天気:雨
路面:ウェット
台数:28台

いよいよクヌギランナー2020開幕です!

去年のクヌギランナーは雨の日が多く、第4戦に至っては大型の台風接近に伴い中止となったり…

そして今回、2020年最初のクヌギランナーはなんと雨です!!

2連続で雨の日を引いてしまうとは、なんだか申し訳ないです。

去年末と違い、気温の高い事が救いですが、路面コンディションは完璧なウェットと、タイムを狙うには不向きな日和となりました。

それでも開幕から沢山のエントリーがあり、なんと28台も集まる大盛況です!

 

 

■1年ぶりに返り咲き!

常勝のイメージが定着していたサキガケさんも、気が付けば1年以上トップタイムを記録しておらず、負け続きだった様ですが、今回は久しぶりに返り咲き!

トップタイムではないとは言え、ライバルのレベルがどんどん上がって来て簡単には勝てなくなったと言うのが正しく、ラップタイム自体は速いんですけどね。

今回は、2本目のタイムアタックの時点で、からあげ君が暫定トップに。

これを「何としても、からあげ君のトップだけは阻止しないと!!」と、燃えるサキガケさん。

かなり際どい勝負となりましたが、後半で路面コンディションも回復傾向となり、0.04秒弱上回って見事トップに!

 

今回、惜しくもトップを逃したからあげ君のRX-7。

1本目のアタックはどしゃ降りだったものの、2本目のアタック時点では雨も止み、路面コンディション自体は有利な方向に向かうが、予想外の事態が発生!

最終コーナーの排水溝が詰まって深い水溜りが出来ており、走行ラインの選択を迫られる。

避けて大回りするか、水溜りに突っ込むか、どちらにしても普段では発生しないロスとなるので、これは結構キツい。

しかし、運も重要ですよね。こればかりは仕方がない(笑)

 

いつもやる気がないと言いながら、実は一番燃えている男、86の組長さん。

雨でも臆する事無くガンガン踏んで行き、いつもに増して絶好調な様子でしたが、それでも最終コーナーの水溜りには勝てない(笑)

見た目以上に深いので、水溜りに飛び込むのはややリスクがあるが、それでも走行ラインは頑なに変えようとはせず、タイムは35秒1と、水溜りさえなければ34秒台にも入りそうなタイムなだけに、ちょっと残念。

次回こそは晴れを引いてベスト更新に期待したいところですね。

■季節外れの水遊び状態!

当日の天気は、直前まで雨から曇りと移行して行く予報となっており、前半に降って後半からはコンディションも回復するのではないかと予想していました。

しかし、タイムアタックを開始してから中盤辺りから段々と雨が激しくなってくる…。

クヌギの路面は、ウェットでも意外とグリップするので、水溜りさえ出来なければ、少々降るくらいは大した問題とならない事も多いのですが、年末はこれに低い気温が加わって最悪のコンディションでした。

今回は、気温は暖かく、前回の様な過酷なコンディションに比べると良い方ですが、それでもこれだけ集中して降り注ぐと、流石に視界が悪くなって走り難そう。

初参加のメンバーにも容赦なく襲い掛かる雨(笑)

流石にこれだけ降ると、段々とコース上に水溜りも見られる様になってきました。

後半に掛けて、雨が止むどころかどんどん激しくなってきて、初参加の方や久しぶりに参加した人はちょっとかわいそうです…。

なんて思っていたら、2本目のタイムアタック中盤辺りで雨も上がり、これは後半に掛けて有利になりそうですよ!

しかし、路面の水溜りも目立たなくなり、路面コンディションは回復傾向なのに、みんな思った程タイムも伸びず、良く見ていると最終コーナー付近での様子がおかしい。

すると、何名かが水しぶきを上げながらホームストレートへ帰ってくるではないか!

こりゃひでえ!!(笑)

しかし何事だろうか?

