天気:曇り後晴れ
路面:ドライ
台数:30台
2月11日(日)にクヌギランナー第1戦を開催しました。
今年も初戦から受付開始直後に募集台数を超える大盛況で、参加台数は30台となっております。
当日の天気は曇りですが、この季節にしては珍しく、比較的暖かい日和だったので走り易い1日となりましたね。
風はやや冷たいものの、後半は路面温度の上昇も見られ、コースイン直後からタイヤもグリップしてタイムアタックには好都合な条件が揃っていました。
前回も平均タイムが凄い事になっていましたが、今回も約半数が34秒切り、NAの軽自動車クラスでも36秒台前半が飛び出すハイレベルなリザルトとなっています。
■1・2を飾るWエントリーのMR-S
トップタイムは32秒418を記録したワッツさんのMR-Sです。
もうお馴染みとなっていますが、2Lターボの爆速マシンでコースレコードを狙います!
前回は極寒の中、お手製のタイヤウォーマーで記録を狙うも効果はイマイチと言う結果に終わっていますが、今回はWエントリーで前走者にタイヤを温めてもらうと言う作戦の様です。。。
この作戦の結果は良かったのか悪かったのかわかりませんが、好記録は出ているのでとりあえず成功…なのでしょうか?(笑)
2着は川崎さんのMR-S。
ワッツさんとWエントリーでタイヤの温め役も担っていますが、そもそも今日のコンディションでは十分にグリップしている印象。
気温も味方してパワーも十分に出ている様なので、好記録に期待出来そうです!
後半は欲が出たのか少し乱れる場面があったものの、タイムは32秒692を叩き出し、MR-Sで1・2を飾る事に。
ランキングには何故かハードチューンのMR-Sしかいませんが、怖がらずに”普通のMR-S”の方も是非エントリーしてくださいね!!(笑)
■アナログ制御の洗礼を受ける若者(笑)
ちょっと信じられないのですが、もうカーナビやABSの付いていない車に乗った事がないって世代が出てきてるのね(笑)
私もNBロードスターからRX-8に乗り替えた直後は、なかなかABSが信用出来なくて怖いと感じていましたが、慣れてしまえばもうABSの付いていない車なんて、できれば乗りたくないってくらい頼っちゃってますよね。
先日古い車に乗った際に、なんだかんだでブレーキロックしたら無意識にペダルを緩めると言う操作は感覚として身体が覚えている様でしたが、一瞬とは言え制御不能になるのはあまり良い気分でないのは間違いないです(笑)
こちらはRyoさんのゴルフ。
常連の田辺さんの車両ですが、参考タイムの確認を兼ねてドライバー交代でのエントリーです。
綺麗にレストアされた車両ですが、古い車ですのでABSなどの電子制御は一切なし。
やけにブレーキングでスリップする時間が長いな…と感じていたら「たぶんABSのない車で走った事がない…」と田辺さん(笑)
そして事は起こる…
バックストレートエンドでスリップするも、恐怖心からかブレーキをリリースできずにコースアウト!
グラベルにちょっとはみ出してしまっただけなので被害はありませんでしたが、ちょっとヒヤッとする場面でした。。。
タイムはまずまずの37秒7を記録はしていますが、これはもうちょっと修行が必要かな?(笑)
アナログ制御に慣れてからまたリベンジに来てください!
でもやっぱり「止まらない!」と思ったら、ブレーキを緩めると言う一見矛盾した操作をするのは抵抗がありますかねえ?
まあ、おじさん達はある日突然ABSを与えられた時は、感覚が逆だったんですがね(笑)
■乗り換えてエントリーのみなさん
中には複数台所有していて気分で選ぶ人もいますが、普段と違う車でエントリーの方を紹介。
こちらは普段スカイラインでエントリーしているあべさんのMR-S。
本日もスカイラインでエントリーしていましたが、出走直前になってハブボルトを損傷してしまったと言う事で、急遽ゆうきゃんさんのMR-SでWエントリーと言う形に。
スカイラインとはまるで異なるタイプの車ですが、2本目のアタックでは慣れてきたのか33秒台を叩き出してきました!
