天気:晴れ
路面:ドライ
台数:20台

大変お待たせしました!

前回のクヌギランナー開催は、なんと7月の第3戦。

予定されていた第4戦は、開催直前になって発生した大型の台風が直撃してしまい中止となりました。

一部の地区では冠水の被害もあったようですが、ケガをされた方はいない様だったのでほっとしております。

対して、今回の第5戦は天候にも恵まれ、絶好の走行会日和となりました!

直前のキャンセルが発生してしまい、久しぶりの開催にしては台数が少なめとなりましたが、全部で20台のエントリー。

初参加の方に加え、久しぶりにお会いする方もいて、楽しい1日となりました!

 

■希少車種が登場!

最近でこそ輸入車ディーラーも当たり前の様に建ち並び、外国の車もそれ程珍しいものではなくなりました。

それでも、なかなか目にする機会のない珍しい車種もあります。

そもそも、車作ってるの?って疑問に思う国もあるわけで。

事実、メーカー名さえあまり聞き慣れない、オーストラリアのホールデンと言うメーカー。(実はマツダの遠い親戚みたいなメーカーで、かつてロードペーサーの車体をOEM供給していた)

本国へ行けば特別珍しい車ではなく、ピックアップトラックが普及している国なのでわりとポピュラーなスタイルの車になるのですが、日本国内で見掛ける事はほとんどない希少車です。

こちらが今回エントリーされていた、ゲスパラさんのホールデン・ユート。

この車、なんと5.7LのV8エンジンを搭載した、とんでもないモンスターマシンです(笑)

ボディサイズは当然大きく、車両重量は1.5トン。

重量配分はフロントに1トンが割り振られた超フロントヘビーなレイアウトと、あらゆるパラメータが信じられない程偏った車。

果たしてそんな車が本当にこの狭いコースで走れるのか?と心配にさえなりますが、なんて事はない!

普通に走っちゃいます!(笑)

リアが軽過ぎて、ホイールスピンさせずに立ち上がるのが難しそうですが、豪快なV8サウンドを轟かせながら、凄い勢いでホームストレートを駆け抜けます。

こう言った珍しい車や変わった車がいると、やはり会場は盛り上がりますね!

■クラスレコードW更新!

今回はランキングを管理する上でも、なかなか面白い展開がありました!

やはり総合ランキング、クラス別ランキング、車種別ランキング、それぞれでトップのタイムを目指す人は多いですが、コースレコードを塗り替えると言うのはそう簡単な事ではありません。

今のところ穴場的なクラスもありますが、トップとなると話は別です。

まずはA-Rクラスから、常連のけいいちさんのインプレッサ。

最近でこそみんなのレベルも上がり、それなりの台数がいるものの、実際33秒台となると相当速いです。

際どいタイムは出していたものの、なかなかこの壁を破れずにいましたが、今回、遂に目標を達成し、同時にA-Rクラスのレコードを更新すると言う快挙を達成!

更に!念願だった本日のトップタイムを記録して、これは今夜の飯が美味いでしょうね!

・・・と思ったら、帰りに車の鍵を無くすと言うオチが待っていたのはここだけの話(笑)

 

そして今回は、C-Sクラスのレコードも更新されています!

なんと初参加のまつ王さんが、現行スイフト・スポーツでいきなりレコード更新を達成。

かなり評判の良い現行スイフトですが、なかなか簡単に出せるタイムではないですよ!

走りを観察しているとデフのセッティングが合っていないようで、タイトコーナーの立ち上がりがきつそうです。

まだまだ伸び代が十分に残っていると言う事ですよね。

このCクラスはFF最強と言われるインテグラやシビックTypeRも同じクラスになりますが、C-R・C-Sクラス共に、現在はスイフト・スポーツがトップタイムを記録しています。

ほら!スイフトに負けてたまるか!と言うホンダ車オーナーのみなさん!

あなたの挑戦をお待ちしてます!!(笑)

 

■初参加のメンバー紹介

今回も初参加のメンバーが多いです!

最近、新規で参加してくださる方も多く、リピーターも増えました!