もっと激しく降った時でも、最終コーナーが冠水するなんて余程の事がない限りは起こらないし、私も長い事クヌギを走ってこんな状態になるのを見た事なんて1度か2度くらいである。

後から判明するが、最終コーナーのイン側に設置されている排水溝が落ち葉で詰まってしまっていた様で、水捌けが悪くなっていたみたいです。

幸いにも最終コーナーは奥行きが広いので、水溜りを避けて大回りするラインが取れるため、ほとんどの人はそのラインで、一部の人は問答無用で水溜りに突っ込んで走っていたみたい。

初めてクヌギを走って驚かれた方はご安心ください。普段はこんな事にはなりませんので!(笑)


■初参加のメンバー紹介

今回も初参加の方や久しぶりの方が沢山!

こちらは車種、ドライバー共に初登場のjigakiさん。

アバルト・124スパイダーでエントリーです!

アバルトはイタリアのフィアットと関連のある会社で、所謂メーカーチューンド、メーカーカスタム車を手掛ける会社。

基本的にはフィアット車ベースですが、124スパイダーはマツダ・ロードスターをベースにした車で、プラットフォームを共有していますが、取り換え可能なフロントマスクのみならず、リアフェンダーに至るまでオリジナルのエクステリアとなり、エンジンも1.4Lターボを搭載。

ND型ロードスター登場直後から話題にもなっているので、車自体は結構知っている方も多いと思いますが、私は実物を近くで見たのは今回が初めて。

カタログ写真だと立体感が伝わり難いので、どうかな~?なんて思っていましたが、これメッチャかっこいいですよ!!

走行性能についても、新型スイフトスポーツなどがそうであるように、低排気量でもトルクに振ったターボエンジン搭載だとホームストレートを駆け抜けるスピードもかなり速い!

そして何より小型でFRと言うレイアウトは、クヌギの様なコースには理想的ですね。

今回初参加で路面コンディションも悪い中35秒3と言う記録なので、コースに慣れてくると一気に上位も有り得そうです!

 

こちらもアバルトのマシンです!アバルト・595でエントリーのガショウさん。

アバルト・595はフィアット・500をベースにした車で、こちらも1.4Lターボを搭載。

かわいい見た目からは想像出来ないくらい、鋭い加速を見せ付けてくれます!

過去にも同車種のエントリーがありますが、ウェットでは流石に記録及ばず…。

是非、今度はドライでリベンジしてください!

 

随分ご無沙汰しておりましたが、久しぶりに登場のS15に乗るボンズさん。

恐らくベスト更新を狙ってのエントリーだったと思いますが、生憎の天候でちょっと残念…。

タイムアタックは1本目、2本目共にボンズさんの番はどしゃ降りに見舞われるなど、ツイてないですが、天候ばかりは仕方がありません(笑)

記録は35秒6と、一応公式上の記録は更新したものの、練習などでは33秒台も狙えるところまできていた様なので、これはかなり悔しいのではないかと。

 

こちらは期待度大!アルトワークスでエントリーのりょういちさん。

アルトワークス自体は結構エントリー台数も多い車種ですが、初参加でいきなり現行モデルのトップタイムを叩き出してきました!

このコンディションの中で36秒6と、かなり速いです。

現行型のポテンシャルが未だよくわからないと言う状態でしたが、これくらいバシッとタイムを出して来る車両が現れると、今後のお手本になりそうですね。

ドライだとどれくらいタイムを伸ばして来るのか注目です!

 

スイフトスポーツでエントリーのサイセイさん。

なんと、積載車で登場と気合入ってます!!

2つ前のモデルで、クヌギでは久しぶりに見る車両ですが、やっぱり軽くてキビキビ走る良い車ですね。

タイムは37秒前半を記録し、初参加のウェットと言う事を考えるとかなり良いタイムではないでしょうか。

走りも非常にスムーズで、ドライだと難なく36秒台を叩き出してきそうなので、次回以降が楽しみですね!

 

こちらはサニーでエントリーのKさん。結構珍しいですよね。

サニーはかつて日産が生産していた、トヨタで言うところのカローラに位置する車ですが、最終型でも2004年に販売終了。

既にサニーを知らない世代も増えてきていますが、昔は街のいたるところで目にするポピュラーな車だったんですよ!(笑)

ダートラでも流行っていた時期がありましたが、最近では全くと言って良い程見なくなりました。

クヌギには初登場の車両となりますが、タイムは38秒前半と、ウェットなので参考タイムとしては不十分かな?

またリベンジに来てください!

