NDロードスターが納車されてから4月17日で1年が経過しました!

まあ当然かもしれませんが、今のところ重故障はもちろん小さな不具合などのトラブルも全くありません。

休日以外はあまり乗る事がないものの、なんだかんだで1年間で走行距離は丁度1万kmくらいになりました。

納車から1年が経ちました!

既にマイナーチェンジを挟んで、最新モデルとは若干仕様が異なる部分もあると思いますが、今日はNDロードスターに1年間乗ってみて、個人的に付けて良かったと感じたオプションと、付ける必要はなかったかな?と感じたオプションを紹介したいと思います。

用途や好みもあると思いますので、あくまでも私の個人的な意見ですが、これから購入を検討される方、オプションに迷っている方は参考程度にご覧ください。

尚、迷っている場合、ディーラーオプションは慌てて付けなくても後からどうにでもなりますが、メーカーオプションは原則後付困難な物がほとんどですので、良く考えて選択される事をお勧めします。

グレードによって選択不可能なオプションや装備の違いについてはこちらの記事で触れていますので参考にしてください。

◆オススメのオプション

◆なくても良いかな?と思うオプション

◆付けなかったオプションについて

■オススメのオプション

まずは取り付けて良かった、または満足しているオプションについてご紹介したいと思います。

カーナビETCについて触れてはいませんが、私は付けています。

それ以外の部分でどんなオプションを付けたのかご紹介しましょう。

フロアマット

まずはど定番のフロアマット

これは日本国内仕様では2種類から選択可能ですが、標準タイプと、私が選択したこちらのプレミアム。

価格差は約6000円となっていますが、標準タイプは車名の刺繍が入り、プレミアムはプレートが付く他、ウィルトン織り(手織り風)となっています。

織り方の違いは正直どちらでも良いですが、いずれにせよフロアマットは車内の床を綺麗に保つためにはやはり必要ですよねって事で、オススメだとか満足云々と言うよりほとんどのユーザーが購入するど定番オプションだと思います。

泥だらけの靴で乗る機会が多いと言う方は、ロードスター専門店の村上モータースさんが取り扱っているラバー仕様のマットなどもあるので、純正オプションに拘らなくても選択肢は幅広いです。

アルミペダルセット

単なるオシャレパーツで、完全に個人的な好みの話なのですが(笑)

私はどんな車を買っても、必ず付けるのが金属製のペダルカバーです。

足元なのでほとんど目立たないのですが、覗き込んだ時に気分が良いですし、長年使っていても樹脂の様に表面の摩耗や深いキズが付き難いので、ペダルやフットレスト本体の保護と言う目的でもありだと思います。

また、ロードスターの場合は表面に滑り止め加工が施されているので、操作性の好みで選択するのも良いかと。

写真に写っているヒールプレートは自作した物で、以前にこちらの記事で紹介していますので興味のある方はご覧ください。

車検証ケース

フェイクレザーでちょっぴり高級感のある車検証入れです。

買わなくても大体の店舗はペラッペラのビニールの車検証入れをくれたりしますが、全然見た目が違いますよね(笑)

マチが広いので、マツダコネクト付きのグレードなら分厚いマニュアルも余裕で入るので当然オススメですが、それ以外のグレードでも、車検時に必要となる一部社外パーツの付属書類などをまとめて保管できるので持っていて損は無いと思います。

価格も比較的手頃なので、旧マツダ車に乗っている方もわざわざ購入したと言う話を良く聞く人気のオプションですね。

トランクルームトレイ

トランクルームの窪みに収まる収納ケースで、蓋を取り付ければトランクルームの底をフラットにできます。

これは万が一に備えて車載している工具や三角表示板などのやや嵩張る道具を入れておくのに適していて、サーキット走行などで荷物を降ろす際にはトレーごとまとめて降ろせるので意外と便利♪

蓋が4分割式でやや安定しないので、個人的にはそこが欠点かな?と感じますが、荷物が転げ回らないメリットは大きいです。

ただ、道具を積まないと言う人や、トランクの窪みを上手く利用して荷物を積んでいる様な方には適さないかもしれません。

純正オプションの三角表示板

ちなみに、純正オプションにラインナップされている三角表示板は国家公安委員会認定の高品質な商品ではありますが、ごく一般的な市販品ですのでホームセンターなどで購入した方が安いかもしれません(笑)

マツダの純正品番は「3016-77-880」となっており、価格は約3000円。

商品メーカーは株式会社キャットアイとなっており、品番は「RR-1900」で、実勢価格は1300~1700円の様です。

バックモニター(バックカメラ)

SやNR-Aでは選択できない、マツダコネクト装着車の特権ですよ!(笑)

これは超オススメのオプションです!

