天気:晴れ
路面:ドライ
台数:30台(計測台数31台)

2020年…この年は年始から新型コロナウイルスの影響で生活様式に大きな変化のあった年でした。

街に出ればみんなマスクを着用し、春先には多くのイベントが中止、緊急事態宣言が出てクヌギランナー第2戦も中止になったり…。

その後は少し落ち着きましたが、スポーツは無観客試合、コンサートなどもオンラインライブ、会社の会議や食事会などもオンラインで行うスタイルが増えてきたり、海外旅行なんてありえない状況まで事態が深刻化しています。

一時期、閉鎖の可能性が騒がれていた一本クヌギも存続が決定し、今年の最終戦は無事に開催出来ましたが、コロナの第2波到来の兆しも強く、コースが残っても来年の開催がどう言った感じになるのか現状では何とも言えないところです。

どうか一刻も早く事態が収束して、以前の様な日常が戻って来る事を祈るばかりです。

こんなご時世ですが、クヌギランナー第6戦はお陰様で大盛況でした!

常連さんも多く、スムーズに進む事が予想できたため、いつもより少し多めに30台を受け入れての開催となりました。

前代未聞の好記録連発!

今回のイベントはリザルトがとんでもない事になっている!

なんと、半分の15台で分けて見てもまさかの35秒切り。

32秒台が6台もいると言う、目を疑う様な好記録が連発でした!

 

今回1位のだるまんさんのS2000。

タイムは32秒494と驚異的なタイムを記録しているのですが、これ、まさかの”自己ベスト更新ではない”と言う点もちょっとびっくりですけどね(笑)

今年中に31秒台を出す!と言っていましたが、惜しくも叶わず、挑戦は来年に持ち越しとなりました。

来年はタイヤを温存してくるのか、新調してくるのか注目ですが、最近は33秒切りも当然の様になってきましたね。

 

こちらはサキガケさんのS2000。

なかなか新型車にポジションを渡さない、現役バリバリの車です。

今回32秒592を記録し、なんと公式記録では数年振りだとか?

ここ最近はちょこちょこ不具合も残っていた様ですが、ようやく完治に近付いたと言ったところだと思うので、来年から本領発揮でしょうか。

 

遂に32秒台達成のけいいちさん!

この日は気温も低く、ターボも絶好調でパワー全開!(笑)

いつもと異なり、随分と大人しい走りで確実なグリップでタイムを削りに来ている印象が伝わってきましたが、見事に目標達成。

しかし、それでもS2000に及びませんでしたが、Sタイヤを履かせたら勝てるかも!?と言っていたので、来年の足元に注目しましょう!

 

こちらは黒っちさんですが、遂にじゅいちさんにも迫るタイムを叩き出してきました!

32秒台を叩き出し、見事にC-Sクラスのレコードを更新!

SNS上でも話題になっている注目車種ですが、パワフルな分、容易に扱えるかと言う問題はあると思いますが、ポテンシャルは現行車種の中でも上位ではないでしょうか。

実のところ、速さだけではなく4ドアのハッチバックとなっている点で実用性も兼ね備えた乗用向けの車である点も超優秀な気がしますが、どうでしょう?

■RX-7 vs スイフトスポーツ

今でも人気があり、「速い」と言うイメージがあるRX-7。

良く耳にする乗っている人の主張では「ロータリーなので低速のトルクがない」なんて聞きますが、実際に運転してみるとNAロータリーのRX-8はもちろんの事、レシプロエンジンのロードスターと比べても十分過ぎるほど下からパワフルなんですよね(笑)

世間のイメージ通り速い車なのですが、ご存知の通りかなり古い車ですよ。

いくらなんでも現代の車には勝てないんじゃないの?なんて思うところですが、今回、じゅいちさんが1本目と2本目のアタックで車両変更して記録したデータが興味深いのでちょっと見てみましょう。

以前、同じRX-7で33秒台を記録し、後にスイフトスポーツで「自分のFDの記録を抜く!」と言って有言実行。

マジでスイフトスポーツでRX-7の記録を抜いちゃったわけですが、今回はまたちょっと違った結果に。

スイフトスポーツの記録は32秒927を記録し、この記録でも一本クヌギのランキングでも上位に位置していますが、今回RX-7での再アタックで32秒715を記録!

