ここでは過去にE&Eシステム社から販売されていた、通称「青箱」こと、自動車用エンジン・マネージメント・システム「Freedom Computer(以下、フリーダム)」の操作方法について解説をしています。

化石の様な一部の車にしか需要のないネタですが、一部の内容はECUセッティングをする上で役に立つ…かもしれない、程度の内容も含んでいますので、興味のある方はご覧ください。

尚、フリーダムを使用する上でセッティングソフト「FCSS」が必要ですが、オリジナルは3.5インチフロッピーディスクとなりますので、ノートパソコンにFDDが装備されている必要がありますし、フリーダムとの接続にはPCにRS-232Cシリアルポートも必要です。

エンジニア向けのビジネスモデルPCなら装備されている可能性もありますが、家庭向けモデルだとWindows95~98SE辺りの世代になると思いますので、入手がやや困難かもしれませんが、FCSSはWindowsXP SP3までは起動確認しています。

尚、以下の環境設定を対象とした解説であり、旧バージョンやバージョンアップ版では多少内容が違ってくる場合もありますので、予めご了承下さい。

フリーダムバージョン:FC-03K (空燃比計連動機能オプション有り)
FCSSバージョン:for Windows Ver.2.14
環境設定
エンジン&車種選択:0 共通
データ保存フォルダー:FCDATA

※注意!
当サイトの掲載情報はE&Eシステム社の公式マニュアルの内容とは全く異なりますので、誤った解釈が混じっている可能性があります。予めご了承ください。

本ページの項目では空燃比計連動機能使用時のフィードバック設定や学習フラグ等、セッティングや補正の基盤となる様々な系数の設定を行います。

この項目は、実は全く機能していないものや、他の設定とデータエリアを共有しているため触れると面倒な事になる危険な項目などが混じっていますので、良く確認する事をお勧めします。

係数は全14項目、ここでは14番の項目を解説しています。

他の係数やMAPの解説、フリーダムの初期設定などについては、セッティングマニュアルのメニューより、各項目の解説ページを参照してください。

◆14.その他係数

◆セッティングマニュアルメニュー

■14.その他係数

その他の係数には、標準のフリーダムでは使用しない空燃比フィードバックの設定や、後に追加されたVVT&可変吸気制御の設定がある。

フィードバック制御を使用するには、前項までに設定した項目内(例:基本パラメータ「フィードバック上限吸気圧」等)にも条件指定等があるため、全域に渡って再確認を行う事をお勧めします。

その他にも、ファンの制御や発電制御等の重要な項目もあるので見落としの無いように。

ただし、実は何一つ機能しない項目や、同じ領域を使用しているために共有出来ない部分も含まれているので混乱する部分でもある。

1 空燃比フィードバック補正

主に空燃比計連動機能が有効になっている場合のみ有効な設定項目となります。(本ページ内 13.空燃比制御の項を参照)
空燃比計連動機能が無い場合、使用しない場合は純正O2センサーの信号を基に、目標空燃比ではなく理論空燃比(約14.7)にフィードバックする設定となります。

フィードバックとは、実空燃比と目標空燃比の差を監視し、空燃比をハンチングさせる事で目標空燃比に近付ける補正を行います。
また、このフィードバック補正の度合いを基に学習を行い、噴射マップを自動的に書き換える学習機能も備わっています。

1 空燃比フィードバックフラグ
○空燃比フィードバックを行うか否かの指定(0:フィードバックなし 1:あり)

実空燃比を監視し、目標空燃比に近付ける補正を行うか否かの設定。
フィードバックを行う事で、常に狙った空燃比での走行を可能としますが、少なからずタイムラグがあるため、緩やかなアクセル操作には有効ですが、急激なアクセル操作では追従性が劣るため、噴射マップの仕上がりが極端に悪い場合は注意が必要です。

フィードバックは0.2秒に一回の周期に固定されており、後に出てくるインターバルの設定は全く反映されません。

2 フィードバックアイドルオフフラグ
○アイドル状態で空燃比フィードバックを止めるかどうかの指定(0:継続 1:切る)

アイドル状態でもフィードバック制御を行うか否かの設定。
基本的には継続して構わないが、この付近のマップがアイドリングに不適切な空燃比に設定してある場合等、アイドル不調を招く場合は停止を選択する。

3 学習フラグ
○空燃比フィードバックによるマップへの学習を行うか否かの指定(0:なし 1:あり)

フィードバック補正系数を基に、燃料噴射マップへの学習(自動編集)を行うか否かを設定する。
半自動セッティングに任せてチビチビとセッティングしたい場合は学習有り、ログを有効活用して補正係数からマップを素早く手動編集したい場合は学習なしがお勧め。

4 スロットルマップ学習フラグ
○スロットル開度補正マップに対し学習を行うか否かの指定(0:学習なし 1:あり)

学習フラグがONである事が条件。
学習有りの場合は、スロットル開度マップの学習を行います。
また、スピードデンシティ(Dジェトロ制御)の場合は、噴射マップと開度マップを9:1の割合で振り分けて学習を行います。

5 外気圧補正学習フラグ
○外気圧補正に対し学習を行うか否かの指定(0:学習なし 1:学習あり)

外気圧補正マップの学習を行うか否かの設定。
噴射マップが仕上がっている事が前提であり、そうでなければちょっとヤバい学習をするので細心の注意が必要。
学習なしが無難な選択です。

6 フィードバック開始水温
○水温がこの値以上の時空燃比フィードバックを行う

フィードバック制御が有効条件となる水温の設定です。
低水温時には他の補正も入っており、ここでフィードバックが行われると不安定になりやすい。
そのため、暖機が終了するまでの間はフィードバック制御を行わないように水温で設定を行います。
また、ログのフィードバック系数を基にマップ編集を行っている場合は、純度の高い情報を得る為に高めの水温に設定しておくと言う使い方もあります。
あまり高過ぎるとフィードバックが開始されない場合もありますので、適切に設定して下さい。

7 学習開始水温
○水温がこの値以上の時学習処理を行う

フィードバックが開始され、且つ学習が有効となる水温を設定します。
上記のログ収集と同様に、学習を行う際に他の補正等が邪魔をしていては適切な学習が行えません。
その為、暖機が十分に終了し、学習をする上で他の補正が邪魔にならない水温を設定します。

8 フィードバック条件

1 フィードバックインターバル
○空燃比フィードバック処理の時間間隔(秒)

