現在ではSNSの普及により、クヌギランナーや一本クヌギ・スピードウェイの知名度も上がってきました。
しかし、どんなイベントかよくわからない、気軽に参加できるの?と言った疑問も多く見受けられます。
ここでは、一本クヌギ・スピードウェイ公式タイムアタックのクヌギランナーについてご説明させて頂きます。
■イベント案内
■クヌギランナー
一本クヌギ・スピードウェイの公式タイムを計測・記録する公認イベントです。
クヌギランナーは1998年から開催されており、2002年に現在の主催へ引き継がれました。
規模は小さいながらも、かなり長寿の走行会イベントです。
近年は、モータースポーツも徐々に世間へ浸透してきましたが、イベント開催の目的は、敷居が高いと言う印象の強いモータースポーツを、もっと手軽に、もっと身近に感じて頂き、その楽しさを、より多くの方々に知ってもらおうと言うものです。
また、大きなサーキットさえ経営が厳しいと言われる昨今、貴重な地元のコースを保存する意味でも、集客などのお役に立ち、活性化出来ればと言う願いからです。
サーキットを走行される事自体は難しい事ではありません。
有効な運転免許証と、車があれば、免許を取得したばかりの初心者の方から、本格的に競技を始められる方、主婦の方でも、どなたでも走行出来ます。
しかし、いざサーキットを走ろうにも、走り方が全然わからない!知り合いもいないから不安…。
走行料金も高いし、ヘルメットやレーシングスーツも高い!
いえ、本格的に走っている方は、それくらい買って当然だと思うでしょう。
しかし、現実として自分に合う趣味かもわからない内や、レジャー感覚で気軽に、体験として走ってみたいと言う方々にとっては敷居と言わざるを得ないのです。
そう言った理由から、始めてみたいけどなかなか一歩が踏み出せないと言う方。
そこでクヌギランナーの出番です!
確かに保護具の着用が好ましいのは事実ですが、お持ちでない方も、手ぶらで気軽に参加し、モータースポーツを体験できる舞台をご提供します。
非営利目的のイベントですので、走行料金も3000円とリーズナブル。
本格的な競技会と違い、交流を目的としたイベントであり、殺伐とせず、和気藹々とみんなで仲良く、楽しく走ろうと言うコンセプトで開催しておりますので、初めて参加する方でもすぐに馴染める環境に配慮しております。
また、クヌギランナーを切っ掛けとして、大きなサーキットを走るようになった方や、本格的にラリーやジムカーナと言った公式競技を始めた方も大勢おられます。
仲間を作る事で、他のイベントにも一緒に参加し易くなりますので、まずは基礎を学ぶための入門と、一緒に走る仲間探しの意味でも、クヌギランナーの様な気軽に参加できるイベントは非常に重要な意味を持つものだと考えています。
興味のある方は、是非クヌギランナーにご参加ください!
あなたのエントリーをお待ちしております!
■タイム計測について
公式コース及び計測タイムの扱いについて
クヌギランナー指定のコース図を参考に、順走でのラップタイム計測を行います。
タイム計測は、光電管センサーを接続したパーソナルコンピュータにて1/1000秒単位での記録を行い、当日の最速ラップタイムをリザルトとして発表します。
尚、この計測に於ける記録は、一本クヌギ・スピードウェイの公式記録として扱い、クヌギランナーのランキング及び、一本クヌギ・スピードウェイの施設内に掲載されます。
計測スタートはローリングスタート方式となり、純粋なラップタイムでのアタックとなります。
公式タイムアタックコース
タイムアタックには、上記の周回方法を用います。
コースインからホームストレートの計測ライン通過までをウォーミングラップとし、そこから間3周のラップタイムを記録しますので、ウォーミングラップで最終コーナーを立ち上がってからは全開でスタートしてください。
