クヌギランナー2023 第３戦

天気：晴れ
路面：ドライ
台数：３２台(内１名は車両変更)

６月４日(日)に開催したクヌギランナー第３戦。

例年では季節柄、天候を警戒してやや参加者が集まり難い傾向が見られるのですが、今回はキャンセル待を含め一時４０台を超えるエントリーがありました。

開催直前になって台風が接近し、キャンセルの申し出が多発したものの、ちょうどキャンセル待ちで待機していた方でピッタリ枠が埋まった感じです。

当日は前後の悪天候を見事に射抜いて晴れとなり、無事に開催が出来ました！

ここで１つお願いがあるのですが、最近は申し込みが多いので様子を見ながら少しずつ上限台数を増やし、ギリギリまで受け入れております。

台数が多く会場の駐車スペースにも余裕はほとんどありませんので、応援やお手伝いに来られる方、見学に来られる方など、走行されない方は参加車両の駐車枠及び通行の妨げになるエリアに車を停めない様にご協力ください。

可能な限り相乗りで来るなど台数を減らして頂き、必要な荷物などを降ろした後はコース裏の駐車場、または周辺に駐車可能な広場などがありますので、そちらへ車の移動をお願いします。

スムーズなイベント進行とトラブル防止のため、原則、会場内は走行する参加車両のみの駐車と言う事でご理解とご協力をよろしくお願いします。

■気温上昇の影響も感じさせない好記録！

開催直前まで雨続きでしたが、砂などもなく路面状態は比較的良好。

天気予報では午前中は曇りとなっていましたが、思いっきり晴れているので後半で路面温度の上昇が影響する前にバシッと決めておきたいと言うのはみんな同じか、１本目から気合の入っている人が多かったですね。

 

今回のトップは、前回もチューンドMR-Sでエントリーしていたワッツさん。

お気付きの方もいると思いますが、今回は色違いです(笑)

違うのは色だけではなく、前回は2ZZ＋スーパーチャージャーだったのに対し、今回は2ZZ＋ターボチャージャーの組み合わせとなっていて、過激さは相変わらずですが前回より脚の動き？相性？は良さそうです。

惜しくも32秒台には届かなかったものの、33秒155とかなり良い所まで詰めて来ているので、涼しくなる秋以降なら十分に射程圏内でしょうか。

２本目のアタックでは、タイヤカスが～なんて話も出ていましたが、それは…たぶん…(笑)

 

２位には僅差で、前回トップだったjigakiさんの124スパイダーが迫ります！

まだまだこれくらいの気温であればターボ車も大きな影響を受ける事無くパワーも十分と言った感じですが、やはりタイヤの熱ダレは早いので短時間での勝負になりますね。

ワイドボディで高速コーナーの安定感があるMR-Sに対して、低速ヘアピンでの回頭性では有利だと思うので、お互いに利点を活かしての接戦となった印象。

しかし及ばず、記録は33秒322となりました。

 

３位には、なんだか微妙に青っぽいバンパーのRX-7に乗ったからあげ君(笑)

いつもはいじられキャラの様な彼も、やる時はやりますよ！！

33秒567の好タイムを叩き出し、宿敵のサキガケさんもやっつけたのでこの日はゴキゲンでした。

絶好調な走りで活き活きとしたRX-7の勇士を見せてくれましたが、イベント終了後のタイヤはズタズタになっていたので、結構攻めていった感じですね。

…ん？タイヤカスの犯人はこいつか！？(笑)

■自己ベストを大幅更新！

曇って涼しければ辛うじてチャンスもある時季ですが、ほとんどの人は梅雨～夏の期間は記録が伸び悩むか、むしろ悪化の傾向が見られますが、この季節にまさかの大幅更新をされた方も。

 

最近ではもう常連となっているレビンのうーたんさん。

36秒台でやや苦戦中でしたが、今回はなんとSタイヤで勝負に来ました！

A050のG2Sコンパウンドと言う事なので、１本目のアタックで2周以内に決めないと熱ダレも早そうなので失敗できないプレッシャーは大きいですよね。

パワーに期待出来ない車種なので、軽さを活かしてコーナーで削り取るには最適な選択だったのかもしれません。

記録は34秒半と、一気に1.5秒の大幅更新を達成してトレノも含めたAE86勢では２位へ！

 