設定しても実は無意味な項目。
入力した値は何の制御にも用いられません。

2 フィードバック基本変化量(ノーマル)
○空燃比フィードバックで非アイドル状態でO2センサの信号が反転しない時の補正係数の変化量

設定しても実は無意味な項目。
入力した値は何の制御にも用いられません。

3 フィードバックステップ変化量(ノーマル)
○空燃比フィードバックで非アイドル状態でO2センサの信号が反転した時の補正係数の変化量

設定しても実は無意味な項目。
入力した値は何の制御にも用いられません。

4 フィードバックタイムアウト(ノーマル)
○非アイドル状態で空燃比フィードバック中にリーン状態がこの時間連続した場合フィードバック停止する

設定しても実は無意味な項目。
入力した値は何の制御にも用いられません。

5 フィードバック基本変化量(アイドル)
○アイドル状態でのフィードバック補正値の基本変化量

設定しても実は無意味な項目。
入力した値は何の制御にも用いられません。

6 フィードバックステップ変化量(アイドル)
○アイドル状態でのフィードバック補正値のステップ変化単位

設定しても実は無意味な項目。
入力した値は何の制御にも用いられません。

7 フィードバックタイムアウト(アイドル)
○アイドル状態で空燃比フィードバック中にリーン状態がこの時間連続した場合フィードバック停止する

設定しても実は無意味な項目。
入力した値は何の制御にも用いられません。

8 フィードバック開始遅延
○空燃比制御でフィードバックを始めるまでの始動後経過時間

フィードバックの条件を満たし、実際にフィードバック制御が開始されるまでの時間を設定します。
主な目的は、エンジン始動直後、O2センサーが暖機中は正しい信号出力が行えないため、その暖機中の信号を基にフリーダムが誤った判断でフィードバックを行ってしまう事を防ぐ目的があります。
O2センサーの暖機は大凡1分から遅い物でも2分以内に終了するので、100~120秒当たりで設定を行います。
不安な方はもう少し長めの設定でも、いきなり全開走行等をしない限りは問題ありません。

9 O2センサヒーター制御

1 ヒーター有りフラグ
○O2センサヒーター制御の種類(0:無し 1:デューティ制御 2:ON/OFF制御)

O2センサーのヒーターの制御方式を選択する。
デューティ制御は一定周期の中で負荷状態に応じてON/OFFとなる時間の割合が変化する方式。
ON/OFFは単純にON、一定の状態に達した時にOFFと言った感じの制御になる。

2 負荷分ゲイン
○O2センサヒーター制御の負荷状態算出式の傾き(デューティ制御) or OFFにする回転数(ON/OFF)

ヒーター負荷の変化に対するデューティ比の変化量、また、ON/OFF制御ではOFFにする回転数を設定する。

3 負荷分バイアス
○O2センサヒーター制御の負荷状態算出式のY切片(デューティ制御)

ヒーター負荷の算出に用いるY切片の値を設定する。

4 始動後初期値
○O2センサヒーター制御の始動後補正の初期値(デューティ制御) or 始動後のON時間(ON/OFF制御)

始動直後、O2センサーの暖機が終了するまでヒーター制御をONにする時間。
また、デューティ制御ではそのデューティ比を設定する。

5 始動後減少間隔
○O2センサヒーター制御の始動後補正値を1単位減少する時間(デューティ制御)

前項の始動時制御でデューティ比を徐々に減少させていく時間間隔。

6 水温上限値
○O2センサヒーター制御の水温補正値の基準水温(デューティ制御) or ON固定水温(ON/OFF制御)

水温の上限では無く、制御がON固定、デューティ比最大となる水温の値を設定する。

7 水温分ゲイン
○O2センサヒーター制御の水温補正算出式の傾き(デューティ制御)

水温の変化に対するデューティ比の変化量を設定する。

8 水温分MAX
○O2センサヒーター制御の水温補正値の最大値(デューティ制御)

水温制御でのデューティ比の最大値を設定する。

9 ヒーターポート
○O2センサヒーターの出力ポートの指定

O2センサーのヒーターを制御しているポートの指定。


2 外気圧補正

外気圧の変化によって空気の密度は変化します。

そのズレに対応するために、外気圧の変化量に応じて補正を行います。

1 外気圧補正方式フラグ
○外気圧補正方法の選択(0:吸気圧変換方式 1:外気圧補正マップ方式)

外気圧補正の方式を選択します。
マップ方式を選択した場合は、メインメニューの外気圧補正マップを使用します。

吸気圧変換方式を選択した場合は、以下のゲイン(2、3)と切片(4、5)の関係を入力します。

計算式は以下の通りとなります。

等価吸気圧 = ゲイン × 外気圧 + 切片

2 外気圧補正ゲイン590mmHg以下

吸気圧変換方式におけるゲインの値を設定します。

1 外気圧補正ゲイン450mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧450mmHgでの補正式の傾きを示す

2 外気圧補正ゲイン470mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧470mmHgでの補正式の傾きを示す

3 外気圧補正ゲイン490mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧490mmHgでの補正式の傾きを示す

4 外気圧補正ゲイン510mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧510mmHgでの補正式の傾きを示す

5 外気圧補正ゲイン530mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧530mmHgでの補正式の傾きを示す

6 外気圧補正ゲイン550mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧550mmHgでの補正式の傾きを示す

7 外気圧補正ゲイン570mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧570mmHgでの補正式の傾きを示す

8 外気圧補正ゲイン590mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧590mmHgでの補正式の傾きを示す

3 外気圧補正ゲイン610mmHg以上

吸気圧変換方式におけるゲインの値を設定します。

1 外気圧補正ゲイン610mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧610mmHgでの補正式の傾きを示す

2 外気圧補正ゲイン630mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧630mmHgでの補正式の傾きを示す

3 外気圧補正ゲイン650mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧650mmHgでの補正式の傾きを示す

4 外気圧補正ゲイン670mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧670mmHgでの補正式の傾きを示す

5 外気圧補正ゲイン690mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧690mmHgでの補正式の傾きを示す

6 外気圧補正ゲイン710mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧710mmHgでの補正式の傾きを示す

7 外気圧補正ゲイン730mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧730mmHgでの補正式の傾きを示す

8 外気圧補正ゲイン750mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧750mmHgでの補正式の傾きを示す

4 外気圧補正切片590mmHg以下

吸気圧変換方式におけるY切片の値を設定します。

1 外気圧補正切片450mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧450mmHgでの補正式のY切片を示す

2 外気圧補正切片470mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧470mmHgでの補正式のY切片を示す

3 外気圧補正切片490mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧490mmHgでの補正式のY切片を示す

4 外気圧補正切片510mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧510mmHgでの補正式のY切片を示す

5 外気圧補正切片530mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧530mmHgでの補正式のY切片を示す

6 外気圧補正切片550mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧550mmHgでの補正式のY切片を示す

7 外気圧補正切片570mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧570mmHgでの補正式のY切片を示す

8 外気圧補正切片590mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧590mmHgでの補正式のY切片を示す

5 外気圧補正切片610mmHg以上

吸気圧変換方式におけるY切片の値を設定します。

1 外気圧補正切片610mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧610mmHgでの補正式のY切片を示す

2 外気圧補正切片630mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧630mmHgでの補正式のY切片を示す

3 外気圧補正切片650mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧650mmHgでの補正式のY切片を示す

4 外気圧補正切片670mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧670mmHgでの補正式のY切片を示す

5 外気圧補正切片690mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧690mmHgでの補正式のY切片を示す

6 外気圧補正切片710mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧710mmHgでの補正式のY切片を示す

7 外気圧補正切片730mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧730mmHgでの補正式のY切片を示す

8 外気圧補正切片750mmHg
○吸気圧換算での外気圧補正の外気圧750mmHgでの補正式のY切片を示す

6 外気圧補正マップポイント

マップ方式を選択した場合に用いる、外気圧補正マップの横軸の値(間隔)を設定します。
スピードデンシティ方式(Dジェトロ制御)では吸気圧を、スロットルスピード方式(スロポジ制御)ではアクセル開度を設定します。