最近はSNSなどでも宣伝に頑張っているので、その効果も大きいかな?と思いますが、初参加の方、初級者さんも大歓迎ですので、気になっている方は是非ご参加ください♪

こちらはNDロードスターでエントリーのともひさん。

厳密には初参加と言うわけではありませんが、久しぶりにお会いしました。

かなり久しぶりの走行で、クヌギのコースレイアウトにバネの選択を誤ったか、少々曲げ難そうな印象。

とは言え、やはり相変わらず上手いです。

運転が上手いだけでなく、アドバイスも的確で教え方も上手な方なので、機会があれば是非、横に乗ってもらって色々とお話を聞いてみてください。

私自身も、若い頃にハンドルの切り方やアクセルの踏み方など、色々とアドバイスを頂いており、かなり運転が変わりました。

 

こちらはシアさんのアルテッツァ。

ホームストレートの加速がかなり速いですよ!

なんとターボを搭載したチューンドマシンです!

同じ3S-GEベースのエンジンでは、セリカやMR2など、ターボモデルが標準ラインナップされている車種も多いので、アルテッツァにもターボモデルがあったんだ~と思っていたら、マニアックな仕様の様です。

こりゃ、相当好きですね!(笑)

他のチューニングも色々と検討されている様なので、今後の仕上がりが楽しみな1台ですよ♪

 

こちらはS2000でエントリーのリアショウさん。

ランキング上位にいる、魔改造みたいな常連のS2000(笑)とは異なり、ノーマルスタイルですよ!

S2000はかなり戦闘力の高い車ですが、やや上級者向けの高回転型エンジンとなるので、いかに回転を下げずに操れるかがポイントですね。

タイトなコーナーが多いので、コースに慣れないとなかなか好タイムを叩き出すのは難しいですが、何度か通っていれば、ベストなラインが見付かるはず!

38秒前半で走っているので、ちょっとした切っ掛けで37秒台もすぐに出そうです!

 

初心者マークのアルトワークスで参加のsinsinさん。

この型のアルトも、街で見掛ける事がほとんどなくなりましたが、良く見付けましたね!

クヌギにはまだトゥデイやミラなど、ライバル車種も大勢いるので、この世代の軽も熱いですよ!

走りの方は、初走行にしてはなかなか良い感じで、38秒台もすぐに出そうでした。

ただ、ショックが抜け気味なのか、減衰が追いついていないのか、外から見ていると足の追従が悪そうだったので、この辺りを仕上げてくればもっと乗り易くなってタイムも伸びそうですね。

 

こちらもアルトワークスで参加のさわこさん。

現行モデルで、最近は同車種のクヌギランナーへのエントリーも増えてきました。

なかなか人気のあるモデルで、街でも良く見掛けます。最近のスズキは勢いがありますね!

ドライバーのさわこさんは、過去にはFRでドリフトを専門に活動されていたそうで、FFで走るのはまだ慣れていないとの事。

初めてのコースで、不慣れな車と言う事でやや苦戦はされてましたが、1コーナーの突っ込みなど、さすが元ドリフター。度胸があります(笑)

ノーマルなのでリアタイヤの浮き上がりなど、これ以上速度を上げて行くのは辛そうでしたが、近い内に車高調を導入してリベンジに来るとの事なので、仕上がりを楽しみにしています!

初参加のみなさん。また是非リベンジに来てくださいね!


■研究熱心な方や元気の良い方も…

リピーターや常連の方も多いですが、今回は久しぶりの開催と言う事もあってか、気合の入っている方も多かったですね!

こちらはインプレッサでエントリーの村上さん。

前回はコースに不慣れな事もあり、本領を発揮出来ていない感じでしたが、今回はバシッと約1秒もベスト更新!

タイムは35秒7と、なかなかの好成績。

総合ランキングでも一気に順位を上げてきました!

ただ、今回は別の問題が発生しているようで、シートがしっかり固定されていない様で、グニャグニャ動くと心配されていました。

拝見させて頂くと、ノーブランドで売られている商品に多いタイプですが、シートレールがセパレートタイプで片方だけにロック機構が付いているレールですね。

単純な話で、片方は常にフリーとなっているので、強いGが掛かると当然シートが動いてしまうわけです。

また、片方で保持しているので、長期間使っていると爪の摩耗が起こり易く、突然外れると言う危険性もあるので、最低限、両側にロックの付いたレールをお勧めします!