こちらはだるまんさんのGRヤリス。

前回、突然のサプライズで２本目のアタックにぶっ込んで来た刺客…と思われたものの、さすがに不慣れな車では不発に終わりました(笑)

しかし、今回はタイヤの変更のみと控え目な仕様ながらも、２ヶ月の猶予があったのでバッチリ本領発揮！

やっつけるなら今の内！と言いたいところですが、早くも35秒切を達成しているので今年中にはS2000に迫る記録が出てくる可能性も。

既に車高調やデフも準備しているそうなので、どんな走りを見せてくれるのか注目の車種ですよ。

■レストアで甦る激シブ車両！

旧型の車を大切に乗っている方も多く、クヌギランナーにも旧車は結構多いですよね。

セリカにハチロク、ビートやアルトワークスなど見られますが、遂に外国の車種が登場！

 

Twitterでレストア作業の進行具合をご覧になっていた方もいると思いますが、ようやく仕上がって登場です！

ホンダ・eに似てるけど違うぜ！田辺さんのゴルフです。

中身はバリバリ昭和のガソリンエンジンで、残念ながら(？)モーター駆動ではありません(笑)

80～90年代に販売されていたモデルですが、意外にも部品は手に入り易いらしく、国産の旧車より案外維持し易いかも？？

気になるスペックは約100馬力との事ですが、快調に回るエンジンは思ったより加速もスムーズで、スペックのわりには結構速いですよ♪

 

こちらも同型のゴルフで初参加のポリおじさん。

２台とも同じNA1.8LのFFで3AT…って、3速のATとは時代を感じますねえ(笑)

こちらも古さを感じさせないコンディションの良さで、しっかり手入れされている事が良くわかります。

角張ったボディに丸目でシンプルにまとまったデザインもオシャレですよね。

ギアの選択に融通の利かないATでは低速コーナーがやや不利ですが、スムーズな加速や軽さを活かして軽快に走る姿は気持ち良さそうです♪

初参加での記録は40秒切りを達成となっていますので、次回は田辺さんをやっつけましょう！！

■初参加のメンバー紹介

今回も初参加の方や久しぶりに参加された方がいますのでご紹介です。

 

こちらは前回ワッツさんが走らせて話題になっていたスーパーチャージャーのMR-Sです。

今回はオーナーのやすさん自らの運転でタイムアタックとなります。

ただパワーを出してワイドボディで安定させると言った単純な仕上げではなく、細かい部分の制御や対策などしっかり作り込まれた車両ですが、弱点はやはり電子制御がほとんど無い点でしょうか。

ブレーキングの際にはタイヤロックで激しく白煙を上げてロスしている場面も見られましたが、豪快な突っ込みと強烈な加速力はこれぞチューンドカーと言った感じで、見ていて気持ち良いですね！

 

こちらは久しぶりに参加の、とよかんさんのS2000。

ノーマルルックにウイングだけと言うシンプルな仕様で、綺麗な車ですね！

当日に貸切と知らずに走りに来たと言う事で、台数もギリギリでしたが今回はキャンセル待ちの方もいなかった事と、試験的に何台までいけるのか確認する良い機会でもあったため、当日の飛び入り参加で受付となりました。

ただ、やはり30台がスケジュール的に限界の様ですので、予約外で土日や祝日に走られる方は、貸切などが入っていないか予約状況を確認してからお越しください。。。

以前に33秒台も記録していますが、今回はタイムアタックまでは想定して準備していなかったためか、記録は奮わず35秒台となりました。

 

こちらも久しぶりに参加の、かつさんが乗るロードスター。

サーキットでもNR-Aに次いで人気のある最軽量モデルの990Sです。

FD3S型RX-7からの乗り換えとなっていますので、さすがにスペック差が大きく、加速が物足りなく感じたりしないのかな？…なんて気になるところですが、言い換えれば余裕も生まれそうですからガンガン攻めていけそうですね！

