クヌギランナー2023 第５戦

天気：晴れ
路面：ドライ
台数：２９台

１０月２２日にクヌギランナー第５戦を開催しました。

１０月に入っても暑い日が続いていましたが、急に寒くなってきましたね。

いよいよ秋と言った感じで、早朝は上着がないと一本クヌギ周辺は結構寒いですよ～。

この日も、後半は気温が上がってきたものの、到着直後～前半のタイムアタックまでは肌寒く、好タイムを狙うには絶好のチャンスだったのではないでしょうか。

残念ながら、直前で車が故障して不参加となってしまった方もいましたが、参加台数は２９台となりました！

 

■ぶっちぎりの２台だが…

今回も上位は凄い記録が出ていますが、全体的にレベルの高いイベントとなりましたね。

２９台中、２４番までが36秒台に収まっているので、近いタイムでの接戦となった印象です。

その割には自己ベストに遠かった人も多かった様で、コンディションが良いのか悪いのか判断が難しいところ。

最近、一本クヌギのコースも安全対策の強化でフェンスやエスケープの整備が進んでいますので、常連さんにとっては視覚的な違和感が生じた事もいまいち伸びなかった原因になっているかもしれませんね。

少なくとも、コース幅や路面への影響はありませんのでご安心ください。

 

こちらはjigakiさんのアバルト・124スパイダー。

今年も絶好調で何度もトップタイムを叩き出しています。

今回は遂に新品のSタイヤを投入して、自己ベストの更新を狙ってきましたが、意外にもタイムが伸びず…。

本日の最速ラップは32秒895と、ぶっちぎりのタイムでありながら自己ベストには遠く及ばずと言う無念の結果に。

やる気満々で投入した新品タイヤが不発に終わってしまうのは結構痛いですよ～(笑)

でも、もう１回くらいは狙えると思うので、次回はバシッと決めてください！

その次は…たぶん厳しいです(笑)

 

こちらはけいいちさんのインプレッサ。

３位のだるまんさんに0.7秒以上の差を付け、33秒179を記録していますが、なかなか32秒台には届かないですね。。。

途中で原因不明のエンジンチェックランプ点灯のトラブルに見舞われましたが、２本目のアタックまでには復旧して追い上げを試みるも、やはり１本目で決めなきゃみんな２本目は厳しそうですね(笑)

ちょっとデフがバキバキとチャタリングを起こしているのが気になりますが、デフオイルの銘柄を変えたそうなので、オイルが原因なのか故障なのか、次回までに是非ベストコンディションに整えてリベンジしてもらいましょう！

34秒台からはなかなか簡単にはタイムも伸びなくなってくるので、２人とも既にベスト更新は厳しい領域だと思いますが、タイヤだけでなく足やブレーキのセッティング見直しなどで狙ってみるのも面白いかもしれませんね。

■愚か者発見！(笑)

本日は34秒半を記録するなど、なかなか好調な様子の組長さんのBRZです。

タイムは悪くないのに、どこか不満そうで落ち着きがないと思ったら…

「スマホを失くした！」などと(笑)

早く走り終えて、早く探そう！と言う気持ちが好記録の理由なのか、それは定かではありませんが、イベント終了までスマホの事で頭がいっぱいのスマホ中毒者の様です。

走行後の掃除の時間に「スマホらしき物が２コーナーの先に…」と報告があり、無事に発見。

走行前におしゃべりに夢中になりすぎて、車の上にスマホを置いたまま出走したのが原因と判明しました。

大きなサーキットだったら怒られるところですよ！！(笑)

みなさんもご注意あれ。。。

何より、後続車に踏まれると言う可能性もあるので、コース内に落としてしまったら無事に戻って来るとは限りませんからね(汗)

 

■ハイブリッドも登場！

これからの時代はハイブリッドや電気自動車の時代ですよ！(笑)

 

初参加のほっしーさんが乗る、ハイブリッドのアコードです。

過去にもプリウスのエントリーはありましたが、意外と増えないハイブリッドカーや電気自動車…。

プリウスが揃って撃沈しているのも原因かもしれませんが、今回は36秒台を記録しているので、ハイブリッドカーのみなさんにも希望を与えられたのではないかと。

多くの車好きはガソリンエンジンや迫力のある排気音が大好きと言う方も多い様ですが、私はどちらかと言うと新しい物好きなので、モーターも大歓迎ですよ♪

徐々に欠点も改善されてきてどんどん進化していますから、この先HVだけでなくEVも増えてきそうですね。

■軽量化は有利となるか！？

最近、どんどんバトルマシン化が進んでいる、佐藤空気感さんのロードスター。

1.6Lの初代ロードスターとなるので、ご存知の通りパワーに於いては悲劇と言っても差し支えないほど非力な車なのですが、最新のND型に至るまでコーナーが速い車と言うイメージは強いですよね。