ロードスターは車両全長も短く、それ程駐車時に後方のクリアランスが気になると言う事はないのですが、幌を閉じている間は死角も多く、後方視界が良好とは言い難いですよね。

2017年以降のモデルからリアのクリアランスソナーが全車標準装備となっており、障害物を検知して警報は鳴りますし、バックモニターに頼り切って、これが本当に必要と言う方は運転に問題があると思いますが、やはり無いよりは有った方が良い装備です。

車高を下げる車も多いと思いますので、後方の輪留めや距離感が掴み難い壁に寄せる”詰め”のシチュエーションで非常に便利です。

セーフティパッケージ

所謂”サポカー”装備で、これは”メーカーオプション”となるため、新車購入時に選択していない場合、後付けは困難な装備です。

これもマツダコネクト装着車のみのオプションとなるため、SやNR-Aでは選択出来ません。

実際にアナログな車に乗ってきた我々の世代から考えると、こんな機能は付いていないのが当たり前なので、必要か否かで言うならば不要です。

しかし、当然安全装備は無いより有った方が良い。

MT車では自動ブレーキはありませんが、前方の車両に接近すると「ブレーキ!!」とディスプレイに表示され警報が鳴ったり、後方の死角に存在する接近車両の存在を知らせるインジケーター表示、標識を認識して制限速度や規制情報のディスプレイ表示、車線逸脱警報機能などが含まれている他、アダプティブヘッドライト(周囲の状況に応じてヘッドライトの向きや明るさを変えたり部分消灯する機能など)がセットになっています。

カラー表示のディスプレイ

そしてもう一つ、これを選択する理由なのですが、実のところ安全サポート機能と言うよりは抱き合わせオプションとなっている他の部分の魅力が強い。

まずはカラー液晶のマルチインフォメーションディスプレイ。

サーキット走行などでも役に立つ、水温の詳細表示が使えたり、メンテナンス時期のお知らせなども表示されます。

パッケージに含まれるシートヒーター

また、どうしてセーフティパッケージに含まれるんだよ!って感じですが、これを選ばないとシートヒーターは付きません。

シートヒーターが欲しければ、容赦なく高価なセーフティパッケージが付いてくるってわけです(笑)

まあ、それでもセーフティパッケージの機能があるに越した事はないので、付けられるなら付けた方が良いですよ!と言うのが個人的な意見です。

しかし、本当に要らないと感じる余計な機能がパッケージに含まれているのも事実です。


■なくても良いかな?と思うオプション

続いて、なくても良い、使用する機会がほとんどないオプションを紹介です。

クルーズコントロール

2017年以降のモデルから、セーフティパッケージに抱き合わせで付いてくる不要オプションがクルーズコントロールです。

まあ、車両重量に特に影響はないでしょうし、ステアリングにスイッチが付いてくるだけなので、別に付いていて邪魔になると言うわけではないですが。。。

一見、便利かな?とも思ったのですが、試しに使ってみても違和感は凄いし、オートクルーズではないので前方との車間距離を自動的に保ってくれる機能はありませんから、放置していると恐らく追突します(笑)

そもそもドライブを楽しもうってコンセプトの車なのに、アクセル操作を機械にお任せするのは何か違う気がする。

これを使って一定速でカーブを曲がってみたり、起伏のある荒れた道路を走らせてみればわかりますが、普段の運転でいかに無意識の内に路面の状態を感じ取りながら細かいアクセル操作をしているかって事に気が付くと思いますよ。

ハンドルだけで走っている感じで気味が悪いですし、なんだか怖いです。

おまけ機能としては差支えありませんが、この機能が欲しくてセーフティパッケージを選択すると言うのであれば、私はオススメはしません。

CD&DVDドライブ+TVチューナー

本当に要らない(笑)

