■練習のポイント

○加速感・スピードに慣れる

○現状での最低限止まれる距離を覚える

○コーナー後半でストレートに備えるクセを付ける

○車が完全に安定した姿勢に戻る感覚を覚える

 

■目次

◆基本中の基本!

◆全開加速に慣れる

◆アクセルオンの準備

■基本中の基本!

車の性能を最大限活かせる場所は、ストレートです。
コーナーが速い車、コーナーが速い人、カッコイイですよね~。

でも、上級者でもストレートよりコーナーが速いなんて事は絶対に有り得ません。

コーナーが速いと言うのは、言い換えれば効率よく、ロスを少なくクリアすると言う事であり、単純な理屈ですが、ストレートで稼ぎ、コーナーではアベレージを下げない様に、最大限の努力をすると言う事に尽きます。

つまり、ストレートで稼ぐと言うのは、上級者まで共通して言える、基本中の基本と言う事になります。

かと言って、コーナー直前でどれくらい減速すれば良いのか、どこからブレーキを踏めば良いのかわからない内は、とても恐ろしくて、ストレートをアクセル全開のまま駆け抜けるなんて冗談じゃないですよね。

しかし減速が必要なほどスピードが出ている事は非常に重要で、初級者の中にはストレートで、その先のコーナーリングスピードにも達していない人もいるくらいです。

例えば一本クヌギを例に挙げると、普通車クラスであれば初級者の方が軽く流しても40秒切りは決して難しくないはずです。

勘違いしないでほしいのですが、実際にランキングで40秒を切れていない普通車の方もいますが、馬鹿にしているわけではなく、今まで見て来た傾向があるのでお伝えしたいのです。

これからお話する内容を実践すれば、すぐに40秒切りを達成出来るようになるはずですので、是非タイム更新の喜びと、走る楽しさを実感して頂ければと思います。

 

■全開加速に慣れる

アクセルを全開まで踏むのは怖いですか?
怖いですよねえ。

初めてアクセルを床まで踏み込んだ時は、軽自動車の加速でもびっくりするのではないかと思います。
でも、特別ハイパワーな車を除いては、1日走っていれば意外と慣れるものですので、勇気を出してチャレンジしてみましょう!

まず、アクセルを全開にすると言っても、どこでもここでも床まで踏み込んでいたのでは、命がいくつあっても足りません。

慣れない内は、意識して、踏めるチャンスがある所で踏むと言う事が大切です。

一本クヌギを例に挙げると、初めて走る人でもホームストレート、中ストレート、バックストレートの3か所はアクセルを全開にするタイミングが十分に確保できると思います。

極端なギア比の車でなければ、吹けきる事もギクシャクする事も無いと思うので、まずは2速固定で走ってみると良いでしょう。
シフトチェンジの話は後程するので、この時点でシフトチェンジのコツが分からない人は、2速に入れたまま触らなくて大丈夫です。

それでは実際にストレートの場所を確認してみましょう。

コースの周回方法は反時計回り(左回り)となります。
振ってある番号は、目安のコーナー番号です。

赤線に挟まれた場所が、上記で説明した3か所の主要ストレートとなります。
1コーナーから2コーナーに掛けては、1コーナーを抜けてから、そのまま2コーナーへアプローチする複合コーナーとなるので、ストレートとして考えるのは難しいです。

まず、最終11コーナーから1コーナーまでのホームストレートですが、当然ここが一番スピードの乗る場所で、速い車であれば100km/hに到達する事もあります。
ただし、ここで大きなミスをすると1コーナーの外へ飛び出してしまいますので、慣れない内は確実に止まれる目安を作っておくと良いでしょう。

青線が、ちょうどピットと受付の建物の境となりますが、少なくともこの位置からブレーキングを開始すれば、飛び出す事無く止まれると思って大丈夫です。

アクセルを全開にするタイミングですが、慣れない内は、コーナーは全て惰性で曲がるくらいの気持ちで問題ありません。
つまり、ハンドルを切って、コーナーを曲がり終えるまではアクセルを踏まない。

完全に曲がり終えてから、車体が真っ直ぐ、ハンドルも真っ直ぐに戻ったところで、1コーナー目掛けてアクセルを床まで踏み込みましょう!

