お隣の宮崎県へ行った帰り、予定より早く延岡市まで戻ってきたので、少し寄り道をして帰る事に。

宮崎県は元々、バブル期には定番のリゾート地だったし、日本に語り継がれる神話等も多いので、それにちなんだ人気の観光スポットも数多くありますよね。

宮崎市内まで行けば観光に飽きても都会なので買い物なども楽しめるし、北部の延岡市周辺は景色の良いスポットやドライブに最適なワインディングロードも多いので、運転が好きなら楽しめる。

とは言っても、大体はメジャーなスポットばかりになっちゃうし、ドライブやツーリングで走るコースはあまり脇道へ逸れない事が多く、意外と見落としているスポットが多かったり。

大分から宮崎の方へ向けて走ると、宮崎県に入って一番最初に立ち寄るのはICも兼ねている「道の駅 北川はゆま」辺りではないかと思うのですが、その手前に「道の駅 北浦」があるはずなのに見当たりませんよね?

っつー事で、行ってみる事にした。

◆意外な穴場「道の駅 北浦」

◆北浦に伝わる財宝の伝説

◆レストラン「海鮮館」へ

■意外な穴場「道の駅 北浦」

はい、到着!

場所を調べてやって来たのは、道の駅 北浦

実は東九州自動車道を通って来れば、北浦ICで降りると案内看板もあるので迷わずに短時間で到着します。

しかし、ドライブやツーリングでは峠を越える気持ちの良いワインディングロードがあるので、そちらを通って来る場合は道の駅 北浦の近くを通らないためスルーしてしまう。

一般道を通って道の駅 北浦に立ち寄ろうと思ったら海岸線沿いとなるため、佐伯市蒲江経由で波当津を通って来る事になり、申し訳ないがあちらの道は控え目に言ってもクソと言わざるを得ない。

となると実質、ついでに寄ると言った場所にはならないので、当然スルーされ易いと言うわけだ。

聞いた事はあるのに、見た事も行った事もないと言うのもなんとなく頷ける。

しかし、我々の様に運転を楽しむと言う層にとってはそうだとしても、利便性を重視する一般的な家族連れのドライバーなら高速道路等を積極的に利用するのは当然なので、それなりに人が多くても良さそうなのだが、実際に行ってみると意外な程空いている。

ここを目的地とした理由の一つは、延岡市周辺の観光地人気ランキングで1位(Yahoo!トラベルにて)となっていたから選んだのだが、予想していた混雑は全くなく静まり返っているのだ。

ちなみに、延岡市の方から海側を通って行けば、日豊リアスライン(国道388号線)はドライブに最適なワインディングロードになっていますよ♪

ここが人気スポットとなっている理由は後からも紹介するが、どうやらキャンプ場や海水浴場が隣接しているため、夏休みなどのシーズン中はとても収まりきらない程の人で溢れ返る可能性がある。

規模に対して自販機の多さからも容易に察しがつきますね。

言い返せば、シーズンオフの間はお客さんも少ないので、のんびり海を眺めて歩いたり、ゆっくり買い物を楽しめそうだ。

私の様に泳ぐなんてとんでもない!外で料理するなんて冗談じゃねえ!テントで野宿なんて絶対嫌だ!と言うインドア派ならシーズンオフの方が断然良い(笑)

まずは道の駅の醍醐味の1つである、お土産屋さんを覗いてみよう。

こんな事はあまり言いたくないが、どこに出掛けても観光地で売っている箱入りのお土産などどれも大差なく、パッケージが異なったり、ご当地のゆるキャラの形をしていると言うだけで、中身は不味いスッカスカのケーキや、スーパーで買った方がマシなクッキー、硬化防止に水あめを過剰添加したねちょねちょの餅など、食うに値しない物ばかりである。

あんな物、美味いと思って買っているヤツなど一人もいねえ。

皆、声には出さないだけで本心ではそう思っているはずだ。

お土産を買うなら、その地方でしか手に入らない特産品や名物を買うべきである。

そこで、私が宮崎県に来たら買うべきだと思うオススメを少し紹介したい。

No.1はコイツだ!