まあ、CDドライブはギリギリあっても良いかな?とは思いますが、音楽再生にはUSBメモリーが使えるので、こんなに使い難い位置にあるCDドライブをわざわざ使う理由がありません。

ましてや、走行中にDVDやTVは当然映りませんし、キャンセラーは販売されていますが、2人乗りのこの車で走行中に映像を見るなんてまず有り得ないです。危ないですしねえ。。。

しかしこれもまた、セーフティパッケージに抱き合わせで含まれている、完全な不要物。

重量増のデメリットでしかありません。

CD再生時の表示情報

ちなみに、CDを再生させると楽曲情報はマツコネの画面に表示されますが、右の余白部分にアルバムジャケットの画像は表示されない様です。

Gracenoteと言うデータベースが入っていて、アートワークが表示されるなんて噂を聞いていましたが、マイナーなアーティストだからでしょうか?

そもそもCD再生ではアートワーク表示に対応していないのか?

PCでアルバム情報を登録可能

対して、USBメモリーMP3プレーヤーを接続して再生させる場合はパソコンを使用してMP3などの音楽ファイルを収録しますので、メディアプレーヤーやiTunesなどのタグ情報があれば、アルバムジャケットの画像まできちんと表示させる事は可能です。

なのに、何故かCDRにMP3をファイルとして書き込んでも、再生はされますがタグ情報は表示されません。。。

USBはジャケット表示に対応

こちらがUSBメモリーで再生させた場合の例。

アーティスト名・アルバム名・曲のタイトルに加え、アルバムジャケットの画像まできちんと表示されています。

保存できる曲数も全然違いますし、ディスク入れ替えの手間も掛からない。

そう言う意味では、やはりマツコネでの音楽再生は尚更CDを使わない気がします。

何より、ロードスターは異常に狭いし収納もほぼ無いので、たかがCDケース1枚でも置く場所に困るんです!!(笑)

ジャッキ

見ての通り、普通のパンタグラフジャッキです。

標準装備ではないため、要るでしょ?と思ってオプションで付けたのですが、そもそもオプションでさえスペアタイヤの設定がなく、純正ホイール1本さえトランクには積めないので出番がくるのかどうか怪しい事に気付きました(笑)

庭先での整備やサーキットでのタイヤ交換などを行う際は油圧ジャッキを使用するので、わざわざ手回しのジャッキを使う機会がありません。

純正品と言う事もあり意外と高いので、念のためにと思って買うなら、フリマサイトなどで程度の良い中古で良いかも。。。

アルミオイルフィラーキャップ

これも個人的な好みの話でしかありませんが、オイルフィラーキャップは標準のままで良いかな。

カタログなど写真映えはするのですが、実物はなんだか安っぽい。

純正キャップにアルミのカバーを被った様な構造で、梨地のマットな質感のためか、プラスチックに塗装でもしたかの様なチープな見た目です。

中にはこれをベースに鏡面になるまで磨くと言う人もいる様ですが、それでもどうなんだろう。。。

あと、ズッシリしていて思ったより重量があります。


■付けなかったオプションについて

最後に、付けなかったけどちょっと迷ったオプションについて紹介したいと思います。

ボディ補強などの機能パーツはノーマルに乗ってみてどう感じるかで選択するべきだと思うので、タワーバーパフォーマンスバーの類は新車購入時のオプションとしては検討さえしていません。

迷ったのは主にドレスアップパーツですね。

エアロパーツなど

エクステリアの印象を変えるエアロパーツは好みの分かれる部分ですよね。

完全に好みの話なので、オススメ云々と言うよりは好きか嫌いかで選択するべきオプションだと思います。

オートエクゼなどでは攻めたラインナップも多いですが、昔の様に派手なエアロバンパーや継ぎ接ぎ感の強いハーフスポイラーの類は減り、ノーマルのデザインを損なわないシンプルなリップスポイラーが主流になってきました。

個人的には付けるならボディ同色よりブラックの方が良いかな?と思っていますが、結構カッコイイですよねぇ♪

アクセントにと思って最後まで迷っていたわけですが、そもそもNDロードスターのノーマルデザインは無駄がなくスッキリしていてカッコイイので、余計な物は付けない方が良いだろうと判断しました。