1 外気圧マップポイント1
○外気圧補正マップの横軸(吸気圧またはスロットル開度)の1番目の値

2 外気圧マップポイント2
○外気圧補正マップの横軸(吸気圧またはスロットル開度)の2番目の値

3 外気圧マップポイント3
○外気圧補正マップの横軸(吸気圧またはスロットル開度)の3番目の値

4 外気圧マップポイント4
○外気圧補正マップの横軸(吸気圧またはスロットル開度)の4番目の値


3 燃料カット復帰補正

1 燃料カット復帰補正係数
○燃料カットから復帰する際の補正係数

アイドル燃料カット制御から復帰する時の噴射量に掛ける補正係数を設定する。

2 燃料カット復帰補正復帰量
○燃料カット復帰補正のエンジン1回転毎の減少量

エンジン1回転毎に前項で掛けた補正係数を徐々に減らして行く、その減少量を設定する。

4 ファン制御

1 水温レベル1
○ファン制御、この水温以上でラジエターファンを1つ回す

電動ファンが自動で回り始める水温を設定する。

2 水温レベル2
○ファン制御、この水温以上でラジエターファンを2つ回す

電動ファンの2つめ、またはHi側の接点がONになる水温を設定する。

3 水温レベル3
○ファン制御、予備

使用しません。

4 水温ヒステリシス
○ファン制御、ファンをONにする時とOFFにする時の水温差

回り始めたファンで冷却が行われ、どれくらい水温が下がった時にファンの運転を停止するかを設定する。
例えば、水温レベル1で90℃でファンが回る様に設定していた場合、85℃に下がるまで動かしたい場合はその差を「5.0」と設定する。

5 ファン制御出力数
ファン制御の出力本数(0:2本 1:1本)

ファンを制御する出力配線の本数を設定する。

5 無効噴射時間

各電圧毎のインジェクターの無効噴射時間を設定します。

インジェクターに噴射の命令を送っても、その弁の開閉時間にはタイムラグがあり、噴射時間の全てが燃料を噴いていると言うわけではありません。
有効な噴射時間があれば、当然無効となる噴射時間もあり、その値を適切に設定して下さい。
ここの設定が甘いと適切にインジェクターの制御が行われないため、注意が必要です。

1 無効噴射時間 7V
○バッテリー電圧7V以下での無効噴射時間

2 無効噴射時間 8V
○バッテリー電圧8Vでの無効噴射時間

3 無効噴射時間 9V
○バッテリー電圧9Vでの無効噴射時間

4 無効噴射時間 10V
○バッテリー電圧10Vでの無効噴射時間

5 無効噴射時間 12V
○バッテリー電圧12Vでの無効噴射時間

6 無効噴射時間 14V
○バッテリー電圧14Vでの無効噴射時間

7 無効噴射時間 16V
○バッテリー電圧16Vでの無効噴射時間

8 無効噴射時間 18V
○バッテリー電圧18V以上での無効噴射時間


6 VVT&可変吸気制御

VVT及び可変吸気の動作を設定します。

1 VVTフラグ
○VVT出力の出力端子(0:なし 1:標準 2:インジェクタ出力#30 3:T-VIS出力)

VVTがONの時、信号出力を行う端子の有無、またその出力の指定をします。

2 VVT動作

設定方法はエコノゾーンの設定と同じで、各ポイントで指定するエリアを囲みます。
VVT出力信号がONの時、どのエリアのマップ(噴射マップ・点火マップ・バルブタイミングマップ)を読んでいる時にVVT制御を有効にするかを設定します。
この領域に入った時にONにする条件となります。

1 VVTゾーン1回転数
○VVT出力ONの条件、回転数、吸気圧の下限側のポイントの回転数の指定値

2 VVTゾーン1吸気圧
○VVT出力ONの条件、回転数、吸気圧の下限側のポイントの吸気圧の指定値

3 VVTゾーン2回転数
○VVT出力ONの条件、回転数下限側、吸気圧上限側のポイントの回転数の指定値

4 VVTゾーン2吸気圧
○VVT出力ONの条件、回転数下限側、吸気圧上限側のポイントの吸気圧の指定値

5 VVTゾーン3回転数
○VVT出力ONの条件、回転数上限側、吸気圧下限側のポイントの回転数の指定値

6 VVTゾーン3吸気圧
○VVT出力ONの条件、回転数上限側、吸気圧下限側のポイントの吸気圧の指定値

7 VVTゾーン4回転数
○VVT出力ONの条件、回転数、吸気圧の上限側のポイントの回転数の指定値

8 VVTゾーン4吸気圧
○VVT出力ONの条件、回転数、吸気圧の上限側のポイントの吸気圧の指定値

3 VVT停止

設定方法はエコノゾーンの設定と同じで、各ポイントで指定するエリアを囲みます。
前項で設定したVVTゾーンでONとなった制御を、どのエリアまで有効とするかの設定を行います。
読んでいるマップが、ここで設定した領域の外へ移動した時、VVT制御をOFFとする条件となります。

1 VVTゾーン1回転数
○VVT出力OFFの条件、回転数、吸気圧の下限側のポイントの回転数の指定値

2 VVTゾーン1吸気圧
○VVT出力OFFの条件、回転数、吸気圧の下限側のポイントの吸気圧の指定値

3 VVTゾーン2回転数
○VVT出力OFFの条件、回転数下限側、吸気圧上限側のポイントの回転数の指定値

4 VVTゾーン2吸気圧
○VVT出力OFFの条件、回転数下限側、吸気圧上限側のポイントの吸気圧の指定値

5 VVTゾーン3回転数
○VVT出力OFFの条件、回転数上限側、吸気圧下限側のポイントの回転数の指定値

6 VVTゾーン3吸気圧
○VVT出力OFFの条件、回転数上限側、吸気圧下限側のポイントの吸気圧の指定値

7 VVTゾーン4回転数
○VVT出力OFFの条件、回転数、吸気圧の上限側のポイントの回転数の指定値

8 VVTゾーン4吸気圧
○VVT出力OFFの条件、回転数、吸気圧の上限側のポイントの吸気圧の指定値

4 可変吸気切り替え回転数
○可変吸気(T-VIS等)を切り換える(開く)回転数

回転数がどれくらいに達した時、可変吸気制御が作動するかを設定します。
こおで設定した回転数に達した時、可変吸気制御が作動します。

5 可変吸気出力極性
○可変吸気出力の極性(0:標準=指定回転以上でOFF 1:反転=指定回転以上でON)

前項で設定した回転数に達した時、可変吸気がOFFになるのか、ONになるのかを指定します。

6 可変吸気出力ポート
○可変吸気出力の出力端子(0:標準 1:VVT出力 2:インジェクタ出力#30)

可変吸気制御が作動している時、信号出力を行う端子を指定します。

7 VVTゾーン吸気圧指定
○VVT等の切換えに使用する吸気圧の指定(0:実吸気圧 1:等価吸気圧 2:等価吸気圧2)

VVT制御がONの時、マップ制御に用いられる吸気圧の制御内容を設定します。
実吸気圧は、実際に読んでいるマップの制御を用い、等価吸気圧は実吸気圧とVVT動作等を考慮して補正を行った推定の吸気圧を制御に用います。

7 エアフロー関係

エアフローセンサーによる制御(Lジェトロ制御)を使用する場合は設定が必要な項目です。
スピードデンシティ方式(Dジェトロ制御)及び、スロットルスピード方式(スロポジ制御)を使用する場合は、以下の使用フラグを「0」にして、その他項目の設定は不要です。

1 エアフロー使用フラグ
○エアフローメータ使用、種類(0:エアフローメーター不使用=バキュームセンサ使用 1:フラップ式 2:熱線式)