 

こちらは常連のLukaさんですが、MR2への乗り換え直後に比べると、随分速くなりました!

ベストも更新し、もう35秒台も目前ですよ!

しかし、気合が入り過ぎてフリー走行中に走り過ぎたのか、35秒を出したいと言うプレッシャーに負けたのか、2本目のアタックでは派手なスピンを披露してタイムは思う様に伸びず。

でも、若者はこれくらい元気がなくては!(笑)

次は35秒台に期待していますよ!

 

こちらは前回よりレガシィで参加の翔兄さん。

二度目なので、コースも覚えて前回より走り易かったのではないでしょうか?

今回は路面のコンディションが良好と言う事もありますが、一気にベストを更新!

如何ですか?タイムを更新するって、気持ちが良いでしょう?(笑)

ライバルは、ほぼ同格のインプレッサに乗る常連のウリさんでしょうか。

最近ではATで走る方も増えてきたので、なんとなくMTばかりが支持されていた様な時代とは変わってきましたね。

実際、本当にMTのスポーツカーと変わらないくらい速い人も多いので、ATだからと躊躇している方も、是非走ってみてください♪


■参加車両紹介

だるまんさん/S2000

サキガケさん/S2000

ユースケ/RX-8

MONOさん/RX-8

ウリさん/インプレッサ

ジャギさん/86

組長さん/86

あべさん/スカイライン

shyumarshallさん/S660

 

■リザルト

今回も沢山のエントリーありがとうございました!

聞いて驚く方も多いのですが、クヌギランナーは1998年から開催されている、個人主催としてはかなり長寿なイベントです。

当時はここまでオープンなイベントではなく、仲間内で集まりランキングを作ろう!と言ったものが始まりだった様です。

当時のクヌギランナーを企画していたメンバーは2002年半ばに解散し、そこから私が引き継ぎ、現在に至ります。

厳密にはイベント名のみ引き継ぎ、全く違ったアプローチで再スタートをしておりますが。

当初は知名度も低く、掲示板などで呼び掛けても集まるのは2~3人と言ったものでしたが、徐々に人が増え、2014年までには沢山の方にご参加頂きました。

この年以降、ランキングの制度を新たに作り直しておりますが、ここを節目にしたのは、コースの一部改修工事などコース状況が大きく変わった事と、参加台数が安定してきた事もあり、1998年当時のメンバーが定めていた馬力や改造範囲で分けると言った分かり難く複雑なクラス分けを改めたかったのも理由です。

ランキング制度を改めた2014年以降は、正式に「一本クヌギスピードウェイ」の公式記録として管理する事となり、2019年11月時点で、のべ250台以上の車両が登録されております。

今では「クヌギランナー」で検索すれば多くの関連記事がヒットする程、当時では考えられないくらいメジャーなサイトにまで成長しました。

過去には、何度もイベントの主催をやめようかと考えた事もありますが、多くの支えや、協賛各社様、イベントを盛り上げてくれる参加者のみなさんのお陰でここまでやってこれました。

この場を借りて、お礼を申し上げます。

何故、突然こんな話を?と思われるかもしれませんが…(笑)

これまでの感謝の意も込めて、次回のクヌギランナーは通常通りの参加費3000円で1日貸切のイベントを開催したいと思います!!

ただ、午前のみ、午後のみの参加を希望される場合でも割引はありませんのでご了承ください。

今までご参加頂いたみなさんに声を掛けて、一斉に集まる事が出来れば理想ですが、さすがに敷地面積やコースの規模の関係もありますので、申し訳ありませんが募集台数は35台を目安に締め切る予定です。

感謝イベントとは言っても、もちろん初参加の方も大歓迎ですので、今まで気になっていたけど参加した事がないと言う人も、是非この機会にご参加頂ければと思います。

詳しくはコース紹介イベント案内のページをご確認の上、申し込みページよりお問い合わせください!

沢山のエントリー、お待ちしております!

今年最後のクヌギランナーとなりますので、いつも以上に盛り上げていきましょう♪

今後とも、クヌギランナーをよろしくお願いします!

 

■イベント協賛

 

(敬称略 順不同)