また、LEDアクセサリーランプロードスターRFなんかには良さそうですが、小径ホイールでネオクラシック風のスタイルをイメージしていたので、明らかに近代的なライトはなんか違うな、と考えました。

あと、ホイールについてはノーマルホイールのデザインが非常に似合っていて、純正オプションの微妙なサイズの物を付けるくらいならそのままで良い感じがします。

基本的にカスタムする人は社外ホイールに換えちゃうでしょうし、20年ほど前にNBロードスターを新車で買った時には、マツダスピードのMS-01Sの7.0J +33なんて、標準車高のまま車検場に持ち込んだら不合格を言い渡される攻めたサイズもありましたが、NDロードスターのオプションサイズは無難すぎます。

まあ、一般的な感覚では、無難であるべきなんでしょうけど(笑)

フロントピラーガーニッシュやホワイトレンズなど

頻繁にオープンで走行される方なら、インテリアもエクステリアの内です!

そう言う意味ではシルバーのシートバックベゼルなどは後続車へのアピールや、写真映えを考えるとありだと思いますが、私は”絶対に”幌を開けない異端者なので(笑)

ホワイトレンズも含め、バンパーにサイドマーカーを付ける方も多いですが、スッキリした印象を損なうので、完全に好みの分かれる部分だと思います。

また、ドアミラーピラーのガーニッシュは標準で黒となっているため、全体的に車の全高が低く見える視覚効果があり、ここを明るい色やボディ同色にしてしまうとなんだかぼんやりしてしまう気がします。

とは言え、あくまでも好みの問題である事と、一部のグレードや限定車などの色付きの幌や、ボディカラーによっては相性が良いかもしれません。

RFは元々ボディ同色となっている部分ですが、あちらはファストバックの綺麗なシルエットを活かす意味では当然そうなるかと。

アルカンターラのインテリア

みんな大好きアルカンターラ!(笑)

個人的には、なんで人工生地がこんなに高いんだ?って気はしますけど。。。

所謂、バックスキン(スウェード)風のフェイクレザーってわけですが、スウェードのブーツなどの手入れがいかに大変かを知っていたら、ちょっと躊躇するオプションではないでしょうか。

確かにカッコイイですが、メンテナンスでブラッシングは必須で細かい埃などが付着すると取れ難いし、表面の起毛は常に均一方向に馴らしてやらないと美観を著しく損なう。

とは言っても、独特の手触り、高級感のあるアルカンターラの魅力は何とも言えませんよねぇ!!

結構悩んだのですが、最大の欠点は1つ1つが高価である点と、替えるなら全部替えないとコーディネートの統一感が損なわれて逆にみすぼらしく見えると言う点。

つまり、単品価格は意味を持たず、フルセットでいくらか?と言う話である。

そんな金があったらRAYSのホイールが買えるぜ!!って事で、却下しました(笑)

i-stop(アイドリングストップ)

これはAT車の場合は嫌でも付いてきますが、この機能は控え目に言ってもク…おっと。マジで要らない余計な機能です。

環境への配慮だの、省燃費だのと喜んで付けたがる人が一定数いるのも事実ですが、本当に燃費に影響するのか、エコなのかと言われると誤差レベルと言わざるを得ませんし、何よりこの機能が付く事によって大きなデメリットが生じる事になります。

アイドリングストップの機能自体はボタンでON/OFF可能ですし、それさえも面倒だと感じる場合はアイドリングストップキャンセラーを使えば常時OFFにもできますが、そんな人は最初から付けないでしょう。

問題なのは機能を停止する事が出来ても、システムは残っていると言う点で、直接影響があるのはi-stop用の大きなバッテリー

単純に重たい事に加え、通常のバッテリーより高価なので、通常走行時の燃費への影響や運動性能、ランニングコストと言う面では欠点と言えます。

i-stop同様、重量増による燃費は誤差レベルだと思いますが、少なくとも期待する様なメリットはないでしょう。

上記で紹介したいずれのオプションも、あくまでも個人的な価値観で良し悪しの感想を綴っているにすぎないので、参考程度にお考えください。

他にも都会で人気のホイールロックナットや、降雪地区に住んでいる方にオススメの下回りの防錆塗装タイヤチェーンなどのオプションもありますし、アロマなどの良くわからない物まであります(笑)

是非カタログを取り寄せて、じっくりと眺めてみてください♪