いよいよ秋らしくなってきました!

年末が近付くと、どう言うわけか事故が多くなる季節ですよねえ。

慌しい季節だのなんだのと良く言いますが、現実として年末だからと言って急く人もイライラする人が増えるわけでもなく、主な理由は日没が早くなって混雑する通勤時間帯も暗くなってくるので、視界の悪さからうっかり見落としなどによる事故が多いのではないかと。

夕方5時頃は既に薄暗くなって歩行者に気付き難いし、かと言って真っ暗ではないためライトを点灯していない車や自転車もいるので、長年運転していれば事故に至らなくてもヒヤッとした事くらい、みんな少なからず経験があるのではないでしょうか。

私も若い頃には派手に車をぶつけて壊した事もありますが、過去に相手のいる事故は2度ぶつけられた事があるだけで、私がぶつけると言うパターンはこれまで経験がありませんでした。

それが先日、あろう事か他人様の車にぶつけると言う大失態を晒す事に(笑)

当然、任意保険はしっかり加入しているものの、払ってばかりで使う機会がなければ掛け損な気がしなくもないですが、万が一と言う時のための保険なわけで、通常であれば保険のお世話になる事なんて10年に1度あるかないかと言った頻度ですよね。

だったらこの機会に使っちまおう!と、過去20年程、一度も使う事のなかった自動車保険の出番がようやくやってきました!!

◆不注意により、まさかの加害者に

◆意外と面倒な事故の聴取

◆保険屋を介せば楽だけど…

◆保険を使うと損なのか?

■不注意により、まさかの加害者に

2023年10月29日(日)の夕方の出来事。

最近、アッパーマウントピロボールのガタなのか、マツダ2の足回りからの異音が気になっていたので、確認ついでに特に理由もなくちょっと離れたコンビニまで買い物に行った帰りでした。

なんだかんだでそれなりに通る機会の多い道なので、十分慣れている道です。

上の図は大雑把ですが、こんな感じのT字路に差し掛かった際に、赤信号で停車中の車が直進で待機(白)していた。

ここは2車線分のゆとりはないため左折専用レーンにはなっておらず、3ナンバークラスの車2台は窮屈なものの、軽やコンパクトカーなら十分2台が並べる程度の幅となっている。

ここで横並びになるのが交通ルール的に正しいのかどうかは何とも言えないところですが、左折する車は左側のスペースに入って待機する様子が良く見られる場所で、私もいつも同じ様に横へ並ぶのですが…

この日は、直進側の車が右に寄せきれていない感じで、ちょっと左側のスペースがやや狭くは見えたものの、これくらいの幅なら大丈夫だろうと判断して左側へ入ったところ、真横に並んだ際にゴツッと嫌な音が(笑)

ああああーーーーー!!!!(汗)

ドアミラーに内蔵されたウインカーの、ちょうど出っ張った部分に引っ掛けてしまった様です。。。

これを見た限りでは、被害はウインカーだけか?もしかするとカバーの爪も折れちゃったりしてるかも?くらいなのですが、修理するとなるとミラーAssy交換と言われても文句は言えないので、工賃込みで2、3万円は覚悟した方が良いかも…?

とりあえず、まずは相手に謝罪して、事故記録を取ってもらうために警察署と保険屋に連絡を入れました。

すぐ近くの空地へ車を移動させ、事故処理の到着を待つ間にお互いに連絡先を交換して被害状況を再確認。

相手の車の破損個所はドアミラーのみで、私の車は特に目立ったダメージは無し。

よ~く観察すると、ドアミラーにちょっと艶が曇って見える部分がある程度で、コンパウンドで磨けば消えそうなキズなので修理する程でもなさそうです。

いずれにせよ今回は止まっている車に私がぶつけている形なので、自腹にせよ保険を使うにせよ、こちらが全額負担と言う事で、特にもめる様な事もなく文句を言われる事もなく納得して頂きました。

相手はやや動揺している様子が覗えますが無理もありません。

私だって内心ドキドキしてますよ(笑)

事故など頻繁に経験する事ではないし、ただの事故処理とは言え一般人が警察官に囲まれて話をする機会などほとんどありませんから、なんだか不安な気持ちになるのは仕方がないですよね。。。


■意外と面倒な事故の聴取

前項で確認した通り、軽微な損傷のみで車は問題なく動くし、お互いにケガもなく修理についての示談もほぼまとまっている。

この状況でわざわざ警察を呼ぶの?って不安そうに訊ねられましたが、これについては心配する事ではありません。

確かに軽微な物損のみで、示談が成立しているなら警察に報告しなくても何ら問題とならない場合も多い様ですが、厳密には”いかなる軽微な事故であっても報告の義務がある”ので、大した事がなくても呼んでおいた方が後々面倒な事にならずに済むと思います。

