愛媛県観光2日目後半となりました。いよいよ愛媛の旅も最終章です!
松山城へ向かうため、ロープウェイ乗り場入口を探しながら商店街を歩きます。
ふとポケットからスマホを取り出すと何やら着信が…
予定より早く、村上モータースさんからロードスターのデフ交換作業完了のお知らせでした!
目的地の前まで来ているので、見学してから戻るとちょうど良さそうです。
さあ!それでは今回の旅の終点を、松山市のシンボル「松山城」で締めたいと思います!
■ロープウェイに乗って長者ヶ平まで
ロープウェイ乗り場入口は商店街の出口付近にありました。
こんな時期ですからね、入口へ近付くと手の消毒に体温測定、更に分単位で訪れた時間を記載して名前と連絡先を用紙に記入…それを自らきちっと箱に投函して、使用済みのボールペンは別の箱へ。
すっごい徹底しています。
単純にお互いの身を守るためと言うだけでなく、これくらいしっかり対策をしているのだと周りに知らせる事で、安心して観光に訪れる事が出来る。そんな雰囲気作りの意味もあると思います。
後日大分県に戻ると、随分雑で危機感がなさそうに感じますね。
別府や湯布院などの温泉で有名な観光地もあるので、愛媛県を見習ってもっとしっかり対策しないといけませんよね。
さあ、これが目的地!
空調やエスカレーター完備の近代的な城、ニューマツヤマ城です!
…ウソです(笑)
ロープウェイ乗り場ですが、1階でチケットを買い、2階の乗り場まで上がります。
この間、チケットの販売機前でも消毒、2階へ上るエスカレーター前で消毒、ロープウェイ乗り場の前で消毒、消毒、消毒…消毒祭りですよ!
手がガサガサになりそう…(汗)
こればかりは仕方がない。
この日はほとんど人もいないので、ロープウェイはガラガラですが、乗り込むとガイドさんが同乗しています。
…が、コロナの感染防止のため録音音声での案内となっている。また、換気のためにロープウェイの窓も全開だ。
ロープウェイで移動中、外を眺めると結構な距離を進んでいるのがわかりますが、わずか2分で長者ヶ平に到着する。
こりゃ楽ちんですよ♪
一気に上ってあっと言う間に天守にも到着ですよ~って思ったら、ここから徒歩で約10分だとか。
まだ玄関先って事ですよね。デカすぎる…(笑)
石垣を上ってショートカットなんて出来る高さじゃありませんよ(笑)
てか、上っちゃダメです!
石垣の上に見えるあの建物は何だろうか?
道に沿って進んで行けば辿り着きそうですね。
奥の角を曲がって…
おー!門がありますよ!
1つ目の門です。頂上を目指して上っている間に、こんな感じの門がいくつも現れますが、どれもこれもデカい。
門自体もガッチリしていますが、扉も分厚いので、敵が攻めて来てもちょいと体当たりしたくらいではびくともしないんでしょうね。
まあ、一般的な住宅のドアでさえ、体当たりで突破なんて困難でしょうけど(笑)
実は私、みんな大好きな日本史にあまり興味がなく、誰が建てたのか、どんな歴史があるのか曖昧なままここに来ているわけですが…
なんとなく、2、3回城主が変わったんだよなあって事と、徳川家となんらかの繋がりがあったって程度の認識。関係者の名前までは出てこない(笑)
まあ、でも興味のある事だって沢山ありますよ。
例えばこう言うのとか。
これは確か、金輪継ぎですよね。
大工の優れた技術の1つですが、複雑なカットで継いだ柱にピンを打ち込んで、強固に固定するだけでなく、ピンを打ち抜けば簡単に分解できる構造。
現代ならAIに計算させたり、CADで設計した物をプログラム通りにカットなんて事も可能なんでしょうけど、大昔に手作業で作るなんて神業ですよね。
何よりこれを考えた人が凄い。
知ってます?今ではどんな車にも当然の様に装備されているデファレンシャル・ギアの構造も、山車の車輪に組み込まれていたりと、昔の人の知恵や技術は侮れません。
長い通路を通り抜け、ようやく広場に出てきました。
この日は雨が降っていて遠くの景色がクリアに見えないのが残念ですが、良い景色ですよ♪
松山の街が一望できます。
一目で都会だとわかる街並みですよね~。
そして正面には…
お?おおっ!?
あれは…
城だー!!
ここまで10分以上掛かっていますが、ようやく松山城に到着ですよ!
外から見ただけでも圧倒されるサイズ感。
当たり前ですが、やはり城はデカい(笑)
ここに上がって来るまでにず~っと見ているはずですが、脇役扱いされている石垣もよくよく考えてみると超凄い。
あんなに綺麗に石を積んで、現代までしっかり残っているんですからね。
各地に残っている”城跡”でも見方によっては十分立派な建造物ですよ。
改めてそう感じました。
■松山城の天守へ登る
さあ、いよいよ松山城の中に入りますよ!