エアフローセンサーを使用するか否かの設定および、そのセンサーがフラップ式か熱線式(ホットワイヤー式)かを選択します。

2 ベースカウント
○エアフロー入力換算式のY切片

エアフローセンサー信号の電圧特性のY切片の設定を行います。

3 倍率
○エアフロー入力換算式の傾き

エアフローセンサー信号の電圧特性のゲインの設定を行います。

4 回転数なまし量
○エアフロー入力が変化した時のなまし量

急激なアクセル操作などでエアフローセンサーの信号が大きく変化した場合、制御がリニア過ぎると返って不安定になる場合があります。
そのため、敢えて実測値を後から追うように設定する(鈍らせる)事で制御に滑らかさを出す設定です。
数値が大きい程滑らかな制御になりますが、追従性が悪くなり、小さいとリニアに反応する分、ハンチングが発生しやくすなります。

8 増量処理(スロットルスピード用)

1 増量処理フラグ
○スロットルスピード方式での増量補正の種類(ビット指定)

2バイト(16ビット)型整数として考え、各ビットの「オン(1)」「オフ(0)」で各項目のフラグを決定する。

各フラグの内容は以下の通りです。(ビットの順番は左側の1から始まり、右端で16です。)

1← 0000 0000 0000 0000 →16

1 ISCVの動作に対して増量補正を使用するか否かの設定(1:使用する 0:使用しない)

2 空き

3 電気負荷3(SPL)信号入力極性(1:High 0:Low)

4 電気負荷4(BF)信号入力極性(1:High 0:Low)

5 電気負荷1(HL)信号入力極性(1:High 0:Low)

6 電気負荷2(ELS)信号入力極性(1:High 0:Low)

7 A/C信号入力極性(1:High 0:Low)

8 電気負荷5(A/C2)信号入力極性(1:High 0:Low)

9 負荷信号による増量補正のの有無(1:あり 0:なし)

10 内部信号3による増量補正の有無(1:あり 0:なし)

11 FAN2アップカウント 内部信号2による増量補正の有無(1:あり 0:なし)

12 FAN1アップカウント 内部信号1による増量補正の有無(1:あり 0:なし)

13~16 空き

ここで組み立てた16ビット整数(16桁の2進数)を10進数に換算し、その値をこの項目の値として入力する。

2 ISCV基準カウント値
○スロットルスピード方式でのアイドルスピードコントロールのカウント値による増量補正の基準カウント値

増量補正を行う上での計算の基準となるISCV駆動カウントの値を設定する。

3 ISCVカウントゲイン
○スロットルスピード方式でのアイドルスピードコントロールのカウント値による増量補正算出式の傾き

カウント値の変化に伴う補正値の増加量(増加割合)を設定する。

4 個別増量分

負荷の内容に応じて各信号毎の増量補正値を設定します。

1 A/C入力増量
○スロットルスピード方式でのA/C信号入力による増量補正値

2 A/C負荷増量
○スロットルスピード方式での内部負荷信号4入力による増量補正値

3 電気負荷1(HL)増量
○スロットルスピード方式での電気負荷信号1入力による増量補正値

4 電気負荷2(ELS)増量
○スロットルスピード方式での電気負荷信号2入力による増量補正値

5 電気負荷3(SPL)増量
○スロットルスピード方式での電気負荷信号3入力による増量補正値

6 電気負荷4(BF)増量
○スロットルスピード方式での電気負荷信号4入力による増量補正値

7 電気負荷5(AC2)増量
○スロットルスピード方式での電気負荷信号5入力による増量補正値

8 FAN1増量
○スロットルスピード方式での内部負荷信号1入力による増量補正値

9 FAN2増量
○スロットルスピード方式での内部負荷信号2入力による増量補正値

5 スロットル開度補正ポイント1~10

各スロットル開度の負荷量に応じた補正値を設定します。
ポイントはスロットル開度マップの横軸に対応しています。

1 ポイント1補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度1番目の補正値

2 ポイント2補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度2番目の補正値

3 ポイント3補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度3番目の補正値

4 ポイント4補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度4番目の補正値

5 ポイント5補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度5番目の補正値

6 ポイント6補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度6番目の補正値

7 ポイント7補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度7番目の補正値

8 ポイント8補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度8番目の補正値

9 ポイント9補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度9番目の補正値

10ポイント10補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度10番目の補正値

6 スロットル開度補正ポイント11~20

各スロットル開度の負荷量に応じた補正値を設定します。
ポイントはスロットル開度マップの横軸に対応しています。

1 ポイント11補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度11番目の補正値

2 ポイント12補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度12番目の補正値

3 ポイント13補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度13番目の補正値

4 ポイント14補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度14番目の補正値

5 ポイント15補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度15番目の補正値

6 ポイント16補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度16番目の補正値

7 ポイント17補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度17番目の補正値

8 ポイント18補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度18番目の補正値

9 ポイント19補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度19番目の補正値

10ポイント20補正
○スロットルスピード方式での増量補正値をスロットル開度で補正するスロットル開度20番目の補正値


9 S/C関係

電子的にクラッチ制御、ブースト制御されているスーパーチャージャーを使用している場合に設定を行います。

1 S/Cフラグ
○S/C制御を行うか否かの指定(0:行わない 1:行う)

S/CのON/OFFを電子制御するか否かの設定。
ロードスターで使用されるマツダスピード(ジャクソンレーシング)のキット等、ブロアの駆動に電磁クラッチを用いない常時稼働タイプでは無効な設定です。

2 S/C ON吸気圧
○吸気圧がこの値以上になった時S/CのクラッチをONする

吸気圧を監視し、吸気圧がここで設定した値以上になった時にS/CをONにします。

3 S/C OFF吸気圧
○吸気圧がこの値以下になった時S/CのクラッチをOFFする

吸気圧を監視し、吸気圧がここで設定した値以下になるとS/CをOFFにします。

4 ABV ON回転数
○この回転数以上でS/Cのエアーバイパスバルブを開きブーストを逃がす

ターボチャージャーと違い、スーパーチャージャーの場合はエンジン回転数からその過給量を推測しやすくなります。
このため、目標の過給圧に到達する回転数でリリーフバルブのコントロールを行い、過給圧が上がり過ぎるのを防ぎます。
そのバルブを開く回転数を設定します。

5 アイドルOFFフラグ
○アイドル状態でS/Cを吸気圧によらずOFFするか否かの指定(0:しない 1:する)

アイドル状態に移行した時、吸気圧の値に限らずS/CをOFFにするか否かの設定。
OFFにしない場合は、前項のOFF吸気圧の設定値以下になるまでS/Cは停止しません。