また、もし保険を使用して修理代を支払う場合、事故記録の確認が必要となる事もありますし、被害者側にせよ加害者側にせよ、後から周りの人から余計な入れ知恵をされて妙な事を言い出したりしないためにも、警察官に立ち会ってもらい、状況説明と被害状況の記録は残しておいた方が良いでしょう。

お互いに身を守る意味も含まれているわけですね。

尚、ケガ人がいる場合は人身事故扱いとなるため、必ず警察に報告しなければなりませんので、絶対に示談だけで済ませない様にしましょう。(正確には、物損事故も同じですが)

今回の様に軽微な物損事故の場合は”行政上は交通事故扱いとはならない”ため、違反切符を切られたり罰金を払う心配はなく、免許証の更新には何の影響もありません。

さて、この事故の聴取なのですが、お互いに個別に聴取されます。

この際に曖昧な事を言ったり両者の説明が少しでも異なった場合、更に詳しく色々と質問攻めが始まります(笑)

私は100%自分の非を認めた上で「止まっている相手の左側を通ろうとして、距離を見誤って接触した」事をシンプルに伝えたのですが、いつどこを出発してどのルートを通って来たのか、どこへ行こうとしたのか、何のために?などなど、事故とは直接関係ないだろ?って事まで細かく質問される。

一番困る質問は、特これと言った理由もなく車でうろうろ(怪)していただけなのに「何のために?」と聞かれる事である(笑)

「ご自宅を出発されて、Aのコンビニまで?ご近所のBではなく?…何のために?」

みたいな感じである。そんな情報が必要なのだろうか?

私がどこのコンビニで買い物しようと勝手だろ(笑)

この様な無意味なやり取りが長い事続き、事故処理が引き上げるまで約1時間。。。

相手のドアミラーを破損させた事実と、どこで、どんな感じで接触したのかと言う話をするだけで1時間以上も掛かるのである。

到着を待っている時間まで含めると1時間半は事故現場に拘束される事となる。

更にここから、保険屋の担当者が到着して似た様な事を再確認される流れとなる。

まあ、今回は私が一方的に悪いので、補償で修理する範囲と連絡先の記録程度で済んだものの、相手が納得せずにごねたり、互いに過失割合が生じる様な事故の場合は言い争って1時間や2時間程度では終わらない可能性もあるので、ある意味相手が動いていなかったのはラッキーだったと言える。

言い方は良くないが、些細な物損だけならお互いのためにも、さっさと話しをまとめてお金を払って解決できるならそれに越した事はない。

この世で最も高くつくのは”時間”なのである。

警察官も記録の手順に決まりがあるのかもしれないが、8割くらいは必要のない情報を確認する時間に費やしているわけで、事件性がなければさっさと必要な事だけ記録して引き上げれば良い気もするが、項目を丁寧に全部埋めようとする融通の利かない思考が公務員と言った感じである。

その点、保険屋は必要な情報だけ記録したら、用紙の空欄など気にせずさっさと引き上げて行く。

後は、修理の段取りと賠償額が判明するまではお互いに何も出来る事はないので、後日連絡が入るのを待つだけである。


■保険屋を介せば楽だけど…

相手にケガを負わせてしまった場合は挨拶やお見舞いなども必要になると思いますが、今回の様に軽い物損のみの場合は頻繁に連絡を入れても返って迷惑となる恐れがあるので、謝罪の連絡を入れた後はとりあえず保険屋に任せて連絡を待つ事にしました。

金額によっては保険を使う可能性もありますが、ミラーだけなので高くても3万円前後だろうと考えていましたが、相手が気を遣っているのか、修理に出す予定のディーラーに代車がなかった様ですぐに入庫していませんでした。

そこで、保険屋の担当者が気を利かせてレンタカーを手配したとの事で、これによって高額化する可能性が出てきました。

まあ、もちろんこちらが迷惑を掛けているので文句は言えませんが、ちょっとイタイ出費となりそう。。。

軽微な破損だけだと思って甘く考えていても、もちろんレンタカーはタダではないので日増しに金額が膨れ上がっていくと言うわけ。

レンタカーは恐らく同クラス程度の車を用意する可能性があるので、高級車が相手だと1日1万円以上もあり得るし、軽やコンパクトカーでも5000~8000円程度にはなるので、1週間もすればミラー1個の交換修理で10万円オーバーも覚悟が必要となる。

