タブレットまで持っていると言う人は少数派だとしても、スマホを持っていないと言う人は、まずいないと言っては過言ではないくらいの普及率。

電話の機能はもちろんの事、メールにインターネット、音楽プレイヤーにもなるし、マップナビゲーションも備わっている。

GooglePlayストアからアプリをダウンロードすれば、あらゆる機能を追加する事が可能で、その用途はユーザー毎に無限大の可能性を秘めているスーパーツールと言える。

その利便性を実現しているのは、実のところハードウェアではなく、Androidと言う優れたオペレーションシステムだ。

正直言って、スマホ1つあれば、従来のカーナビゲーションシステムは不要である。

にも関わらず今でも車載機が主流なのは、CDやDVDの再生、ラジオなど、従来のカーステレオの機能がなんだかんだで需要がある事、そして車専用設計である事から、完全にキーON/OFFに連動して起動したり、過酷な環境で使えると言う耐久性の問題などもあるからだ。

事実、私もRX-8にタブレットを取り付けていたのですが、カバーやサンシェードで入念にガードしていたにも関わらず、真夏の車内では耐えられなかった様で、バッテリーが膨張し、画面にはクラックが…。

幸いにも爆発や発火する様な事故には至らなかったものの、リチウムイオン電池の性質上、高温の車内に常備する事は難しいと言う事がわかった。

しかし、その様な問題点がありながらも、ここ数年はAndroid端末をカーナビとして利用したいと言うユーザーも多い様で、その期待に応える様に次々とAndroid搭載の車載機がリリースされているのだ。

この話題のAndroidナビを実際に買って、レビューしちゃうぜ!って言うのが今回のテーマだ。

追記 2019年5月28日

市販のバックカメラを追加してみました。
取り付け作業の詳細はこちらに掲載しています。

◆Androidナビを選ぶ

◆外観の確認と取り付け準備

◆動作確認とレビュー

◆スクリーンミラーリング

◆おまけ情報

■Androidナビを選ぶ

実は欲しくてたまらなかったので、3年程前から入念にリサーチしてきた。

色々なメーカーがあり、販売元が日本だったり、アメリカだったりと多くの種類がある様に見えるのだが、実は良く観察してみると言う程種類が多くはないと言う事に気が付く。

OEMと言うヤツなのか、もしかすると外観が同じだけで中身の仕様は多少違うのかもしれないが、表面上のブランドロゴの違いだけで、写真で見る限りでは全く同じモデルと言う物が結構ある。

そして、ネット上でも評判が良く、YouTuberの方たちが動画レビューなども多く上げているメーカーが、ATOTOと言うメーカーだ。

次いでXTRONSPumpkinなどが人気の様である。

これらのメーカーは検索すればレビューも見られ、機能なども十分、性能もそこそこと言った感じで評判は悪くない。

しかし、致命的なデメリットとして、どうやら2DINと規格を謳いながら、ちょっとサイズが大きいと言う噂が飛び交っている。

DIN規格とはどう言ったサイズなのか?と言うと、1DINは横幅180mm縦幅50mmと言ったサイズになる。

つまり、2DINだと横幅は同じだが、縦幅は100mmとなるわけだ。

では、現在出回っているAndroidナビの本体サイズを見てみるとどうか?

これが、横幅は178.5~205mm、縦幅は101~103mmなどが多く見られる。

あくまでも本体サイズであり、正面のディスプレイ部は少し小さいんじゃなかろうか?と思うのだが、どうやらそれでも車両側のパネルを切ったり削ったりと言う加工が必要になるらしく、無加工で付く車両はほぼ存在しない。

何故なら、車両側のパネルはDIN規格の本体サイズに合わせているのではなく、正面の画面の枠にサイズを合わせてあるため、実際には横幅175.1mm縦幅100.1mm(後期RX-8実測値)と言った感じである。

少々削るくらいではとても収まらないのである。

おまけに、車両側のステーとは穴位置が合わないらしく、また、付属のステーはかなりアバウトな作りとなっており、とてもポン付けは出来ない。

ここで手を出し難いと諦めるユーザーや、リサーチ不足で買ってしまったが、上手く取り付け出来なかったと泣きを見るユーザーで溢れかえっているのが現在の市場である。

そしてもう1点、これらのメーカーはAndroidのタブレットと変わらない。

ラジオの機能は付いている様だが、CDやDVDを再生させる事は出来ないので、スマホや音楽プレイヤーを接続するか、SDカードでMP3などを本体に読み込ませてやる必要がある。

ですが、今回ちゃんと見付けてきましたよ!