これが全開加速です。

当たり前の事だと思うかもしれませんが、今まで見て来た初心者さんの中には、アクセルを床まで踏めていないと言う方も意外と多いのです。

怖い場合は、図で示したブレーキングポイントより手前でアクセルを緩めても良いですが、自分のブレーキングで十分に減速出来る距離が理解出来て来たら、少しずつ慣らしていきましょう。

5~6コーナー間の中ストレートも同様に、5コーナーをゆっくり曲がって構わないので、車が真っ直ぐに向いたところで、非常に短いですが、アクセルを全開にします。
青線は、ちょうどコース上に継ぎ目がありますので、そこに到達した時点でブレーキングを開始すれば、飛び出す様な事は無いと思います。

この中ストレートは1つの大きなポイントで、ホームストレートに比べて随分短い区間ですし、慣れるとアクセルを床まで踏むのは1秒あるかどうかと言った短い時間です。

この様な場所でも、アクセルを踏める場所では、1秒でも長く、1メートルでも長く踏んで「タイムを稼ぐ」と言う癖を付けると良いです。

バックストレートは、ストレートと言いつつも、間に緩やかなカーブを挟むポイントです。
後に解説しますが、ラインの取り方でよりストレートに近い走り方が出来るのですが、意外とここでバランスを崩す人もいますので、まずは2分割してアクセルを踏みましょう。

ヘアピンを抜けてバックストレートに出て来たら、車が真っ直ぐ向いたところでアクセルを全開にするのは共通です。
青線の、コーナー手前でブレーキを踏まずにアクセルから足を離しましょう。

通常、旋回時の急なアクセルオフは危ないのですが、この時点ではそんなに速度も出ていないはずですので大丈夫です。

そして、今度は最終コーナーに向かってアクセルを全開にします。
最終コーナー手前は、右手側に背の高い木が立っていますので、その手前でブレーキングを開始すれば、飛び出すことはないでしょう。

これはあくまでも、一本クヌギの例なので、他のサーキットはまた違ったレイアウトですし、速度域も異なります。
走り慣れている人に、遅くとも、ここでブレーキを踏めば大丈夫!と言う場所や、慣れないと危ないポイントなどを確認してチャレンジしてみましょう。


■アクセルオンの準備

慣れるまでは、各コーナーは惰性で曲がるつもりで良いと説明しました。

実際に慣れてくると、旋回Gを一定に保つように加減しながらアクセルを踏む、パーシャルスロットルや、まだ車に旋回Gが残っている内から、立ち上がりに向けてアクセルを緩やかに踏み込んで行くテクニックを用いる様になるのですが、この時点で車の動きを感じろと言うのは無理がありますので、まずは準備から。

先程言った、パーシャルスロットルに繋がる話ですが、実はコーナーリング中は少しアクセルを踏む、つまり、少し駆動力を掛けてやる方が安定して曲がる事が出来ます。
しかしそれだけではなく、コーナーリング中にアクセルを踏んでいると言う事は、ストレートに復帰した際に、そのまま踏み込む準備も担っていると考える事も出来ます。

慣れない内はコーナーでアクセルを踏まないにしても、いつでも踏める様に、軽くアクセルペダルに足を乗せておくクセを付けておくのは非常に有効です。

具体的にどう違うのかと言う事ですが、曲がり終えて車体が真っ直ぐになってから、ペダルに足を乗せ、踏むと言う動作。
対して、曲がり終えて車体が真っ直ぐになったら踏むだけの動作では、僅かではありますが、ロスが少ないです。

これが、1つのコーナーなら僅かな差で済みますが、コーナーが10…20…と増えて行けば、その差は大きな物となりますね。

ただ、実際にペダルに足を乗せていない人は稀だと思うのですが、慣れない内はどうしても最初から最後までブレーキペダルの準備をしている傾向が強い様に思えます。

そこを、コーナーの後半だけで構わないので、アクセルペダルの上に足を乗せる様にクセを付けて行けば、少~しですが、タイムにフィードバックされると思います。

くれぐれも、良くわからない内からガツンと踏み込まないようにだけ注意して下さいね。