少し前に激安汎用リップスポイラーを取り付ける記事を紹介しましたが、最近は本当に色々な汎用部品が安価に手に入るので、カスタマイズはしたいけどあまりお金を掛けたくないと言う人でもいじり易くなりました。
今回は、最近話題になっている切って貼り付けるだけ!お手軽ラバースポイラーがどんな物なのか実際に買ってみてレビューしたいと思います。
ただ、これが安いのか?と言われると正直微妙なライン。
前回購入したFRP製のリップスポイラーが送料込みで約15000円と言う値段を考えると、言い方は悪いがただのゴムモールに1万円払うのか?と躊躇してしまう(笑)
とは言え、それが人気でかなり売れていると言うのだから、その金額を払ってもそれなりの満足感が得られる様な商品なのだろう。
と言う事で実際に買ってみた。
■汎用ラバースポイラーとは
汎用ラバースポイラーは、少しエッジを利かせた形状のゴムやウレタンの板、ないしはモール状のパーツ。
両面テープでバンパーやサイドステップ、フェンダーなどなど好きな場所に貼り付けて、余った部分をはさみでカットすればあっさり取り付け完了と言ったお手軽用品です。
高価なリップスポイラーやサイドステップを買わなくても、表から見る分には見掛け上エアロパーツを付けている様な、早い話張りぼてパーツである。
検索してみればわかると思いますが、結構色々な種類があります。
故に、どれを使うのが良いのだろう?実際の質感や耐久性は?と心配になるわけで、多くのサイトで質問が飛び交っていますよね。
主流、と言うより恐らくブームの火付け役となったのはEZLIP(イージーリップ)と言うアメリカの商品の様で、しっかりした厚みで高級感があり、ロールしてパッケージしているのにクセは付き難いし、バンパーの曲面にも良く馴染み施工性に優れると言った高品質な商品の様です。
対して、類似品の多くはレビューなどを見ていても、いざ届いてみたらペラペラだったとか、クセが付いてぐにゃぐにゃに歪んでいる、両面テープの質が悪く貼り付かないなどハズレ商品も目立つ様です。
…と言う事は、大人しくイージーリップを買っておけば正解!と言いたいところなのですが、最大のデメリットは結構値段が高いと言う点である。
そこで、もう少し値段が安くて確実な商品はないのかと調べていたところ、ありました!
USイージーマルチトリムと言う、廉価版イージーリップです。
ペラペラとまではいきませんが、ちょっと薄いし両面テープもノーブランドです。
値段は本家イージーリップの1/3~約半額が相場の様で、評判もまずまずの商品です。
一応2パターンのラインナップがある様ですが、問い合わせてみるとAタイプは現在取り扱いがないそうで、Bタイプのみとなります。
この寸法図だけを見るとオーバーサイズな気がしてなりませんが、実際の商品を見てみるとそれ程でもなく、むしろAタイプだと付けているのかどうかも良くわからない程度の変化しかなさそう。
スポンジ状のゴムモールで、意外とズッシリしています。
触ってみた感じは結構柔らかい様に感じますが、形状はきちんと保たれる様で、巻きを解いても目立ったクセはなく、折り曲げたり引っ張ったりしてみても全然問題ない様子。
一見薄く感じますが、曲げた際の張りもあり質感はまずまず。
真っ黒ではなくチャコールグレーの未塗装樹脂パーツの様な外観。
分かり難いかもしれませんがロールバーパッドを触った事がある人なら、あんな感じの質感でもう少し硬くした様な弾力だと思って頂ければ。
今回これを買ってみたのは、アクセラにリップを装着したらフロントだけ低く見えるため、サイドにこれを継ぎ足して見掛けの車高のバランスを取りたかったためです。
フロント用は汎用スポイラーがありますが、なかなかサイドステップにピッタリの汎用部品はないので、これでお手軽にカスタムしようと言う狙いです。
尚、BKアクセラのサイドステップの長さは、片側約190cmとなっているので、2m以上のラバースポイラーを2本用意しましょう。
■実際に貼り付けてみた
フロントリップの代用に使う方が多い様ですが、今回はサイドステップ。
貼り付けるだけだし、ほぼ直線なので、施工方法も何も…(笑)
パーツクリーナーをサイドステップの底面に思いっきり吹き掛けてタオルで拭き上げ。
特に入念に清掃するわけでもなく、後はラバースポイラーの端をサイドステップの端に合わせて貼り付け。
表への出幅を確認しながら、慎重に真っ直ぐになるように貼り付けて行くだけです。
可能ならジャッキアップして少し下に潜り込めば、真っ直ぐ貼れているか確認し易いので作業性は良いかと思います。
写真は貼り付けた後日、台風の翌日の写真なのでちょっと汚れていますがご勘弁を(笑)
ノーブランドの様ですが、両面テープの粘着力も悪くはないですよ。
端まで貼り付け終わったら、念のため歪みなく真っ直ぐに張れているか確認して、はみ出した部分をカッターでサクッとカットしてやれば取り付け完了です!
最後に、テープがしっかり貼り付くように、端から端まで掌で押さえておきます。
不安な場合は、付属のビスで底面から車体側へ数か所ネジ留めしてやればまず外れないです。
取り付け後はこんな感じ。
洗車機に掛けてみましたが、全く問題ない様ですし、台風の翌日でも全く問題ないですね!
ただ、よ~く見ると微妙に波打っている様ですが、写真で見るほど気にはなりません(笑)
あとはどれくらい許容できるか個人差はあると思いますが、そもそも外観に細かくこだわるタイプの人だとこう言うパーツを使わないでしょうから、ターゲット層の要求は十分に満たしてくれるアイテムだと思いますよ。
正直、こりゃダメだ!ってオチになると思っていたのですが、予想に反して結構カッコイイ(笑)
作業を開始した直後はあまりやる気が出なかったのですが、付け終わってみれば見た目の変化もあり、わりと満足度は高い。
ただ、商品の構成に対して価格がやや高いのでは?と感じるのが本音ですが、フェンダーモールなんかもただのゴムモールが4000~5000円なんて値段で売っているので、それに比べればまだ良心的なのかな?と。