宮崎発!デーリィ(南日本酪農協同(株))のヨーグルッペ

ヨーグルッペは全国で販売されている乳酸菌飲料で、飲んだ事はないが見た事はあるって人も多いのではないでしょうか。

カルピスヤクルトみたいな飲み物だと思えば珍しい物ではありませんが、なんと宮崎では他県では見ないフルーツフレーバータイプが売っている。

季節限定のフレーバーもある様ですが、現在ラインナップされているのはスタンダードを含め4種となっていて、それぞれのフレーバーに応じてキャラクターの衣装が異なる。

キャラクターの衣装も背景も宮崎感はまるで0だが、意外な事に常温保存可能で日持ちもする(夏季は注意)ので、お土産として買って帰っても差し支えない。

全種飲んでみた感想ですが、個人的に1番のオススメは「白ぶどう」のヨーグルッペです。

何と言っても風味が強く、飲んだ瞬間に口の中一杯に広がる白ぶどうの香りと爽やかな甘さは絶品。

2つめのオススメはコレ!

「じとっこ」と言う名前の饅頭ですが、箱入りの土産菓子をオススメしないと言いつつ、これを推すのは何故か。

九州民ならお馴染み、福岡の銘菓「ひよ子」と言う物があり、福岡から進出して東京土産にもなっているので見覚えがあると言う人も多いと思います。

見掛けは「ひよ子」にそっくりなお菓子であるが、こちらはあくまでも”親鳥”をモチーフにしているのでヒヨコではない(笑)

それだけかよ!って苦情が飛んできそうだが、ちょっと待ってほしい。

コイツは福岡・東京のひよ子とは一味違い、白あんベースにカスタードが練り込んである。

所謂ミルク饅頭に近くなるが、博多通りもんの様なしつこい甘さや脂っこさはなく、ひよ子の様なパサパサ感も少ないので意外とお茶なしでもバクバク食える。

ちなみに余談ですが、このお菓子のモチーフとなっている「地頭鶏(じとっこ)」は宮崎県を代表する地鶏の事であるが、正式には「みやざき地頭鶏」が食肉用に流通している品種で、原種の地頭鶏は天然記念物指定されているため一般的には流通しないし、外見上の特徴なども異なる。


■北浦に伝わる財宝の伝説

さあ、お土産を紹介した後は、こちらの北浦の醍醐味をお伝えしましょう!

お土産屋さんの隣には観光案内所があり、この建物の中を通って併設されているレストラン「海鮮館」へ行く事が出来ます。

レストランは後で紹介するとして、この案内所の脇にあるゲートから海水浴場となっている砂浜へ下りる事も出来ます。

キャンプ場のあるエリアは一部有料区域となるので、用事がなければ中まで見る事は出来ませんが、砂浜は自由に歩けますよ。

道の駅から階段を降りて行けば、さっそく海の景色が目に飛び込んできます。

シーズン中は大勢の子供たちでにぎわっているのでしょうか。

スシコーとか、マックロドナルドなど、どこかで見た様な看板の建物が並ぶ公園。。。

シャトレーゼの様な何か(笑)

公園の脇を通って進んで行けば、砂浜が一望できる遊歩道へ行けます。

お?何か気付いた方もいますね?

ご存知の方もいるかと思いますが、宮崎県に残る伝承は神々にまつわる神話だけでなく、ここ北浦には古くから伝わる財宝伝説がある。

江戸時代に記された公式な記録があるそうで、日本政府が大掛かりな捜索をさせた事もあるとか。

どこまでが事実なのかは不明。。。

どんな話かと言うと、時は1840年頃だったと思いますが、地元の漁師たちが流れてきた大きな箱(棺)を引き上げて開けてみたところ、中には”ブロンド”の白骨化した遺体と多数の宝飾品が入っていたと言う。

祟りを恐れた漁師たちは財宝には手を付けず、他言無用として近くの”どこかの島”に棺ごと埋葬した。

後にこの記録が明るみとなり、北浦に伝わる財宝伝説として語り継がれる事となる。

それが「メキシコ女王の黄金伝説」である。

ちなみに、前述したこの伝説の詳細については地元の方に訊ねて確認した事であるが、遺体がメキシコの女王とされている事に関してはどう考えても根拠がなく、可能性としてもかなり薄い(笑)