これが意外と盲点となっている部分で、レンタカーの使用について直接交渉する余地もなく、保険屋を介入させると問答無用で手配してしまうと言う点です(笑)

とりあえずウインカーを嵌め込めば問題なく走れる状態なので、相手によっては菓子折り1つで数日くらい我慢してもらえる可能性もあるが、そんな交渉もなく、あくまでも事務的に、手際よくサクサクと話が進められて行く。

そのわりには、修理が完了して支払うべき合計金額が伝えられたのは、事故から2週間も経過してからの事であった。

もちろん全国の事故の手続きをやっているわけですから、私の事だけに構っていられないのはわかりますが、思った以上に時間が掛かるので、私が直接修理したお店やレンタカー屋さんに確認した方が良いのかな?と、ちょっと心配になる程度は待たされます。

ちなみに、結果として保険を使用する事にしたので後は保険屋にお任せですが、この記事を書いている今現在、相手に補償額と支払いの段取りは連絡してある様ですが、まだ支払いまでは完了していない様です(汗)

そして、その金額なのですが…

合計金額は約8万円となっており、内訳はミラーの交換修理が約3万円、レンタカーの費用が約5万円となっていました。。。

金額的に間違いなくAssy交換だとは思いますが、コレの修理に…8万円!?(失礼)

ヤフオクなら2千…(省略)

…は、8万円!?

私なら、ウインカーを手で押し込んで終わ…(省略)

マジですか?(汗)

まあ、そんな事を言っても、私が悪いのだから仕方がない。

ぶつけられた側からすれば、当然新品に交換してもらいたいと思うだろうし、キズ付いた車で我慢するよりレンタカーで過ごしたいと思うのも当然なので、加害者に課せられるペナルティとしては妥当と言えるでしょう。

この程度の修理でも、自分でぶつけた車を自分で修理したり、付き合いのあるお店に相談して修理する様な感覚とはまるで異なり、容赦なく新品Assy交換で工賃もガッツリまともに請求されるので、考えている以上に高額になる事をよ~く覚えておきましょう!!

これが”賠償する”と言う事である(笑)

注意して運転する事はもちろんですが、ついつい横着な運転をしてしまうと言う方は、万が一周りの車にぶつけちゃったらヤバいぜ?って事を意識して、安全運転を心掛けましょうね!


■保険を使うと損なのか?

さて、8万円となると高いっちゃ高いけど、支払いに困る程の金額ではないので自腹でも良いのですが、そもそも保険を使う機会など滅多にない事だし、使うと損なのか?どうなのか?

見掛けの金額で比較した場合、事故で保険を使うと次回の更新で3等級ダウンとなり、その後3年間の支払い金額の差額は11万円程度となる(もちろん車種や契約内容で異なる)みたいですが、私が思うに20年以上も自動車保険にお金を支払い続けて、一度もお世話になった事がないと言うこの状態こそが、まさに”払い損”であると思います。

とは言っても、マツダ2に掛けてある方の保険はアクセラを買った時に新規で入った方の保険を引き継いでいるので契約年数は短く等級も低めなのですが、いずれにせよ保険を使う機会など10年に1度あるかないかと言った頻度である。

2、3万円程度ならともかく、後の2年分の差額と同等かそれ以上の金額となった時こそ”使い時”だと思います!(頻繁に保険を使うと言う人は話は別。と言うより、自分の運転を見直した方が良い(笑)

って事で、せっかくの機会だし保険を使っちまおうぜ!

初めて保険で修理代を請求するのでどんな手続きが必要なのかわかりませんでしたが、これがなんと電話1本で担当者に”保険を使う”旨を伝えるだけであっさり完了してしまう。

お金を受け取って後日自分で支払いに行く必要もなく、保険屋が修理工場とレンタカー屋、その他相手が何かしら立て替えなどしている場合はそれぞれに勝手に支払いまで済ませてくれるそうで、こちらは相手に挨拶の連絡を入れる程度で他には何もする必要がないと言う手軽さ。

手間を省くと言う意味でも、少々の損なら手数料だと思って保険を使った方がお得感がある様な気がする。

この辺りは各自の価値観にもよると思いますが。。。

こんな感じでとりあえず一件落着と言う事で、初めての加害事故も案外あっさりと片付きました。

ですが、やはり全て片付くまでの間は気になって落ち着かないですよね。

事故など遭わない、起こさないのが一番なのは言うまでもありません。

みなさんもご注意ください!