また、最終ラップを計測した後、計測ラインをアクセル全開のまま通過すると1コーナー脇の出口までに減速が間に合わない可能性がありますので、計測終了後にクーリングラップを1周設けております。
最終ラップでアクセルを緩められる方がおられますが、是非最後まで全開で通過してください。
計測上の注意
光電管による計測の都合上、1台ずつの計測となります。
また、計測中は光電管の前を横切らない様にご注意ください。
フリー走行中に、各自で準備したGPS計測やラップタイムカウンターなどを用いた計測は自由ですが、センサー取り付け位置や精度によって誤差が生じるため、公式記録としては扱いません。
また、公式の計測装置であっても、雨天時での雨滴誤検知や万が一の車両接触による計測機破損、その他理由により、稀に計測が出来なくなる事がありますので予めご了承ください。
計測器の予備は準備しておりますが、クヌギランナーは、イベント中に於ける全ての走行タイムの記録を保障するものではありません。
計測のトラブルを理由とした参加費の返金にはお応え出来ませんので、予めご了承ください。
あくまでも、走行会の中に盛り込まれたサービスの内の1つと言う位置付けでお考えください。
車両のクラス分けについて
各クラス、改造範囲に上限は設けない。
ただし、駆動方式やエンジンチューニング(スワップ含む)によって排気量が変更となる場合は、各クラスの区分に従う。
尚、ラジアルタイヤと通称Sタイヤなどの競技用タイヤは、クラスランキング内での扱いを分けるものとする。
スパイクタイヤやタイヤチェーンの装着、キャタピラなどの極めて特殊なものを除き、使用を禁止するタイヤは定めないが、下記にコンペティションとして別記する銘柄については、製造または販売メーカーの分類公称を問わず、Sタイヤとして扱うものとする。
過給機系数:1.7倍
ロータリー・HV系数:1.0倍
EV系数:出力換算(kw x 10cc)
Kクラス
全ての軽自動車
Dクラス
排気量1600cc以下の2輪駆動車
Cクラス
排気量1601cc以上の前輪駆動車
Bクラス
排気量1601cc以上の後輪駆動車
Aクラス
軽を除く全ての4輪駆動車
コンペティションタイヤについて
ブリヂストン・11-A2.0/11A4.0/05D/06D/07D/12D/12D-A
ダンロップ・ZIIα/ZIIβ/β02/β03/β04
ヨコハマ・A-08B/A-08B2/A-052
トーヨー・R888/R888R
グッドイヤー・RS-Sportシリーズ
ファルケン・R615K
上記の一例に加え、メーカー公称含む一般的に、または事実上Sタイヤ及び競技専用タイヤと広く認識されている銘柄、縦溝のみのタイヤ、コンパウンドが選択可能なタイヤ、その他外国製タイヤを含むこれに準ずるコンペティションタイヤ。(事実上、レース用・ジムカーナ用・ラリー用などと認識されているハイグリップラジアル全般を指す)
シリーズ中であっても異議申し立てがあった場合は該当する銘柄を調査・検討し、Sタイヤ扱いとする場合がある。
全ての銘柄を精査する事は困難なため、独断でのカテゴリ分けは行わず、主にはJAF公式競技の規則書を参考にカテゴリ分けを行います。
記載のない銘柄について確認したい場合はJMRC九州のサイトにて、ジムカーナ競技の特別規則書の使用禁止タイヤの項目をご確認ください。(リストに含まれていない銘柄も、過去に禁止された銘柄のシリーズをまとめてSタイヤ扱いとしている場合あり)
尚、クヌギランナーではスパイクタイヤやキャタピラ等の特殊タイヤや、内部構造の露出した劣化タイヤを除き使用を禁止するタイヤはありません。
あくまでもランキング上でのカテゴリ分けの基準としております。
■参加規約
みんなで作るイベントです!