それを可能とするのはシャシー性能だったり、バランスの良いパッケージだったりするのですが、軽さも理由の一つに含まれるでしょうか。

なんと、今回はハードトップのリアウインドウをアクリル化して大幅な軽量化を加えてきました！

しかし、車はただ軽ければ良いと言えるわけでもなく、大幅な軽量化は空力と組み合わせて考えないとタイヤのグリップを活かせなかったり、小さなギャップでも挙動を乱し易くなったりと言う弱点もあるので加減が難しいところですね。

１本目のアタックでは見事に好タイムを記録したものの、２本目のアタックでは集中力が切れてしまったのか挙動が荒くなってしまい大幅に悪化と言う結果に。

う～ん、何とも言い難い結果となりましたが、乗りこなせばかなり速そうな動きはしているので、やはり軽量化はメリットの方が大きいか？

 

■スランプ

初参加以降、リピーターとなってくれた参加者の方や、車を乗り換えた方も回を増す毎に着実に伸びていますが、どうやらそうではない方も…

 

常連のビードブレイカー☆こうさんのロードスターですが、クヌギランナーでサーキットデビューして以来、恐るべきセンスで急激な成長を見せ、いよいよ33秒台も目前と言うところまできていましたが。。。

最近、どうも調子が悪い様で、微妙にタイムも悪化傾向。

決して遅くはないものの、35秒台まで落ち込んでしまって本人もちょっと凹んでいる様子でした。

近いタイムで競い合っていたジャンボ☆おおさきさんは確実に記録を更新しているので、これもプレッシャーになっているかもしれませんね。

誰にでもスランプの時期はありますから、焦らずに運転やセッティングを見直してブレイクスルーに期待して待ちましょう！

 

久しぶりに参加のshyumarshallさんのS660ですが、ブランクがあるためなのか、なかなか好記録が出ず苦戦している様子。

バケットシートや機械式デフで記録更新も狙える条件は揃っているはずですが、挙動を感じ易くなったシートが仇となって、返って踏めなくなっているのか、デフを上手く扱えずにアンダーに苦戦しているのか。

なかなか原因を探すのは難しいですが、YouTubeの車載動画やイメージトレーニングで理想の動きを想像してみるのも良いかも？

案外、ほんの些細な事で一気に解決と言うパターンもあるので、いつもと違うラインや操作を試してみてください♪

■ベスト更新の大健闘！

しばらくタイムが伸びずに停滞してしまっている方や、一気に大幅な更新を達成した方もいますよ！

 

こちらは常連のもりもとさんのインプレッサ。

自身のSタイヤの記録はもっと速いですが、ラジアルでは久しぶりに記録を伸ばして35秒230となっております。

AT車の記録は比較対象が少な目ですが、同じくATのインプレッサ(ラジアルクラス)で35秒227を記録しているウリさんに迫りました！

ただし、もりもとさんのインプレッサはターボなのに対し、ウリさんはNAなので、もう少し頑張って抜いてもらいたいところ(笑)

今年はあと１戦ですが、年内に達成できるでしょうか！？

 

こちらもインプレッサのnbr@なおとさん。

クヌギランナーには２度目の参加で、前回は初参加の緊張もあったのか37秒台でしたが、今回はいよいよ本領発揮！

明らかに前回より速いペースでコーナーをクリアしていく様子が覗え、記録は一気に約２秒更新の35秒台突入です！

初参加で記録がいまいちだった…と凹む方も多いですが、慣れや緊張もあると思うので、是非諦めずにリピート参加して頂ければと思います。

何度か走っている内に、周りの目は気にならなくなりますし、コースに慣れてくれば記録も伸びますからね♪

 

こちらは、ベスト更新と言うわけではありませんが、スープラからGR86に乗り換えて参加のtakeshiさん。

前回の参加後に乗り換えの話は聞いていたので、今後は86でのアタックとなりそうです。

車格は近いですが、旧型と最新型の車では結構違う部分も多いでしょうから、慣れるまでは色々と違和感もありそうですね。

良く言われるのが電子スロットルの違和感ですが、実際どうなんでしょうねえ？

私はNBロードスターからRX-8に乗り替えた時も、現在のNDロードスターに至るまで違和感を感じた事がないのですが、私が鈍いだけ？(笑)

■初参加のメンバー紹介

今回は初参加の方や、久しぶりの方がちょっと多いですよ！

 

まだまだ穴場となっているＣクラスにエントリーの、なかはらさんのシビックTypeRです。

前回の参加から随分ブランクがありますが、終始安定感のある走りで35秒前半を記録！

34秒台も近そうですが、同型のシビックTypeRは33秒半が最速となっているので、ここから先は険しい道のりかもしれません(笑)

以前に比べるとホンダ車のエントリーも多くなりましたが、FFのシビックやインテグラのエントリーは比較的少ないので、是非我こそは！と自信のある方はご参加ください♪

Cクラスをもっと盛り上げてくださいね！(笑)

 

