板をペダル形状にカットしただけです(笑)

詳しいペダルの着脱方法や作業内容は、以前同様の作業をしたNDロードスターと全く同じですので、興味のある方はこちらの記事をご覧ください。

続いて、ヒールストッパー付きのアルミヒールプレートを作って取り付けましたが、これもすっごい簡単に、しかも安価に自作が可能なんですよ♪

既製品のヒールプレートなんて、結構良い値段しますもんね。。。

1000円もあれば楽々作れちゃう方法も、以前紹介したこちらの記事がありますので、興味のある方は是非合わせてご覧ください!

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