同じドライバーで、スイフトスポーツよりRX-7の方が記録を上回る結果となりました。

RX-7の方はクヌギランナーのレギュレーション上、Sタイヤ扱いとなる銘柄ではあるものの、借りた車両でポンッとこのタイムを記録すると、やはりスイフトスポーツよりRX-7の方が速いのでしょうか?

速さだけでなく、所有する上では色々と比較すべき点も多かと思います。

燃費や部品代などの維持費や、乗り心地、単純な車両価格などなど。

あなたはどちら派?

 

■S660が超速い!

前回のクヌギランナーと練習会の間に、miyanonnさんと平山さんがS660のトップ争いをする展開となっており、どちらが先に35秒台を叩き出すのか!?と注目していました…が!!

今回、ノーマークだったところからまさかの刺客現る!

常連ののり@S660RAさんですが、好記録は出しているものの毎回仕様変更などが仇となってタイムにバラつきが目立ちます。

今回は遂にセッティングがドンピシャ嵌ったのか、35秒台を飛び越して一気に34秒台へ!

これ、一瞬誤計測かと思って確認したものの、他のタイムも35秒台を記録しており、34秒台が出てもおかしくない状況。

そこで、更にもう一本34秒台を記録して文句なしのベスト更新&S660最速となりました!

しかしこの記録…S660乗りにとって希望となるのか、絶望を与える事になるのか…(笑)

クヌギではカプチーノの独壇場となっていたKクラスですが、来年以降が面白くなりそうな展開ですね!


排気量か過給機か

車はパワーだけじゃない!

…なんて言っても、速く走ろうと思ったら極端でない限りパワーがあるに越した事はないわけで。

パワーのある車をイメージすると、大凡2通りで、大排気量か過給機かと言った感じ。

こちらはRX-8からフェアレディZに乗り換えたMONOさんですが、低速から湧き上がるトルクを大絶賛(笑)

NAとは言え、3.5Lのエンジンから絞り出すパワーはRX-8の比ではないと思いますが、最大の弱点は大排気量の車は大体重くてデカいと言った感じで、なんだかんだでメリットとデメリットでほとんど相殺されちゃうんじゃないかと。

とは言っても、RX-8より楽にタイムが出せると言っているので、やはりパワーが占めるメリットは大きいのか、そう思いたいのか(笑)

実際のところどちらが良いのかわかりませんが、車両寸法に影響せず重量増も最小限に抑えてパワーだけ得る方法もあります。

今回、なんとスーパーチャージャーを搭載して乗り込んで来たRyoさんのBRZ!

私も昔、ロードスターにジャクソンレーシング(まだあるの?)のS/Cを付けた事がありますが、低速トルクが増すと言われるわりに、それ程でもなく、むしろ高回転でパワーが出ている印象を受けた記憶があります。

と言うのも、ロードスターみたいにパワーのない車だと、ブロアを回す力がなくて、むしろ低回転域でロスしていると言った感じで、ある程度回ってからパワフルになる。

ただね、当時のS/Cはルーツブロア式と言って、ゴツい過給機本体の中に重たい金属製の板の様な物が仕込んである装置です。

現在の主流は遠心タービン式と言って、見掛け上はターボ車のタービンの様な形状で非常にコンパクトな上、比較的軽い力で回るので機械抵抗も少なく、S/CとT/Cの良いとこ取りみたいなヤツですよ。

どんな感じになるのか興味はあったものの、なかなか装着している車両を見る機会もなかったのですが、今回見た印象では独特のギュンギュン言う過給音はせず非常に静かで、見て分かるくらい速いです!!

ただ、本人は急激に変化した車両特性に適応できなかった様で、今回のタイムは奮いませんでしたが、慣れてきたら相当速そうですね♪


■初参加のメンバー

今回の初参加は1名です!

もっと多かったのですが、開催日目前で増えてきた新型コロナの影響などでキャンセルとなった方もいたため、最終的にはほぼ常連メンバーでの開催となりました。

来年も開催するので、まだ参加した事のない人は是非遊びに来てくださいね!