10 A/Cカット制御

負荷に応じてエアコンコンプレッサーを停止する設定を行います。

1 A/Cカットモード
○A/Cカット制御方式(0:ロードスター&AE101&AE111 1:AE92&etc.)

A/Cカットの制御方式を選択します。

2 RUN→IDOL 遅延カウント
○A/C制御でアイドル状態(アイドル接点ON)になった時にA/Cカットする時間

アイドル制御へ移行する際、負荷によるストール防止のために一時的にA/CをOFFにする時間を設定する。

3 IDOL→RUN 遅延カウント
○A/C制御で非アイドル状態(アイドル接点OFF)になった時にA/Cカットする時間

非アイドル制御へ移行する際、負荷によるハンチング防止のために一時的にA/CをOFFにする時間を設定する。

4 始動時遅延カウント
○A/C制御で始動直後にA/Cカットする時間

クランキング時、また始動直後のアイドリングが安定するまでの間、負荷を軽減するためにA/CをOFFにする時間を設定する。

5 出力時カット最大カウント
○A/C制御で高負荷検出によるA/Cカットの最大持続時間

高負荷を検出してA/CをOFFにした際、最大で連続して何秒間OFFにしておくかを設定する。

6 A/Cカットスロットル開度
○A/C制御でスロットル開度がこの値以上で高負荷A/Cカット制御を行う

ここで設定したスロットル開度以上になった時、高負荷と判断してA/CをOFFにする。

7 スロットル開度ヒステリシス
○A/C制御でスロットル開度による高負荷検出と解除のスロットル開度の差

前項で設定したスロットル開度によるA/Cカット制御に対して、どれくらいアクセルを緩めた時に制御を終了するかを設定する。
例えば、前項でスロットル開度50%でA/CをOFFし、スロットル開度40%まで戻した時に再びA/CをONさせたい場合は、その差を「10.0」と設定する。

8 A/Cカットバキューム
○A/C制御でバキューム(外気圧-吸気圧)がこの値以下で高負荷A/Cカット制御を行う

外気圧から吸気圧を引いた値が、ここで設定した値以下の場合に高負荷と判断してA/CをOFFにする。

9 A/Cクラッチ遅延
○A/C制御でA/C信号が入力されてからクラッチON信号を出すまでの遅延時間

カット制御がOFFとなる条件を満たした後、実際にA/CがONになるまでの時間を設定する。

10 A/C ON極性
○A/C信号の入力、出力の極性(ビット1:入力極性 ビット11:出力極性)

(1)← 0000 0000 0000 0000 →(16)

16ビット整数でビット1に入力信号の極性、ビット11に出力信号の極性を設定し、10進数に換算した値をここで設定する。

11 A/Cカット回転数
○高回転でA/Cコンプレッサーをカットする回転数の指定

ここで設定した回転数に達した時、A/CをOFFにする設定。

12 アイドルカットOFFフラグ
○A/C制御でアイドル切替り時のカットを行うか否か(0:行う 1:行わない)

前項(2、3)で設定したアイドル制御のON/OFF切り替わり時のA/Cカット制御を行うか否かの設定。

11 ブースト制御

ターボチャージャーを使用している場合に、ブーストの制御を行うか否かの設定。
ソレノイドバルブを使用している場合に有効で、機械的に制御されているアクチュエータやブローオフバルブには無効です。

1 ブースト制御フラグ
○ブースト制御を行うか否か、および、その方式の指定

ブースト制御を行うか否か、またその制御方法を設定する。

2 フィードバック比例帯幅
○ブースト制御の比例帯幅、または、切り替え回転数

分かり易く説明すると、目標ブーストとの差に対する制御の感度を設定する。
値が小さい程感度が良く、大きい程鈍くなる。
また、回転数による制御の場合は、ブースト制御を開始する回転数の設定。

3 フィードバック微分時間
○ブースト制御の微分時間

フィードバックによる制御を行っている場合、急激な修正が加わった時に目標値を外してしまわないようにダンパーとして働く。
値が大きい程目標値をキープし易くなるが、目標値に近付くスピードも遅くなる。

4 2000rpm設定ブースト
○ブースト制御の2000rpmでの目標ブースト

2000rpm時に目標とするブースト値を設定する。

5 4000rpm設定ブースト
○ブースト制御の4000rpmでの目標ブースト

4000rpm時に目標とするブースト値を設定する。

6 6000rpm設定ブースト
○ブースト制御の6000rpmでの目標ブースト

6000rpm時に目標とするブースト値を設定する。

7 8000rpm設定ブースト
○ブースト制御の8000rpmでの目標ブースト

8000rpm時に目標とするブースト値を設定する。

12 発電制御

1 比例帯幅
○オルタネータ制御の比例帯幅

目標電圧とのズレ幅に応じて発電量を調整する。
値が小さい程敏感に、大きい程鈍く反応します。

2 積分時間
○オルタネータ制御の積分時間

目標電圧とのズレに対して、常にその差を減らすように働きます。
値が大きい程強く働きます。

3 吸気温なまし量
○バッテリー温度算出時の吸気温のなまし量

バッテリー温度を算出する際、吸気圧が急激に変化した場合に計算上の値が大きくズレないように滑らかに制御する設定。

4 水温なまし量
○バッテリー温度算出時の水温のなまし量

バッテリー温度を算出する際、水温が急激に変化した場合に計算上の値が大きくズレないように滑らかに制御する設定。

5 車速なまし量
○バッテリー温度算出時の車速のなまし量

バッテリー温度を算出する際、車速が急激に変化した場合に計算上の値が大きくズレないように滑らかに制御する設定。

6 BT温度なまし量
○バッテリー温度算出時のバッテリー温度のなまし量

バッテリー温度を算出する際、計算上のバッテリー温度が急激に変化する場合に計算上の値が大きくズレないように滑らかに制御する設定。

7 k値0km/h
○バッテリー温度算出時の車速0km/hでの補正係数

バッテリー温度を算出する際に用いられる車速0km/h時の値

8 k値10km/h
○バッテリー温度算出時の車速10km/hでの補正係数

バッテリー温度を算出する際に用いられる車速10km/h時の値

9 k値20km/h
○バッテリー温度算出時の車速20km/hでの補正係数

バッテリー温度を算出する際に用いられる車速20km/h時の値

10 k値40km/h
○バッテリー温度算出時の車速40km/hでの補正係数

バッテリー温度を算出する際に用いられる車速40km/h時の値

11 k値80km/h
○バッテリー温度算出時の車速80km/hでの補正係数

バッテリー温度を算出する際に用いられる車速80km/h時の値

12 温度別目標電圧

各バッテリー温度毎の目標電圧を設定します。

1 目標電圧 -20°
○バッテリー温度-20度での目標バッテリー電圧

2 目標電圧 0°
○バッテリー温度0度での目標バッテリー電圧

3 目標電圧 20°
○バッテリー温度20度での目標バッテリー電圧

4 目標電圧 40°
○バッテリー温度40度での目標バッテリー電圧


13 空燃比制御

1 空燃比制御使用フラグ
○空燃比制御を使用するか否か、および、使用する空燃比計の指定

空燃比マップ(目標空燃比)による補正を有効にするか否かの設定、また空燃比計連動機能を前提とした設定項目のため、同時に使用する空燃比計(またはその電圧特性)の指定になります。
ここで無効設定以外を選択した場合、空燃比マップの使用が有効となり、現在の噴射マップを全域理論空燃比である事を前提にした補正として働きます。
下記の「4 理論空燃比」で設定した値を基に「(理論空燃比÷目標空燃比)×現在の噴射量」で噴射量の制御が行われるため、使い方を誤ると大変危険です。
また、学習やフィードバックを使用して噴射マップのセッティングが完了している場合、その制御を終了してもこちらのフラグは有効設定のままにしておく事。

フラグの内容は以下の通りです。

0:使用しない(または、ノーマルO2センサーによるフィードバック)
1:NEKO AF-640およびAF-700(0-5V出力)
2:NEKO AF-700(0-1V出力)
3:INTEGRAL DM-20M
4:NGK ABM-10