こちらは初参加のクギミヤさんのスイフトスポーツ。

車高調などは装備している様子ですが、タイヤのグリップがイマイチなのか、立ち上がりでかなり空転してロスしている印象を受けました。

今回の記録は35秒台となっていますが、タイヤを変更するだけでも急激に伸びそうな気配がありますね。

スイフトスポーツのライバルは結構多く、Cクラスのコースレコードも同型のスイフトスポーツとなっているのでポテンシャルは保証されている様なもの。

次回以降の伸び代に期待しましょう！

 

N氏のNCさんが乗るロードスターRFです。

十数年のブランクを経て、久しぶりにモータースポーツを再開した様で、クヌギランナーに向けて車両製作を介した様ですが、タイヤと機械式デフは間に合ったものの肝心の車高調が間に合わなかった様で、ちょっとバランスの悪そうな状態で走行する事に。

36秒切りは達成したものの、やはりロールした時の動きが大き過ぎてコントロールが難しそうだったので、今回はウォーミングアップと言ったところでしょうか。

完成したら凄く速そうな車なので、ロードスターの車種別ランキングやＢクラスの上位争いに加わるのも近そうです！

 

初参加のTKEさんのメガーヌ。

元々カートをやっていたそうで、車でも鈴鹿サーキットを走られていた様ですが、一本クヌギのコースは今回が初めて。

テクニックは十分だと思いますが、大きなサーキットに比べてエスケープゾーンのほとんどないクヌギのコースを、ハイパワーな車で走るのはちょっとドキドキだったのではないかと(笑)

初走行の苦戦もありますが「他の人のタイムが思った以上にヤバ過ぎる(笑)」と仰っていたので、次回はちょっとタイヤを検討してくるそうです。

しかし、36秒切りは決して遅いタイムではありませんし、今回は妙に平均レベルが高かったのでご安心ください(笑)

 

久しぶりにエントリーの、さわこさんのアルトワークス。

最近は色々と忙しかった様で、なかなか参加出来ませんでした～との事で、まずは勘を取り戻すところから…と思ったら、案外あっさりと37秒台を記録して良い再スタートとなった様子です。

今回は片輪走行の様な危うい動きはなく、無難にクリアしていました(笑)

自己ベストにはまだまだ遠いので、本領発揮は次回以降となりそうですが、またクヌギで練習して是非リベンジに来てください！

 

初参加のさこちゃんさんが乗るロードスター。

初代の1.8Lモデルとなりますが、こちらもパワーについては期待できない車なので、とにかくコーナーで頑張るしかない！(笑)

初参加の緊張もあり、慣れないコースでコーナーを攻めると言うのは結構大変ですが、なんとか38秒を切りを達成です。

荒さはあまり見られないものの思いっきり攻めきれていない部分も多そうなので、伸び代は十分にあるでしょうから、クヌギでガンガン練習して是非リベンジに来てくださいね！

 

こちらも初参加のいのすけさんが乗るアルトワークス。

ちょっと変わった色のボディで、コーナーの度にフロントリップをガシガシ擦りまくっていましたが(笑)

徐々に走り方も安定してきて、38秒を切りそうな勢いでしたが、残念ながら僅かに届かず。。。

なかなか軽自動車での38秒切りは難しいですが、かなり良い所まで来ているので次回は是非37秒台を狙って頑張ってください！

同型のアルトワークスも段々と少なくなってきましたが、最近まで乗っていた方や近いタイプの車で走っている方も多いので、色々と聞いて情報収集してみると良いかもしれませんね。

 

初参加のみなさん、久しぶりにご参加の方もありがとうございました！

是非また遊びに来てくださいね♪

■参加車両紹介

 

■リザルト

今回も沢山のご参加ありがとうございました！

ようやく涼しくなってきて、走り易く、好タイムも狙い易い季節となりましたので、色んな所へ走りに行く方、ドライブに行く方も多いと思いますが”本番”のクヌギランナーに備えて消耗し過ぎないように、バッチリ整備して準備しておいてください！(笑)

次回以降は寒くなってくるので、タイヤやブレーキの選択も見誤らない様に。。。

また、ご存知の方も多いと思いますが、夏以降から一本クヌギの安全対策の強化や駐車場の整備などが進んでおります。

道路側から最終コーナー裏を通って駐車スペースにアクセス可能になりましたので、見学の方はこちらのスペースをご利用ください。

その他、コース内のエスケープゾーンやフェンスも少しずつ良くなっていますので、是非走りに来て確かめて頂けたらと思います。

特に１コーナー～２コーナーまでのエスケープや、最終コーナーのフェンスは以前とは全然違うので是非ご覧ください。

計測の機会は、他にも少人数で集まる平日練習会を不定期で開催しておりますので、クヌギランナーのSNSやFacebookページも時々覗いてみてください！

尚、当日にお配りした参加賞は、イベント協賛の(有)木下部品様よりご提供頂いております。

協賛の(有)木下部品様は大分市内で自動車部品や用品・工具などの販売をしている会社です。

上記の社名のリンクからGoogleMapsで確認出来ますので、何か部品が入用な時や、近くを通り掛かった際は是非お立ち寄りください。

次回は１２月を予定しておりますので、また沢山のご参加お待ちしております！

 

■イベント協賛

（敬称略　順不同）