「この車速い!」と大満足の様子でしたが、同時に「でも、ちょっと怖い…」とネガティブな部分の本音も(笑)
こちらはなぎさんのロードスター。
以前は1.8LのNBロードスターに乗っていましたが、今度は1.6LのNAロードスターに乗り換えです。
単純な性能比較なら当然NBの方が上回るとは思いますが、重量やコンディションの違いなのか、大幅なベスト更新となっています。
最近はNAロードスターも追い上げの勢いが凄いですからね(汗)
ショートコースだと、古い車だからと侮れないですよ~?
こちらはアルトワークスからアルトに乗り換えてエントリーのたきさん。
現在、アルトワークスの車種別ランキングで最速の記録を持っていますが、今度はアルトのコースレコードに挑戦。
NAエンジンなのでKクラスの上位を狙うのは厳しそうですが、初回からいきなり36秒台を叩き出してアルトのランキングでは2位に!
乗り換え直後から密かに練習を重ねていた様ですが、トップタイムまで0.5秒差は険しい道のりとなりそうか!?
こちらは普段レビンでエントリーのうーたんさん。
まだ仕上がってはいない様ですが、ナンバー無しのカプチーノを積載車で持ち込む気合の入り様。
Sタイヤで挑戦するも、どうもエンジンが本調子ではなさそうで、記録は37秒フラットと言う微妙な結果に。。。
SNSでチラッと見ましたが、既にタービンやエンジンを分解して手直しも始めている様なので、次回は是非ともバシッと決めて頂きたい!
そう言えば、今回Ryoさんが走らせた田辺さんのゴルフも、イベント直前にエンジンを分解してゴソゴソやってましたね…(汗)
みんな気合が凄い(笑)
■サーキットを走るクラシック・ベンツ!
クヌギランナーには、何故か毎回の様に魔改造車や謎の車がエントリーしていたり、公式戦ではまず見られない、走行会イベントならではの怪しい車が勢揃いである。
一応ランキングがあるので、一見すると車格も改造範囲も縛りのない無差別バトルの様に見えますが、実際には皆それぞれの車でそれぞれの思いを乗せて車を走らせる事を楽しんでいる印象を受けます。
SNSなどを覗くと、リザルトのタイムを見て参加を躊躇している方も少なからずいる様ですが、本来の目的はサーキットデビューを躊躇っている人に機会を与える事や、交流で仲間を作る目的で開催していますので、速い遅いなど気にせず、好きな車で楽しく走る事に重点を置いて気楽に参加して頂けると幸いです。
今回もまた、速い遅いなど気にせず、何とも言い難い車でエントリーのグッチさん(笑)
メルセデスのE-Classですが、街を静かに流せばエレガントなのに、サーキットでは明らかに場違いなフォルムの乗り物。。。
車両はノーマルの様でロールも激しいですが、観察していると何とも不思議な動きをするんですよ。
舵を利かせる事を優先した設計になっているのか、ロールが大きくなると、ある所を境に急にフロントが沈み始めます。
舵は利いても、残念ながら動きは鈍いです(笑)
この車が該当するのかわかりませんが、以前に一部の高級車で、ロールすると沈んだ外側を起こす様に力の掛かる足回り構造を有した物があると聞いた事があります。
ただフロント外側の荷重が抜けているだけなのか、そう言う設計なのか?
何だか違う気もしますが、ちょっと変わった挙動の車でした。
■初参加のメンバー紹介
今回も久しぶりに参加した方や初参加のメンバーがいるので紹介ですが、一本クヌギのコース自体は常連のみんさんです。
こちらはMONOさんのフェアレディZ。
毎回会場には来ているので久しぶりと言う印象は全く受けなかったのですが、昨年は第2戦に1度エントリーしただけで、朝駆改の若手メンバーの参加を優先していた様です。
久しぶりとは言っても走っていないわけではないので当然遅いわけもなく、33秒285の好記録で上位の接戦に加わります。
親分が速いと、若いメンバーにも良い刺激になりそうですね♪
こちらはもう1台の危ない魔改造MR-S(笑)で初参加のゆうきゃんさん。
外観は似ていますが、こちらはスーパーチャージャーを組み合わせた仕様で、ターボとどちらが速いのかデータ収集中と言ったところでしょうか。
外から見る分にはT/CとS/Cのどちらも遜色ない加速力に見えますが、過給の掛かり方など微妙な違いによる乗り味の差はある様です。
どちらが良いかはドライバーの好みにもよるかもしれませんが、どちらもなかなか刺激的で面白そうですね!
