天気:晴れ
路面:ドライ
台数:33台

いよいよ今年最後のクヌギランナーです。

1週間前は寒波の影響でかなり冷え込みましたが、当日は風は冷たいものの、比較的気候も良く走り易い1日となりました!

天候は晴れで陽も射しているので、路面温度も極端に下がる事はなく、タイムアタックには最高の条件が揃っていた印象ですね。

所要時間が予測し易い常連さんが多かった事に加え、年末の走り納めイベントと言う事もあり、参加台数はギリギリまで増やして33台となっておりますが、それでもキャンセル待ちの方が11名も残ってしまったのが残念ですが、またタイミングを見て40台以上を受け入れられる1日イベントも検討しますね。

 

■約10年ぶりの快挙!ついにコースレコード更新!

みなさん、今回のクヌギランナーは大ニュースがありますよ!

なんと、なんと、なんと!!

約10年破られる事のなかったコースレコードが、遂に塗り替えられると言う歴史的瞬間に立ち会えた方はラッキーですね!

 

今回、一本クヌギ・スピードウェイのコースレコード更新を達成し、文句なしのトップタイムを叩き出したのはGRヤリスのだるまんさん。

最近の車やタイヤの高性能化で平均タイムは底上げの傾向が見られ、いつコースレコードが更新されてもおかしくないと思われたものの、気が付けば約10年…

この10年の間、腕に自信のある色々なカテゴリの選手はもちろん、見栄えはお構いなしにタイムに全振りした魔改造車などなど、多くの挑戦者が挑み続けていましたが、25年も前に発売されたS2000なんて古い車がトップに君臨し続けていたと言うのは驚異的ですよねえ(笑)

今回GRヤリスが記録したコースレコードは32秒197となっており、次点となるS2000の記録を0.01秒更新となりました。

 

最新の高性能マシンを持ってしても僅か0.01秒と思う方もいるかもしれませんが、33秒台にもなれば相当速いです。

それが32秒台、しかも32秒台前半ともなれば相当キツイですし、腕や度胸だけでなく運などの条件、少しでも有利にしようと言う気持ちや努力も試される。

この日は幸いにも天候にも恵まれ、好条件は揃っていましたが、それでもタイヤを冷やさない様にと言う作戦も考えていた様で、暖房の効いた車内でタイヤを保温すると言う徹底ぶり(笑)

太くて重そうなタイヤを現地で着脱するなど結構大変ですが、それを面倒くさがらずにやるのは感心しますね!

一見すると愚かに見えるこの行為(笑)

これが本当に効果があるのかさえ疑問ですが、温めておけばもしかしたら…なんて事は考えたくないし、僅かにでも可能性があるなら信じたい!と言う強い願いが今回の快挙に繋がったのだと思います。

気合が空回りしてロクな結果に繋がらないと言う事も多々あるとは思いますが、それでも懲りずに続ける諦めない心を、競技をする人、サーキットのラップタイムに挑む人は決して忘れてはならない!

本当にお見事でした!!

それはもう、さぞ気分よく正月を迎えられる事だろうと思いますが、もう若くはないので、餅をのどに詰まらせたりヒートショックで倒れたりしない様に注意しましょうね!(笑)

もちろん、この記録を更に塗り替えると言う目標が無くなるわけではないので、みなさんも諦めずに挑戦を続けてくださいね!

来年以降も、もっと凄い記録が飛び出す事に期待してお待ちしてますよ♪

■魔改造ビートが車種別ランキングを強奪!

今回は自己ベストを更新される方も多く、車種別ランキングにも変動が見られました。

その中でも、今回はホンダ・ビートが大荒れ(笑)

 

こちらはクギさんが乗るビート。

公認取得が済んでいないため、自走が出来ず運ばれて到着した異様な雰囲気のマシンに見覚えが。

バイク用の1.4Lエンジンを搭載し、張り出したフェンダーに太いタイヤで武装したニンジャイズムさん御謹製の魔改造車で、クヌギのビート初となる34秒台を記録して車種別ランキングのトップに!