空燃比計連動機能のより具体的な設定方法は、別記のサービスデータに記載しています。

2 空燃比計電圧ゲイン
○標準以外の空燃比計を使用する場合の空燃比計算のゲイン(傾き)

ここで言う標準の空燃比計とは、純正O2センサーを意味するのではなく、前項で設定するE&Eシステム社推奨の空燃比計の事。
推奨品を使う場合は、そのフラグに設定しておけば基本的にゲイン及びバイアスの設定は不要(0のまま)で動作します。

推奨品以外を使用する場合、その出力電圧の特性(0-1V or 0-5V)に合わせて、0V時のA/F値と上限(1V or 5V)時のA/F値の差を入力します。

例えば、0V出力時(厳密には信号無しの時)にA/F値が9.0、5V出力時にA/F値が18.0の場合、ゲイン値は9.0となります。

3 空燃比計電圧バイアス
○空燃比の算出のずれの補正値、標準以外の空燃比計を使用する場合のバイアス(Y切片)

実測値とフリーダムの表示値に差がある場合、その差を入力して誤差を修正します。
実測値が14.0の時、フリーダムの表示が15.5の場合、バイアス値は-1.5。
逆に実測値が14.0の時、フリーダムの表示が13.0の場合、バイアス値は1.0となります。

4 理論空燃比値
○空燃比制御で噴射量算出の基準としての理論空燃比

空燃比制御が有効となっている場合、噴射量算出に空燃比マップを用います。
この時、噴射マップ全域が、ここで設定した理論空燃比であると判断して制御されます。

5 学習倍率
○非アイドル状態での学習速度(1.0が標準)

フィードバックが有効、且つ学習が有効となっている場合、そのフィードバック係数の数%の値が学習として噴射マップの値に修正を掛けます。
この学習率の設定を行います。
理論的には倍率が高い程学習が早く終了しますが、フィードバックそのものに僅かなタイムラグがあるため、急激に読むマップの位置が変化する場合は、フィードバックそのものが遅れて必要の無い部分に働きかける事があります。
この時、学習率が高い場合、その部分に与える影響も大きくなるため、バランスを考慮して設定して下さい。

6 学習倍率(アイドル)
○アイドル状態での学習速度(1.0が標準)

アイドル状態での学習倍率の設定です。

7 フィードバック比率
○空燃比制御で非アイドル状態で空燃比のずれに対してのフィードバック1回当たりの比率

ズレに対して、フィードバック1回当たりでどれくらいの補正を掛けるかの比率。
例えば、目標空燃比13.0の部分に対し、実空燃比が14.0だった場合、その1.0の差を修正出来る補正値が100%と考えた場合、補正値をそのまま(100%)掛けるのか、半分の値(50%)で掛けるのかを指定します。
1.000で100%、0.500で50%と言う具合の設定です。
ただし、短時間に何度もフィードバックは行われるため、あまり大きな比率にするとハンチングが発生します。
3割前後に留めておくのが無難な設定でしょう。

8 フィードバック比率(アイドル)
○空燃比制御でアイドル状態で空燃比のずれに対してのフィードバック1回当たりの比率

アイドル状態でのフィードバック比率の設定です。

9 フィードバック停止加減速補正値
○空燃比制御による空燃比フィードバックを止める加減速補正係数

加減速補正が掛っている時、ここで設定した値以上の補正値が適用されている場合にフィードバックを停止する設定です。
設定値を小さくし過ぎると、フィードバックそのものが働かなくなる可能性があります。
逆に、大き過ぎると強い加減速補正が働いている時もフィードバックが掛るため、使用を誤ると危険です。

10 空燃比入力ポート
○空燃比計からの電圧の入力ポートの指定

空燃比計の信号入力を行うポートを指定します。
通常は、空燃比計連動のオプションを付けて購入した場合、初期データの中で設定されています。(主にポート2)

11 O2センサ有効フラグ
○空燃比制御で理論空燃比部分のみO2センサでフィードバックを行う指定

理論空燃比部分のみ純正のO2センサーにフィードバックを行わせるか否かの設定です。

12 燃料カット復帰遅延
○燃料カット状態から復帰した後、空燃比フィードバック再開までの時間(秒)

燃料カット状態でフィードバックが停止した後、燃料カット制御から復帰した際にフィードバックを再開するまでの時間を設定する。

14 その他係数2

1 バルブタイミング制御

連続可変バルブタイミング制御の設定を行います。

1 VTCフラグ
○連続可変バルブタイミング制御を行うか否かの指定

バルブタイミング制御を行うか否かを設定します。

2 VTC最小カウント
○油圧制御ソレノイドバルブに流す電流値の最小値を指定する値

油圧制御を行うソレノイドバルブに流す電流の最小値を設定します。

3 VTC最大カウント
○油圧制御ソレノイドバルブに流す電流値の最大値を指定する値

油圧制御を行うソレノイドバルブに流す電流の最大値を設定します。

4 VTCバイアス
○再遅角状態でのカム角センサとクランク角センサのタイミング差

誤字がありますが、最遅角時のカム角とクランク角のタイミング差を設定します。

5 VTC学習値
○再遅角状態でのバルブタイミングの誤差を補正する学習値

誤字がありますが、最遅角時のバルブタイミングの誤差を補正する学習値を設定します。

6 VTC学習値2
○再遅角状態でのバルブタイミングの誤差を補正する学習値その2

誤字がありますが、最遅角時のバルブタイミングの誤差を補正する学習値を設定します。

7 VTC比例帯幅
○バルブタイミング制御のフィードバックゾーンの幅

バルブタイミング制御の比例帯制御の幅を最大可変幅以内で設定します。

8 VTC微分時間
○バルブタイミング制御の微分時間

フィードバックが強く掛った場合、目標値からズレないようにダンパーとして働きます。

9 VTC積分時間
○バルブタイミング制御の積分時間

目標値とのズレがある場合、その差が0になるように常に働き続けますが、その感度を設定します。

10 VTCアイドル制御フラグ
○アイドル状態時にバルブタイミングマップによらず最遅角状態にするか否かの指定

アイドル状態になった時、バルブタイミングマップに入力された値で制御を行うか、無視して最遅角状態にするかを設定します。

11 VTCアイドル制御上限回転数
○アイドル状態で最遅角状態にする回転数の上限

前項でアイドル時最遅角にしている場合、ここで設定した回転数以上の値になった時、アイドル状態であってもバルブタイミングマップを使用した制御に切り替えます。

12 VTC積分学習値
○バルブタイミング制御の積分処理の学習値

積分処理の学習値を設定します。

13 VTC学習回転数下限
○バルブタイミングの誤差の学習を行う回転数の下限値

ここで設定した回転数以下では、誤差の学習を行いません。

2 バキュームセンサ指定

過給機付きエンジンで使用する場合や、NAでもバキュームセンサーを変更する場合は以下の値を入力します。

1 ゲイン予備
○吸気圧の計算処理の傾きの予備

NA用センサー:20000
S/C用センサー:32000
ターボ用センサー:41606

2 バイアス予備
○吸気圧の計算処理のY切片の予備

NA用センサー:65286
S/C用センサー:65225
ターボ用センサー:65202

3 NEシーケンス

フェラーリのF105エンジン搭載車での設定項目。
所有していないので詳細は不明ですが、シーケンスと言うからにはクランク角センサーからの回転信号を基に、逐次制御を行っていると考えられます。