おじさんには黄色い車とデッカい羽が流行なのか(笑)
こちらの黄色いS2000はエラン廣瀬さんの車両。
九州にお住まいならご存知の方も多いと思いますが、クヌギランナーと同様に初級者さんにもサーキット走行や交流の機会を目的とした「エランde走行会」と言うイベントを主催しています。
一本クヌギには時々走りに来ていますし、平日の計測会でご一緒した事はありますが、クヌギランナーのイベントに参加するのは今回が初めて。
1本目で33秒台の好記録を叩き出していますが、2本目のアタックではパワステのトラブルで撃沈。。。
またリベンジに来てください!
■ナイスファイト!
今回は自己ベストを更新された方も多かったですが、車種別や各クラス上位に迫るタイムを叩き出す人も!
どんどん軽量化も進んで戦闘力を増していく、佐藤空気感さんのロードスター。
目標タイムを目指して何度もトライしていますが、なかなか上手くまとめられずに悔しい思いをしていましたが、今回はバシッと決めて34秒フラットの好タイムを記録!
惜しくも33秒台には僅かに届かなかったものの、NA・NBロードスターのトップタイム…ん?
…残念!33秒台にNBがもう1台(笑)
とりあえず射程圏内には迫っているので、この勢いで次回こそやっつけちゃいましょう!
こちらはtakeshiさんのGR86です。
86の車種別ランキングを見ていても、スペック的に十分出そうなのに未だに出ない33秒台。。。
今回も33秒台には届かないものの、自己ベストを更新して34秒5を叩き出し、車種別ランキング3位へ浮上。
最近勢いのあるジャイアンさんもいるので、お互いに刺激し合えばタイムの底上げにも繋がるかも??
誰が一番乗りになるでしょうか!?
こちらはスイフトスポーツのウリさんです。
ターボ付きのZC33Sが発売されて以降クヌギで猛威を奮っている車種ですが、このモデルまではNAエンジンなのでランキングを見ても37~36秒台が多いです。
それ程速い車ではないのでは?と思っていたのですが、慣れてきた頃に35秒前半を叩き出し、本日はなんとまさかの34秒7を記録してDクラスのFFでトップのシビックTypeRに迫る快挙を達成!
しかもラジアルなので、まだまだ伸び代がありそうで恐ろしい車種ですよ。
みなさん、次回も記録更新を目指して頑張ってください!
■参加車両紹介
■リザルト
今年も第1戦から沢山のご参加ありがとうございました!
参加枠から外れてしまって走れなかった方も、計測の機会は他にも少人数で集まる平日練習会を不定期で開催しておりますので、クヌギランナーのSNSやFacebookページも時々覗いてみてください!
尚、当日にお配りした参加賞は、イベント協賛の(有)木下部品様よりご提供頂いております。
また、じゃんけん大会の賞品はグッチさんと古川さんから提供頂きました。
ありがとうございました。大変助かります!
協賛の(有)木下部品様は大分市内で自動車部品や用品・工具などの販売をしている会社です。
上記の社名のリンクからGoogleMapsで確認出来ますので、何か部品が入用な時や、近くを通り掛かった際は是非お立ち寄りください。
次回辺りまでは好タイムも狙い易い季節ですが、雨も多くなってきますので、開催日にハズレを引かない様に今の内から”日頃の行いを良く”しておきましょう!(笑)
次回は4月中旬~下旬を予定しておりますので、また沢山のエントリーをお待ちしております!
■イベント協賛
(敬称略 順不同)
- 投稿タグ
- イベント, クヌギランナー2024