オリジナルを保っているだるまさんの記録を0.6秒上回り、力で捩じ伏せた形(笑)

 

同じ1.4Lのビートで出走のYOSHIさん。

普段からビートでエントリーしているので、借り物走行でも純粋にパワーアップした感じで走らせる事が出来たでしょうか。

自信の記録を約1秒上回る35秒2を記録して車種別ランキング2位に。

2人とも、まだまだ伸び代がありそうな雰囲気なので要注意マシンですよ!

しかしパワーが増した分、このホイールベースで攻めるのはかなり勇気が必要だと思うので、簡単に乗りこなせる車ではなさそうですね。。。

 

容赦なく襲いかかる反則マシンを相手に、オリジナルの660ccのビートで戦うだるまさん。

さすがに排気量が倍の相手をするには分が悪いですが、ここはなんとか35秒台を叩き出してプレッシャーを掛けておきたいところ。

しかし、ギリギリ届かず36秒フラットでアタック終了となってしまいました。。。

密かにYOSHIさんも自前の1.4Lを製作中の様ですし、今後のビートのランキングはモンスターマシンの巣窟となりそうです(笑)

 

そうです!1.4Lのトリプルエントリー!(笑)

こちらはオーナーのニンジャイズムさんご本人が運転するビートです!

みなさんかなりアグレッシヴに攻め込んでいるので、ブレーキングで白煙が上がったり、スピンしたりと言った場面も見られましたが、楽しそうですよねぇ♪

記録は36秒フラットで、僅かにだるまさんに及ばず撃沈でした。。。

それにしても、バイクのエンジンらしいハイレスポンスで高回転の甲高いサウンドはちょっと羨ましいですね(笑)


■勢いに乗る86・BRZも

初代の2.0Lが登場してから随分経ちますが、現在では二代目の2.4Lも登場して相変わらず大人気の車種ですね!

クヌギランナーにも86・BRZを合わせるとそこそこの台数がエントリーしています。

 

こちらはBRZの組長さん。

遂に33秒台を叩き出し、一本クヌギのBRZで2人目の34秒切り達成です!!お見事!

スペック的には33秒台が出てきてもおかしくない気がするのに、なかなか達成する人が現れないので、久しぶりの好記録となりました。

何やら電子スロットルに違和感があって扱い難いと言う噂も飛び交っているので、真相は不明ながら乗り難い車なのかな…?なんて。

いずれにせよ、今回の33秒台達成で勢いに乗って自信も付いたと思います。

来年は86・BRZをけん引する存在となって、好記録を連発してくれる事に期待してますよ♪

 

急成長を見せるGR86のジャイアンさん。

86に至っては、未だに34秒切りを達成した人がいないので、誰が一番乗りとなるか楽しみですね♪

当然ベテランドライバーが達成するだろうと思われていましたが、若手のジャイアンさんが34秒フラットを叩き出して車種別トップとなりました!

惜しくも33秒台には届かなかったものの、一本クヌギを走り始めて2年も経たない内に急激な成長を見せ、最も34秒切りに近い男となりました。

来年こそは見せてくれる事でしょう!

 

同じくGR86のtakeshiさん。

久しぶりのエントリーですが、今回はSタイヤクラスでアタックとなります。

記録は自己ベストに迫る34秒6となっていますが、前回ラジアルクラスで記録した34秒5には僅かに届かず。

十分好記録ですし安定感もありますが、タイヤのグリップ的にはもっといけるのかもしれませんね。

もう少し通ってコースに慣れてくれば踏めるポイントも見極めて、グンッと伸びる可能性はありそうなのでまたリベンジに来てください!


