通常走行だけでは感じ難いかもしれませんが、エンジンフィーリングの違和感について。
OBDII端子からECUの制御を確認してみましたが、1・2速使用時にスロットル開度制限とブーストの立ち上がり遅延、最大過給圧の制限が見られます。
実際、直線加速に限定しても、2速と3速の加速感がほとんど変わらない。
ギア比を考慮すると、2速はもっとパンチのある加速感があっても良さそうだが、それが無いと言う事は、やはり制御でかなり抑えられている感じはします。
スロットルコントローラーとブーストコントローラーで補正出来る可能性もありますが、主流のECU書き換えの方が安上がりな印象です。
正確な情報が無かったので調べていたところ、マツダ技報にこの件について正式に発表されている様です。
1・2速ギア使用時のトルク制御と言う名目で、スロットル開度上限を低く設定、ブーストはウェーストゲートで過給圧を下げるとの事。
舵角については、ハンドルを45°以上切り込んだ際にトルクセーブが掛かる様です。
標準でサーキット走行した際に、2速コーナーリング時に遅れてブーストが立ち上がり、アンダーが出易いと言った印象を受けましたが、3速ではリニアにブーストが立ち上がる印象を受けます。
トルク自体がかなり大きいので、そもそも制御をしないとコントロールは困難と言う可能性もありますが、出力特性がリニアになれば予測は容易になる可能性はあります。
近日中にECU書き換えによる制限解除で、扱い易くなるのか、危険度が増すのか、レビューをしてみたいと思います。