1~4の項目がメインのクランクシャフト、5のNEシーケンス1、6のNEシーケンス2はメインのクランクシャフト両脇のサブクランクシャフト(?)からの回転信号の制御内容を設定する項目だと思われます。

ここのクランク角センサーのフラグ設定は基本パラメータ内にあります。

1 NE処理基準カウント
○F105エンジンで基準クランク位置が上死点信号から何番目のNE信号かの指定

2 チェックパターン数
○NEパターン(NE信号入力間隔のパターン)の照合での照合数

3 チェック上限回転数
○NEパターンの照合を行う回転数の上限

4 サブNEシーケンス

1 サブNE最大値
○サブNEの最大値

2 チェックサブNE数
○NE処理を行うか否かを決めるサブNE値が幾つ在るかの値

3 サブNE値1
○NE処理を行うサブNE値の1番目の値

4 サブNE値2
○NE処理を行うサブNE値の2番目の値

5 サブNE値3
○NE処理を行うサブNE値の3番目の値

6 サブNE値4
○NE処理を行うサブNE値の4番目の値

7 サブNE値5
○NE処理を行うサブNE値の5番目の値

8 サブNE値6
○NE処理を行うサブNE値の6番目の値

9 サブNE値7
○NE処理を行うサブNE値の7番目の値

10 サブNE値8
○NE処理を行うサブNE値の8番目の値

11 サブNE値9
○NE処理を行うサブNE値の9番目の値

12 サブNE値10
○NE処理を行うサブNE値の10番目の値

13 サブNE値11
○NE処理を行うサブNE値の11番目の値

14 サブNE値12
○NE処理を行うサブNE値の12番目の値

5 NEシーケンス1

1 NE&サブNE値
○NEパターン1の一致時に、設定するサブNEと次のNEの値

2 サブNE数
○NEパターン1の一致時に、設定するサブNEカウンタの値

3 次AD&チェックNE数
○NEパターン1の一致時に、設定する次ADの値とずれチェックを行うNE値

4 チェックNE値1
○NEパターン1の一致後に、パターンずれチェックを行うNE値の1番目

5 チェックNE値2
○NEパターン1の一致後に、パターンずれチェックを行うNE値の2番目

6 上下限値

1 下限値1
○NEパターン1の下限値の1番目の値

2 下限値2
○NEパターン1の下限値の2番目の値

3 下限値3
○NEパターン1の下限値の3番目の値

4 下限値4
○NEパターン1の下限値の4番目の値

5 下限値5
○NEパターン1の下限値の5番目の値

6 上限値1
○NEパターン1の上限値の1番目の値

7 上限値2
○NEパターン1の上限値の2番目の値

8 上限値3
○NEパターン1の上限値の3番目の値

9 上限値4
○NEパターン1の上限値の4番目の値

10 上限値5
○NEパターン1の上限値の5番目の値

6 NEシーケンス2

1 NE&サブNE値
○NEパターン2の一致時に、設定するサブNEと次のNEの値

2 サブNE数
○NEパターン2の一致時に、設定するサブNEカウンタの値

3 次AD&チェックNE数
○NEパターン2の一致時に、設定する次ADの値とずれチェックを行うNE値

4 チェックNE値1
○NEパターン2の一致後に、パターンずれチェックを行うNE値の1番目

5 チェックNE値2
○NEパターン2の一致後に、パターンずれチェックを行うNE値の2番目

6 上下限値

1 下限値1
○NEパターン2の下限値の1番目の値

2 下限値2
○NEパターン2の下限値の2番目の値

3 下限値3
○NEパターン2の下限値の3番目の値

4 下限値4
○NEパターン2の下限値の4番目の値

5 下限値5
○NEパターン2の下限値の5番目の値

6 上限値1
○NEパターン2の上限値の1番目の値

7 上限値2
○NEパターン2の上限値の2番目の値

8 上限値3
○NEパターン2の上限値の3番目の値

9 上限値4
○NEパターン2の上限値の4番目の値

10 上限値5
○NEパターン2の上限値の5番目の値

7 旧NEシーケンス

使用出来ません。
ヘルプ内容が他のパラメータの表示となっており、そちらと同じ領域に存在しています。
こちらの値を変更するとヘルプが対応した各パラメータの値が変更されてしまうため、絶対に触れないで下さい。

1 下限値1
○アイドル状態でS/Cを吸気圧によらずOFFするか否かの指定(0:しない 1:する)

2 下限値2
○レブリミッターの方式(0:燃料カット 1:点火カット)

3 下限値3
○A/C信号入力に対し専用ISC出力をするか否かの指定(0:しない 1:する)

4 下限値4
○温度センサ電圧がFreedomオリジナルか、ノーマルと同じかの指定

5 下限値5
○ブースト制御を行うか否か、および、その方式の指定

6 上限値1
○ブースト制御の比例帯幅、または、切り替え回転数

7 上限値2
○ブースト制御の微分時間

8 上限値3
○ブースト制御の2000rpmでの目標ブースト

9 上限値4
○ブースト制御の4000rpmでの目標ブースト

10 上限値5
○ブースト制御の6000rpmでの目標ブースト

8 NE学習上限カウント値
○Ne間隔学習上限カウント(時間)

9 NE学習下限カウント値
○Ne間隔学習下限カウント(時間)

10 NEなましカウント値1
○Neなまし処理レベル1カウント(時間)

11 NEなましカウント値2
○Neなまし処理レベル2カウント(時間)

4 水温計出力

水温センサーからの信号を何らかの表示器具に出力する設定だと思われるが、用途不明。

1 水温計出力フラグ
○水温計用出力を出すか否か、および、その周波数の指定

2 水温20℃カウント
○水温20度での水温計出力のデューティー比を指定するカウント値

3 水温40℃カウント
○水温40度での水温計出力のデューティー比を指定するカウント値

4 水温60℃カウント
○水温60度での水温計出力のデューティー比を指定するカウント値

5 水温80℃カウント
○水温80度での水温計出力のデューティー比を指定するカウント値

6 水温100℃カウント
○水温100度での水温計出力のデューティー比を指定するカウント値

7 水温120℃カウント
○水温120度での水温計出力のデューティー比を指定するカウント値

8 水温140℃カウント
○水温140度での水温計出力のデューティー比を指定するカウント値

9 基準水温
○水温計用出力の指定の最低水温

5 汎用出力制御

汎用出力機能の設定です。
条件を指定し、シフトタイミングランプを使用したり、ファンやその他色々な制御に用いる事が出来ます。

細かい設定やフラグの内容は別途「各種資料」の項目内で記述しています。

1 出力本数
○汎用出力の本数

残念ながら本数ではなく、出力するか否かの設定。
使わないか、1本出力するかを0か1で選択します。

ここはデータエリア1に該当する部分です。

2 評価データ
○汎用出力データエリア3 出力1、条件1の評価データ

条件が1つの場合、こちらでその評価データを設定します。

3 ON条件
○汎用出力データエリア4 出力1、条件1のON条件

条件が1つの場合、こちらでそのON条件を設定します。

4 OFF条件
○汎用出力データエリア5 出力1、条件1のOFF条件

条件が1つの場合、こちらでそのOFF条件を設定します。

5 判定条件
○汎用出力データエリア6 出力1、条件1の判定条件

条件が1つの場合、こちらでその判定条件を設定します。

6 出力極性
○汎用出力データエリア7 出力1で1条件の場合の出力極性

条件が1つの場合、こちらでその出力極性を設定します。

尚、最後に出力ポート指定がありますが、その指定場所は出力極性の次のデータエリアで指定します。
条件が一つの場合、次項「7 複数条件エリア2~10」の中にあるデータエリア8が該当します。