■リピーターや久しぶりに参加の方も

今回は久しぶりに参加された方もおられますが、ほぼ常連さんばかりで、初参加の方は1名、最近新たにエントリーしていたリピーターの方が2名となっています。

 

久しぶりに参加の島さんが乗るシビックTypeRです。

スカイラインから乗り換えてのエントリーなので、全く違うタイプの車種となりますね。

新型のシビックTypeRは大排気量化してターボが付いていたりと、過激な仕様になってきましたが、この頃は軽量ボディに1.6LのNAでハイパワーを絞り出す高性能エンジンが魅力の人気車種でした。

タイムは35秒前半を記録し、車種別ランキングでは4位となっています!

 

こちらは2回目の参加となる、すぎやんさんのスイフトスポーツ。

機械式デフなどは装備していない様子ですが、コーナーも無駄にホイールスピンさせる事なくスムーズな立ち上がり。

安定感のある走りで35秒6を記録し、前回の自己ベストを更新です!

同車種は強敵のライバル揃いなので、オープンデフでは厳しい戦いとなりそうですが、まずは確実に自己ベストを詰めてからステップアップを検討してみるのが良さそうですね。

 

こちらも2回目の参加となるK-ZOさんのRX-8。

前回は緊張から実力を発揮できなかったばかりか、大事には至らなかったものの初走行でコースアウトの洗礼を受け動揺していた様子でした。。。

今回は少し緊張も解け、コツも掴んだ様で一気に2秒近い更新となっています。

レベルアップしてタイムを更新できた時は本当に嬉しいですからね!

まずは楽しんで走る事を優先して、少しずつ車の挙動やスピードに慣らしていきましょう♪

 

こちらは今回唯一の初参加、ムラカズさん。

島さんのシビックTypeRでWエントリーとなっています。

一本クヌギのコースは何度か走った事があるそうですが、大勢の人に注目されるタイムアタックのプレッシャーに耐えられるでしょうか!?

周回は危うさもなく難所も無難にクリアしていきますが、ちょっと攻めっ気が足りなかったか、記録は38秒5で島さんと3秒差となりました。

初参加で緊張するなと言う方が難しいので、みなさん諦めずに何度もリベンジに来てくださいね!


■参加車両紹介

けいいちさん/インプレッサ

ミヤハチさん/スイフトスポーツ

かいとさん/スイフトスポーツ

ウリさん/スイフトスポーツ

MONOさん/フェアレディZ

サキガケさん/S2000

ビードブレイカー☆こうさん/ロードスター

nbr@なおとさん/インプレッサ

のり@S660RAさん/S660

エラン廣瀬さん/S2000

あべさん/スカイライン

もりもとさん/カローラ

shyumarshallさん/S660

midshipmanさん/S660

たきさん/アルト

ユースケ/Mazda2

ころかんさん/カローラツーリング

TM7さん/ランサーEVO

グッチさん/エッセ

古川さん/S660

田辺さん/エッセ

■リザルト

今年最後のイベントとなりましたが、トラブルもなく無事に終える事が出来ました。

この1年間、すごい走りやユニークな車など沢山見られて楽しかったですね♪

イベント進行中はあまりお構いできず、ゆっくりお話しできなかった方も多いですが、是非また遊びに来てくださいね。

沢山のご参加ありがとうございました!

計測の機会は他にも少人数で集まる平日練習会を不定期で開催しておりますので、クヌギランナーのSNSFacebookページも時々覗いてみてください!

尚、当日にお配りした参加賞は、イベント協賛の(有)木下部品様よりご提供頂いております。

また、じゃんけん大会の賞品は、masahiroさんとからあげ君から頂いております。

いつも大変助かります。ご提供ありがとうございました!

協賛の(有)木下部品様は大分市内で自動車部品や用品・工具などの販売をしている会社です。

上記の社名のリンクからGoogleMapsで確認出来ますので、何か部品が入用な時や、近くを通り掛かった際は是非お立ち寄りください。

また、masahiroさんからは、当日に撮影した高画質でカッコイイ写真を頂いておりますので、写真が欲しい方はメールでご連絡ください。

次回は2月中旬を予定しておりますので、また開催日が決定したらお知らせします。

それでは良いお年を!また来年も沢山のご参加お待ちしております!

 

■イベント協賛

(敬称略 順不同)