初回で早速35秒台を記録して順調なスタートです。

 

同じく久しぶりに参加の、ごうさんのRX-8です。

今回はJUNさんが欠席なのでRX-8は１台のみで、ロータリーエンジンの同志もからあげ君のRX-7だけ。

前回参加した際にはやたらとREが多かったので、今回も期待していた様ですが、いよいよ絶滅の危機に瀕しているのか！？(笑)

私も安易に手放してしまってから感じますが、燃費と言う欠点を除いては本当に良い車ですよ。

無暗にチューニングしたりオイルやプラグの交換をさぼらなければ、噂されている様なネガティブな症状も出ないし故障もしないですからね。

今後はいよいよ貴重な車になってくると思うので、是非大切に乗られてください。

 

初参加のマルヤマさんが乗るインプレッサ。

さすがターボ四駆の加速は速いですが、やはり低速コーナーは最新の4WDに比べるとちょっと辛そうか！？

それでも、安定した走りで上手くクリアしていき、確実に好タイムを記録していました。

このタイプの車種は豪快で荒めの方が多いので、グリップで確実に刻んでいくのは再現性も高く、派手さはない分確実にタイムを削れますよね。

初参加の緊張もあったと思いますが、36秒半を切る走りで大健闘です。

最近ではGD系も減って来ましたが、まだまだ現役バリバリでいけますね！

まだまだ伸び代は十分にありそうですから、次回は記録更新を狙ってご参加ください！

 

こちらも初参加のヌマハタさんのアルト。

ナガイさんとWエントリーでの参加となっており、同じ車でアタックです。

１本目のアタックでは慣れない車のためか、ややシフト操作で苦戦している様子が覗えましたが、２本目のアタックでタイム更新を狙いましょう！

…と思ったら、ナガイさんの２本目のアタック中にハブが破断すると言うトラブル発生でリタイアと言う残念な結果となり、１本目の記録のみで終了となりました。

Wエントリーはこんな欠点もありますが、こればかりは仕方がないので、是非またリベンジに来てください！

■意外に速い？

過去にも軽トラや軽バンでエントリーされている方もいますが、久しぶりに出てきましたよ！

 

久しぶりに参加のじゅんＰさんが投入してきたマシンはスズキの軽スポーツカー、エブリィだ！

なんだこれは？どの角度から撮影してもカッコよく写らねーぞ(笑)

以前はRX-8で走っていたので、全然違う。もはや別の乗り物。車輪の付いたサイコロである。

本当にサイコロの様に転がらない事を祈るしかない。

しかし侮るなかれ。これが思った以上に安定していて、コーナーでの危うさもなく結構速い！

周回を重ねる毎に確実にタイムを削り取って行き、ベストタイムは41秒901を記録し、暫定で総合ランキング434位となっている。

この報告を受け、来年にはスズキよりエブリィ・ワークスの発売が決定した、などと言った話は全くないので安心(？)してほしい。

■参加車両紹介

 

■リザルト

今回も沢山のご参加ありがとうございました！

最近はエントリーも多く、なかなか参加出来ない方もいるので受け入れ台数を増やしております。

時間ギリギリでなんとか収まっていますが、少し余裕も見て30台が限度の様ですね。

今回は参加者以外の車両も普段より多く、やや会場の混雑も見られたため改善策の検討が必要かもしれません。

計測の機会は、他にも少人数で集まる平日練習会を不定期で開催しておりますので、クヌギランナーのSNSやFacebookページも時々覗いてみてください！

尚、当日にお配りした参加賞は、イベント協賛の(有)木下部品様よりご提供頂いております。

協賛の(有)木下部品様は大分市内で自動車部品や用品・工具などの販売をしている会社です。

上記の社名のリンクからGoogleMapsで確認出来ますので、何か部品が入用な時や、近くを通り掛かった際は是非お立ち寄りください。

これから本格的な夏を迎え、やる気の低下する猛暑日が増えてくると思いますので、次回は気温も多少マシになってくる盆過ぎの８月中～下旬を予定しております。

また沢山のご参加お待ちしております！

 

■イベント協賛

（敬称略　順不同）