天守入口の案内所で城へ入場するためのチケットを買う必要がありますが、その前に…。
受付の前でロープウェイ入口と同じく消毒と体温測定、更に時刻と名前、連絡先を書いて使用済みのペンは別の箱へ…
なるほど、必ずしもここに来る人がロープウェイを利用しているとは限らないため、同様のチェックをするわけですね。
ロープウェイで上っている間、下を歩いている人がいましたもんね。
とは言え、ここまで上がって来る間は結構ハードなコースとなっているので、散々動き回って体温が上がりそう(笑)
チケットを買って更に上へ進みます。
いよいよ城が近付いてきました。
城の周りをぐるりと回る様に移動して、裏側に入口がある様です。
出口案内の看板もあるので、中を見ずに間違って退場しない様にご注意あれ(笑)
石垣とか見てくださいよ。
本当に大昔に建てられたのか?と疑いたくなる程綺麗に整っています。
ようやく入口に到着して再び消毒。
靴を脱いでお邪魔します。
内部の撮影は可能なのか係の人に確認してみたところ、写真撮影は全く問題ないそうなので、遠慮なく撮りまくりですよ♪
おまけに、お客さんも少ないので結構撮影の自由度も高いですよね。
無暗やたらと県境を越えて移動する事をお勧めはできませんが、こんなご時世だからこそ気を付けながら観光すれば、普段は混雑している様な場所でもゆっくりと楽しめるチャンスなんじゃないでしょうか。
城の中はただ見てまわるだけでなく、展示物も思った以上に充実しています。
中には物騒な刀や槍などもありますが、なかなか見られる物ではないのでアートとして見る分にはどれもこれも美しい。
こんなユニークな物も(笑)
落書きっていつの時代もあるんですね。
侍の似顔絵らしいですが、この方、結構絵が上手いんじゃ…?
しかし、本当にちょんまげ頭だったんですねー(笑)
よくよく考えてみると凄い髪形ですよ。
まあ、その昔ヨーロッパの女性も美の条件に額の広さを求めたそうで、積極的に前髪を抜いていたなんて話もありますが、髪を毟るのが昔のトレンドだったのでしょうか…
男女問わず美意識を持つ事は良い事ですが、何事もやり過ぎはよくない(笑)
こちらは時代劇などで良く見掛ける箱です。
殿様の衣装などを運ぶための箱だそうで、ガッチリした作りでかなり重そう。
展示物だけでなく建物も魅力的ですよ。
この時代まで、この保存状態で残っているのは凄い事だと思います。
さすがに部分的に痛んでいる箇所もありますが、柱の歪みなどもなく凄く綺麗。
古い木造ですし、シロアリなどの被害には遭わないのでしょうか。
そう言った部分も含めて色々対策されてるのかな?
広い城の中を歩き回って遂に天守に到着しました!
扉は開放されており、さすがに明るい♪
見て下さい、床も超綺麗じゃないですか!
さすがに綺麗すぎるので、張り替えているのでしょうか。
…なんて事を考えていたら、外から怒号が。
消防隊員の方が何やら訓練をしている様です。
うむ。ご苦労。
天守から下界を見下ろすと、なんだか急に偉くなった気分です(危)
ここからの景色もすっごいですよ♪
最上階から街を見下ろせる松山市一番の特等席!
これは夜に来ると夜景が凄く綺麗でしょうね。
なんだか雨が本当に残念で、いつか晴れた日にまた来たいです。
ところで、サッシのレールは元から付いていたのでしょうか?
ネジ留めされているので、後付なのかな?
当時から鉄は平たく加工は出来たのでしょうけど、ネジは何か違う気がしますよね。
マイナスネジなので、それなりに古そうではありますが…。
城内を一通り見て回り、思った以上の感動は得られましたが、ここから来た道を引き返して山を下らなければなりません。
急に現実へ引き戻される様な気分…(笑)
村上モータースさんのお店へロードスターを引き取りに行かなければならないので、あまりのんびりも出来ません。
暗くなる前に引き上げましょう。
■さらば愛媛県!
目的地へ向かう上りは良いですが、帰りは結構つらいもの…。
ヒイヒイ言いながら長い道のりを下り、長者ヶ平のロープウェイ乗り場まで戻ってきました。
城なのでアクセスし易い場所に建てるわけにはいかないのでしょうが、こんな所に住んでいたらちょっと町へ買い物に…なんて気軽には行けませんね(笑)
ちょっと予定より遅くなってしまいましたが、村上モータースさんのお店へ戻り、無事に仕上がったロードスターを引き取りました。
納車時も詳細な説明やアドバイスなど、親切丁寧な対応で素晴らしいですね!
帰る前に少しお話もしましたが、まだまだ知らないスポットは沢山ありますし、ドライブに最適な道なども教えてもらったので、次回愛媛へ来る時は是非行ってみたいと思います。
今回のデフ交換作業ではアライメント調整も込みの予定だったのですが、ホイールの適合確認やスプリングレート変更の可能性もあり、近い内に再調整する可能性が高いためざっくりと元通りに組んでもらいました。
とは言え全然ふらつく様な事もなく、気持ちよく走れますね!
荷物も多いし、帰りの道を普通に走っただけなので、この時点では大きな変化を感じる事はほとんどありませんが、旋回中にちょいとアクセルを踏めばデフが効いているのは挙動でわかりますね。
良い感じ♪
早く慣らしを済ませてシェイクダウンに行きたいですね!
明るい内にメロディラインまで行けるかも…と思っていましたが、どうやらタイムアップの様です。
雨が降っていて太陽は見えないものの、急に辺りが暗くなり始めたので、夕やけこやけラインの途中で愛媛県最後の写真撮影。
ここもなかなか気持ちの良い道ですよ♪
車を停めた場所にはちょうどこんな物も。
廃校になった小学校の生徒たちが作ったのでしょうか。ちょっと切ない…。
これ、どこかで見た事がありますよね(笑)
以前ドライブスポットとして紹介した、大分県佐伯市の「ととろ」にも同じ組み合わせのボードが置かれたスポットがあります。
松山城が愛媛観光最後のスポット紹介になるかと思いましたが、ラストはまさかのトトロになりましたね(笑)
道路を走る車はみんなスルーしていますが、メロディラインを通る際は是非立ち寄ってご覧ください。
それでは、ちょっと名残惜しいですが大分県へ戻るとしましょう。
デフの交換作業を快く引き受けてくださった村上モータースさん、ありがとうございました!
さらば愛媛県…
まだまだ遊び足りないので、必ずまた来ますよ!