トヨタ車のポート番号は「4」、それ以外のポート番号は「7」を設定します。
ただし、これは車種別のフリーダムを指定された車種で使用している場合の話で、流用している場合を考えると、厳密にはトヨタ車用のポート番号が「4」、それ以外の車種用では「7」と言う事になります。
これは、マイコンの出力ポートを指定するためです。

7 複数条件エリア2~10

条件が2つ以上の場合、こちらを使用します。
データエリア2でその条件の数を設定し、前項の2~6は使用しません。

データエリア2で条件数の指定。(1~5)
前項の2~5の設定項目は、以下の2~5に配置されたデータエリア3~6に入力します。
条件と次の条件の間のデータエリアに条件間の理論式を入力し、最後の判定条件を設定した次のデータエリアに出力極性、その次のエリアに出力ポートを設定します。

1 データエリア2
○汎用出力データエリア2 出力1の条件数

2 データエリア3
○汎用出力データエリア3 出力1、条件1の評価データ

3 データエリア4
○汎用出力データエリア4 出力1、条件1のON条件

4 データエリア5
○汎用出力データエリア5 出力1、条件1のOFF条件

5 データエリア6
○汎用出力データエリア6 出力1、条件1の判定条件

6 データエリア7
○汎用出力データエリア7 出力1で1条件の場合の出力極性

7 データエリア8
○汎用出力データエリア8

8 データエリア9
○汎用出力データエリア9

9 データエリア10
○汎用出力データエリア10

8 複数条件エリア11~20

複数条件の場合に使用。

1 データエリア11
○汎用出力データエリア11

2 データエリア12
○汎用出力データエリア12

3 データエリア13
○汎用出力データエリア13

4 データエリア14
○汎用出力データエリア14

5 データエリア15
○汎用出力データエリア15

6 データエリア16
○汎用出力データエリア16

7 データエリア17
○汎用出力データエリア17

8 データエリア18
○汎用出力データエリア18

9 データエリア19
○汎用出力データエリア19

10 データエリア20
○汎用出力データエリア20

9 複数条件エリア21~30

複数条件の場合に使用。

1 データエリア21
○汎用出力データエリア21

2 データエリア22
○汎用出力データエリア22

3 データエリア23
○汎用出力データエリア23

4 データエリア24
○汎用出力データエリア24

5 データエリア25
○汎用出力データエリア25

6 データエリア26
○汎用出力データエリア26

7 データエリア27
○汎用出力データエリア27

8 データエリア28
○汎用出力データエリア28

9 データエリア29
○汎用出力データエリア29

使用しません。

10 データエリア30
○汎用出力データエリア30

使用しません。

10 複数条件エリア31~40

以下、使用しません。

1 データエリア31
○汎用出力データエリア31

2 データエリア32
○汎用出力データエリア32

3 データエリア33
○汎用出力データエリア33

4 データエリア34
○汎用出力データエリア34

5 データエリア35
○汎用出力データエリア35

6 データエリア36
○汎用出力データエリア36

7 データエリア37
○汎用出力データエリア37

8 データエリア38
○汎用出力データエリア38

9 データエリア39
○汎用出力データエリア39

10 データエリア40
○汎用出力データエリア40

6 システム出力制御

以下、使用しません。

1 出力本数
○システム出力の本数

2 データエリア2
○システム出力データエリア2 出力1の条件数

3 データエリア3
○システム出力データエリア3 出力1、条件1の評価データ

4 データエリア4
○システム出力データエリア4 出力1、条件1のON条件

5 データエリア5
○システム出力データエリア5 出力1、条件1のOFF条件

6 データエリア6
○システム出力データエリア6 出力1、条件1の判定条件

7 データエリア7
○システム出力データエリア7

8 データエリア8
○システム出力データエリア8

9 データエリア9
○システム出力データエリア9

10 データエリア10
○システム出力データエリア10

11 データエリア11~20

1 データエリア11
○システム出力データエリア11

2 データエリア12
○システム出力データエリア12

3 データエリア13
○システム出力データエリア13

4 データエリア14
○システム出力データエリア14

5 データエリア15
○システム出力データエリア15

6 データエリア16
○システム出力データエリア16

7 データエリア17
○システム出力データエリア17

8 データエリア18
○システム出力データエリア18

9 データエリア19
○システム出力データエリア19

10 データエリア20
○システム出力データエリア20

12 データエリア21~30

1 データエリア21
○システム出力データエリア21

2 データエリア22
○システム出力データエリア22

3 データエリア23
○システム出力データエリア23

4 データエリア24
○システム出力データエリア24

5 データエリア25
○システム出力データエリア25

6 データエリア26
○システム出力データエリア26

7 データエリア27
○システム出力データエリア27

8 データエリア28
○システム出力データエリア28

9 データエリア29
○システム出力データエリア29

10 データエリア30
○システム出力データエリア30

13 データエリア31~40

1 データエリア31
○システム出力データエリア31

2 データエリア32
○システム出力データエリア32

3 データエリア33
○システム出力データエリア33

4 データエリア34
○システム出力データエリア34

5 データエリア35
○システム出力データエリア35

6 データエリア36
○システム出力データエリア36

7 データエリア37
○システム出力データエリア37

8 データエリア38
○システム出力データエリア38

9 データエリア39
○システム出力データエリア39

10 データエリア40
○システム出力データエリア40

7 気筒別制御

各気筒毎に、吸気量の差、インジェクターの噴射量の差、点火火花の強弱や信号の遅れ等、僅かながら差があります。
ここでは、その差を補正係数で微調整し、全ての気筒の実制御上の辻褄を合せる設定を行います。
よほど詰めて行かない限りは、極端な差が無い場合は設定の必要はありません。
一部の設定項目は、他の設定項目のメモリーと共用されている部分があるため、データの干渉に注意して設定を行って下さい。

1 #1噴射量微調整
○噴射量微調整 第1気筒(1.000で補正無し)

2 #2噴射量微調整
○噴射量微調整 第2気筒(1.000で補正無し)

3 #3噴射量微調整
○噴射量微調整 第3気筒(1.000で補正無し)

4 #4噴射量微調整
○噴射量微調整 第4気筒(1.000で補正無し)

5 #1点火時期微調整
○点火時期微調整 第1気筒(-値が遅角)(システム出力データエリア40)

6 #2点火時期微調整
○点火時期微調整 第2気筒(-値が遅角)(システム出力データエリア39)

7 #3点火時期微調整
○点火時期微調整 第3気筒(-値が遅角)(システム出力データエリア38)

8 #4点火時期微調整
○点火時期微調整 第4気筒(-値が遅角)(システム出力データエリア37)

9 #5点火時期微調整
○システム出力データエリア36(点火時期微調整 第5気筒)

10 #6点火時期微調整
○システム出力データエリア35(点火時期微調整 第6気筒)

11 #7点火時期微調整
○システム出力データエリア34(点火時期微調整 第7気筒)

12 #8点火時期微調整
○システム出力データエリア33(点火時期微調整 第8気筒)