 

こちらはインプ…いや、レガシィです!!レガシィで初エントリーのごっちゃん。

気合の入ったエアロスタイルにローダウン、大型のリアウイングと、まるでインプレッサを彷彿とさせるエクステリアでキマってますね!

クヌギでは、スバルと言えばインプレッサと言った感じで明らかな偏りが見られましたが、最近ではBRZが増え、ここ最近は急にレガシィブームが押し寄せてます(笑)

ライバル車種としては、車種名こそインプレッサですが、ATのNAで参戦しているウリさんの車両など、ほぼ同条件となるので、比較参考には最適ではないでしょうか。

ポテンシャルは十分で、34秒台も狙える可能性はありますので、是非リベンジしてレガシィフィーバーを巻き起こしてください♪

 

こちらはカプチーノでエントリーのNOBUさん。

カプチーノのエントリー自体はそこそこの台数が見られますが、スポット参戦の方が多いので比較的珍しいです。

ただ、このカプチーノと言う車種は、結構速い車なのですが、雨の日に攻め込む勇気があるかどうか、かなり扱いが難しい印象ですよね。

後輪駆動のターボと言えば、最近増えてきたS660などもありますが、新しい車は電子制御も付いていたり、ターボの効き方もマイルドだったりと比較的乗り易いですが、10年遡れば結構怖い車が多いですし、カプチーノに至ってはもっと前です(笑)

タイムは39秒6と、初参加のウェットと考えればまずまずのタイム。

次はドライでリベンジに期待してます!


■注目のレア車両!

今回注目の1台!!

コペンでエントリーのあんじゃモンさん。

まあ、クヌギにコペンってどちらかと言うと少数派で、比較的珍しいかな~?くらいに思ってる方も多いかもしれませんが、信じられますか?

なんと、まさかの4WDです!(笑)

「これ四駆なんですよ~」って聞いた時には、へぇ~四駆か~…って、え?四駆!?

そうです、標準ラインナップには4WDのコペンは存在しませんが、ショップのコンプリートカーらしく、なんと、しっかり公認まで取得した合法改造車ですよ!

ミラのフロアを移植してプロペラシャフトが通っており、もちろんリアデフからドライブシャフトまできちんと4WD仕様に改造され、完成度が高いです。

外観からは全く想像出来ない仕様な上、4WDのコペンなど今までエントリーもないので全く未知の車両です(笑)

エンジン自体はノーマルと言う事なので、外から見て明らかにヤバい加速をするだとか、そんな事もないので聞いてもなかなか信じられないところですが、後ろから覗くと…

興味のある方は、機会があれば是非見せてもらってください♪


■参加車両紹介

けいいちさん/インプレッサ

ジャギ様/86

だるまんさん/S2000

ウリさん/インプレッサ

だるまさん/ビート

そうたさん/シビックTypeR

ユースケ/アクセラ

miyanonnさん/S660

小林さん/S660

Shyumarshallさん/S660

銀ビートさん/S660

Lukaさん/MR2

のり@S660RAさん/S660

さわこさん/アルトワークス

たいせーさん/アルトワークス

Sッコロさん/S660

■リザルト

悪天候の中、沢山のご参加ありがとうございました!

コースの一部冠水など予想外の事態も起こりましたが、大きなトラブルなどなく無事に終える事が出来てほっとしております。

初参加の方や久しぶりにご参加の方もおられましたが、参加台数も多くギリギリのスケジュールで進めたため、全員とゆっくりお話しする時間がありませんでした。

初参加の方にとっては不慣れなコースにいきなり雨天デビューとなってしまい、結構きつかったのではないかと思いますが、如何でしたか?

懲りずに、またリベンジに来て頂けたら幸いです。

次回の開催は4月中旬を予定しておりますので、また沢山のご参加よろしくお願いします。

尚、当日にお配りした参加賞は、イベント協賛の(有)木下部品様よりご提供頂いております。

大分市内で自動車部品や用品、工具などを販売している会社ですので、お近くまでお越しの際は是非お立ち寄りください。

「クヌギランナーを見て来た!」と伝えて、うちの株も上げておいてくださいね!!(笑)

イベントにご協力くださった一本クヌギ・スピードウェイ様、(有)木下部品様、ありがとうございました!

 

■イベント協賛

 

(敬称略 順不同)