実際、何も確認されていない事からもわかる通り身元は不明で、年代を考えるとメキシコの独立革命前後と思われるが、当時のメキシコの人種から推測するとネイティブのインディアンとスペイン人、またはその混血と考えた場合、ブロンドの髪である事には違和感がある。

少なくともメキシコ人ではなさそうだが、宮崎の人にとってそんな事はどうでも良いのである(笑)

とにかく!この地には、メキシコ人の女王と財宝が眠っているのだ!!

※正式(?)には、このメキシコ女王が見つめる先にある島が伝説発祥の地となっているらしい。

なんともロマンチックな話である。

財宝が流れ着いてるかもしれないし、ちょっと遊歩道を歩いて砂浜を見て行こう!

しかし、いくら体力に自信のある漁師さん達でも、棺を埋葬するための穴を手作業で掘るなど簡単な事ではないし、そもそも何十メートルも掘るわけではないのだから、本当に埋まっているのであれば大捜索で発見されていてもおかしくはない。

既に誰かが掘り起こしてしまったのか?

それとも、初めから財宝なんて無かったのか…?

だけど、財宝なんて無いとは思いたくはないよね。

今でも、きっとこの地のどこかで静かに眠っていると思いたい。


■レストラン「海鮮館」へ

歩き回ってお腹も空いたところで、併設されているレストラン「海鮮館」へ。

案内看板こそあるものの道の駅内から見える位置にはなく、観光案内所の中を抜けた先、敷地の外側に建っている。

海鮮館と言うだけあって、この辺りで獲れる新鮮な魚介類がメインだと思われますが、豊後水道の南部に位置するので、地元の大分県とさほど違いはなく、わざわざ海で獲れる物を食べなくても…とは思いますが、とりあえず行ってみよう!

レストランの内部はさほど変わった印象は受けないが、窓の外には海の景色が広がっていて開放的に感じる。

メニューは案の定、刺身などがメインですが、宮崎の名物であるチキン南蛮やカレーライスなどもラインナップされているので選択肢は意外と多い。

新鮮な魚は地元でいつでも食べられるので、ここでは鮮度を重視した刺身などを無理に選ぶ必要はなく、躊躇なく揚げ物などに手を出せる(笑)

っつー事で、ちょっとインパクトのあるメニューを注文してみた。

こちら、えび天が10尾も乗ったえび天丼、その名も「えび10丼」である!!

価格が1300円と手頃なので、小さめのえび天が乗ってくるのかと思っていたが、結構デカいえび天が惜しみなく乗っテンの!!

味も期待を裏切らないし、満足度も限界突破のコスパ最強メニューだと思いますが、欠点はえび天が多過ぎて食べ難い事だろうか。

天丼を注文すると毎回残念なのが、平均2尾程度しか乗っていないのでもう少しえび天が食べたい!って思う事。

その望みが叶うのである!…と言いたいが、これはもはや過剰(笑)

実際に食べてみて感じるのは、満足度が最大に達するえび天の適正量は4~5尾ってところで、それ以上はちょっとキツくなって来ると言うのが正直なところ。

それでも美味いから食べあげちゃうけどね(笑)

もう1品は、もちろん宮崎名物のチキン南蛮だぜ!

その名の通り鶏の南蛮漬けであるが、タルタルソースをかけて食べるのが宮崎流のチキン南蛮

延岡には有名な「おぐら」などもありますが、店舗によって甘酢やソースの味に違いはあるので、お気に入りのお店を探してみるのも良いかもしれませんね。

海鮮館のチキン南蛮はやや甘口で、タルタルソースの方はたまごサンドに挟む様なマヨネーズ感がやや強めのソース。

個人的にはおぐらのオーロラソース寄りの味付けの方が好みですが、十分美味しいので気が付けばお皿が空になっていますね♪

他にも気になるメニューはあるので紹介したいのですが、さすがにそんなに沢山は食べられないので、道の駅 北浦にお越しの際は是非寄ってみてください。