クヌギランナーは走行会の名目で開催しておりますが、あくまでもモータースポーツの普及活動と交流を主目的としたイベントですので、主催側が無暗に深入りしないフリースタイルです。
主催は危険行為・迷惑行為を行う者に対して、積極的に指示・注意喚起を行いますが、万が一発生したトラブルに関してはサポートの範囲に留まり、損害等一切の責任は問わないものとします。
また、全参加者に対して事前のチェックは行いませんが、クローズドコースと言えど飲酒後の運転は自粛すること。
その他、体調不良等の理由により状況判断能力、運動能力が著しく低下していると思われる場合も上記と同様に自粛すること。
もし、参加者、一般見学者問わず、危険行為や迷惑行為を発見した場合、直接注意し難い場合は速やかに主催側へご相談下さい。
改造車やナンバープレートの扱いについて
行政ではありませんので、車両の改造や整備状態のチェックは行いませんが、明らかに悪意のある改造、イベント進行の妨げや周辺への迷惑が懸念される様な著しい不正改造車は走行をお断りさせて頂く場合があります。(油脂類の漏れや金属パーツの接触でコースを傷める恐れのある整備不良車両。常識の範囲を著しく逸脱した騒音や悪臭を発する不正改造車など。)
競技専用車両など、特殊な車両でご参加の方は事前にご相談下さい。
尚、如何なる理由であっても、公道走行不可の車両は積載車での運搬を徹底して下さい。
不正な自動車臨時運行許可証(通称:臨番)の使用は施設やイベント存続にも影響しますので、所轄の行政機関に通報させて頂く場合があります。
また、走行中に自動車登録番号票及び車両番号票(ナンバープレート)の取り外しは、法令に違反しない範囲(普通自動車の後部番号票の封印着脱はNG)で認めますが、施設が一般道に隣接しておりますので、番号票を取り外した車両は一般道へ進入しない様に十分ご注意ください。
公道に進入した時点で道路交通法が適用となりますので、番号票を取り外した車両の移動は必ず敷地内に限定してください。
安全への配慮について
一本クヌギ・スピードウェイでは、保護具の着用規定は定められておりません。
コースに規定が無い以上、別途出費の伴う保護具の着用を強制する事は出来ませんので、各自の判断に任せるものとします。
ただし、既に所有している者に関しては、可能な限り着用が望ましいです。
尚、別途出費の伴う事が考え難い、以下の項目についてはご協力をお願いします。
・肌の露出が少ない衣類を着用する事!
シーズンを通して長袖・長ズボン等、肌の露出が少ない衣類を着用する事。
靴はスニーカー等の運動靴を推奨し、運転に支障があると思われるサンダルやハイヒール等は不可とする。
・走行中の窓は全閉とする(または防御用のネットを装着)
万が一の転倒時等、頭部や腕が車外へ出て怪我をする恐れがある為。
その他、接近している車両がクラッシュした場合や、前車からの飛び石等、飛来物の直接進入を防ぐ為。
・コース内では常にシートベルトを着用とする
クーリングラップ時であっても、コース内では理由無くシートベルトを外す事を禁止する。
低速であっても、何らかの要因で事故が発生する可能性もある為。
・事故が発生しても慌てない!
万が一のコースアウトや接触事故、車両の転倒などが発生した場合、やむを得ない場合を除いては急にコース上で停止したり、急いで現場へ駆けつけたりしない様にお願いします。
トラブルに気付いていない車両がペースを落とさずに走っている可能性がありますので、まずは周りの状況を確認しながら安全な場所まで移動して頂き、安全が確保されてからコース内へ進入してください。
また、あまりにも激しい事故であった場合、車両が突然炎上・爆発など起こす場合がありますので、異臭や発煙などが見られる場合はみだりに近付かない様にご注意ください。
ドライバーが意識を失っている場合など、頭を強く打っている可能性がある時は、素人が無暗に触れると状況を悪化させる可能性がありますので、レスキューや医学の知識・経験がある方の指示に従うか、レスキュー隊の到着をお待ちください。
尚、事故を起こした本人の場合、自力でコース復帰出来る場合は動いて頂いて構いませんが、他の走行車両の動きや、周囲に人が近付いてきていないか十分注意した上で行動してください。
・その他の危険行為について
その他の危険行為について気が付いた場合は、従来通り注意を呼びかけますので指示に従う事。
可能な限り、お互いに注意を呼びかけましょう。
直接言い難い場合は、主催側にお伝え頂ければ、代わって注意を行います。
■参加申し込み確認
上記の参加規約に同意し、クヌギランナーへご参加を希望される方は、参加申し込みのページよりお問い合わせください。
トラブルに関しては全て自己責任で対処するものとする。
主催及び全参加者は、クヌギランナーに参加した時点で、上記の規約に全て合意したものとする。