 

こちらは今回初参加のなおとさんのカプチーノ。

sinsinさんとお知り合いの様で、キャンセル待ちでエントリーされていましたが、見学だけでも…と来たそうです。

…が、運良く当日に急遽参加枠に空きが発生したため、そのまま飛び込み参加で走行する事に(笑)

こんなパターンもあるので、ダメ元で会場に来てみるのもアリかも??

記録は37秒半ばと、初参加の緊張も感じさせないなかなかのデビュー戦を飾りました。

来年も是非遊びに来てくださいね!

 

こちらは初参加ではありませんが、約2年振りに参加のかつさん。

2018年のロータリー祭り(?)以来ですよ。

ブランクはありますが、初参加の時に比べて自己ベストを約2秒更新と言う素晴らしい走り!

安定感のある走りですし、路面温度の問題なのか思った程タイヤがグリップしないと言う事だったので、コンディション次第では34秒前半~33秒台にも届きそうな印象ですね。

来年以降もクヌギランナーは開催しますので、是非リベンジに来てください!

 

■おまけ

ところで、気付いた方はいましたか?

当日は、参加車両ではありませんが、会場にこんな車が来ていましたよ!

トヨタ・スープラ!

2019年にデビューしてからあらゆるメディアで良く目にする車ですし、時々街中で見掛ける事はありますが、なかなか近くでゆっくり眺める機会は少ない新型車です。

発表直後は昔のスープラのイメージが強過ぎたのか、カッコ悪いだとかBMWとの共同開発に苦言を言う方も多かった印象ですが、実物を見れば印象が変わるのでは?

いや、一時期のネットの評判とはまるで対照的に、結構カッコイイですよ。

まあ、写真で見るより実物が一番って事だと思いますが。

車のサイズ感ですが、もっと大きいのかと思ったら実物は意外と小さい?

全高のせいかもしれませんが、ギュッと締まった感じです。

全体的な印象は、新しいデザインながら80型を彷彿とさせる雰囲気がありますね。

乗ってみないと何とも言えないところですが、見るからに速そうで、なんとトルクは40kgf/mを超えているとか。

調子に乗って踏みまくっていると、リアタイヤがズタズタになりそうな数値ですが、聞くだけでワクワクしてくるスペックですよね(笑)

当然ですが、まだまだ中古車市場でも値の張る車なので、クヌギランナーに登場するのはしばらく先になりそうですが、オーナーのとーりょうさんに是非!と声を掛けておいたので、もしかするとそう遠くない内にお目に掛かれるかも??


■参加車両紹介

からあげ君/RX-7

たつやさん/ロードスター

ユースケ/RX-8

組長さん/86

ジャギ様/86

ウリさん/インプレッサ

JUNさん/RX-8

Shyumarshallさん/S660

だるまさん/ビート

sinsinさん/カプチーノ

なおきさん/スカイライン

もりもとさん/カローラ

きらく屋銀カプさん/カプチーノ

増尾さん/86

銀ビートさん/S660

小林さん/S660

ミッピーさん/スカイライン

さわこさん/アルトワークス

島さん/アルト

Sッコロさん/S660

■リザルト

今回も沢山のご参加ありがとうございました!

以上で2020年のイベントは終了となりますが、今年も大きな事故などなく無事に終える事が出来ました。

台数も多くて紹介しきれない方も多いですが、自己ベストを更新された方も多く、リピーターの方もおられます。

新型コロナウイルスの影響がいつまで続くのか、先行きの不透明な状態ではありますが、来年も可能な限り今まで通り開催していきますので、また沢山のご参加よろしくお願いします!

クヌギランナーでは台数も多く、イベント進行などもあるためなかなか一人一人とゆっくりお話しする機会がありませんが、少人数で集まる平日練習会を不定期で開催しておりますので、クヌギランナーのSNSFacebookページも時々覗いてみてください!

尚、当日にお配りした参加賞は、イベント協賛の(有)木下部品様よりご提供頂いております。

大分市内で自動車部品や用品、工具などを販売している会社です。

上記のリンクからGoogleMapsで確認出来ますので、是非近くを通り掛かった際はお立ち寄りください。

イベントにご協力くださった一本クヌギ・スピードウェイ様、(有)木下部品様、ありがとうございました!

それでは、良い年末年始をお過ごしください!

 

■イベント協賛

(敬称略 順不同)