横幅175mm縦幅100mmの2DINサイズをラインナップしているメーカーを!

それが、WOWAUTOと言うメーカーである。

実際に実物をチェックしてRX-8のパネルにも収まる事を確認しましたが、今回はアクセラに取り付けてみたいと思います。

サイズはチェックした2DINではなく、カナテクスのオーディオパネルを使用して、トヨタ・ダイハツ専用のワイドタイプを取り付けてみる事にしました。

縦幅は100mmだが、横幅は約200mmとなる専用サイズだ。

パッケージをご覧の通り、ドライブを内蔵しており、CDやDVDの再生にも対応している。

 

■外観の確認と取り付け準備

まず、一番気になる本体の正面からデザインを見てみよう。

こちら、WOWAUTOJT-6908HGと言うモデルになるのですが、通常の2DINサイズのJT-6909ANと言うモデルと機能などは全く同じ。

トヨタ専用のワイドサイズか、通常の2DINかの違いであり、画面サイズについても同じなのですが、ワイドになった分は左右にボタン式のスイッチやロータリースイッチのボリューム調整やトラックの送り機能などが搭載されている。

これは全てタッチパネルで操作するのに比べると非常に便利で有り難い機能である。

左右対称。シンメトリの美しいデザインである。

もう少し良く観察してみると、SDカードのスロットがこんな所に。

カバーが開け難く、しかも抜き差しが難しそうな配置である。

ちなみに、右側には同様に蓋付でUSBのポートも用意されている。

ここで気が付いたのだが、ボタンの機能を確認しようと思ったら、なんと説明書がない!

これが国産と明らかに違う部分と言えるのか、大凡見当は付くがもっと丁寧に教えて欲しいと言うのがユーザーの願いであろう。

まあ、起動してしまえばAndroidなので、スマホやタブレットに慣れていればそんなに迷う事はないと思うが…。

次に付属品を見てみよう。

なんとリモコンが付属している。

国産でも時々見られるが、このリモコンって一体何に使うのだろうか?

手の届く場所に本体があるのに、リモコンで操作する必要性がどこにあるのか?といつも疑問に思うのだが、無いよりはあった方が色々なユーザーのニーズに応えられるので、これはこれで正解なのかな?

他にはGPSアンテナ、接続ケーブル、取り付け用のステーとなっている。

接続ケーブルは、2DINタイプの場合は配線切りっ放しで、ぎぼし端子の圧着が必要との事ですが、こちらはトヨタ・ダイハツ専用となっているため、車両のコネクタをそのまま接続できるカプラーが既に取り付けられています。

ちなみに、一部の配線にはタブが貼り付けられていますが、カプラーに接続されている配線は内容が不明です。

…と思ったら、ちゃんと本体の上に配線の内容が書いてありました。

ここが日本語なのは助かります。英語までなら許容できますが、万が一中国語で書かれていたら何を書いているのか全く分かりませんから、最初の問題はクリアです。

とは言っても、今回はトヨタ用のハーネスを使用するので気にする必要はありませんが(笑)

接続は、車両側のハーネスを傷付けないのが鉄則です。

後先考えずに配線を切って加工してしまうと、手間が掛かるだけでなく、今後交換などを行う際に苦労する事になりますから。

市販の接続用ハーネスは1500~2000円程度で売っていますので、用意しておくと時間も大幅に短縮出来ます。

また、今回はトヨタ用のカプラーに接続するので、俗に言う逆カプラーと言って、装置側から変換するためのハーネスも用意しました。

単純に、カプラーのオス・メスが逆転しているだけですが、これが結構便利。

トヨタ用の逆カプラーをナビ側へ接続し、車両側にはマツダ用のオーディオハーネスを接続。

後は、各信号線を間違えない様に繋ぐだけでマツダ→トヨタの変換ケーブルが出来上がり!

接続そのものは簡単に完了しますが、配線が嵩張るため、ダッシュボードへ納めるのに少し苦労しました。

自信があれば、ナビ側のハーネスはカットしてオーディオハーネスの配線に繋ぐ方が良いかもしれません。

大凡、規格化されているのか、ハーネスの色は統一されている印象を受けますが、稀に違う場合があるので、一応確認しながら接続する様に注意してください。

また、変換ハーネスを使う場合でも、全てカプラーオンと言うわけにはいきません。

一部の信号線やアースは自分で接続しなければならない物もありますので、少し確認してみましょう。

おっと!いきなり出ました。中国語です。

一体何て書いてあるのか。

これはリバース信号みたいです(笑)

本体の上に貼られた配線図があって助かりました…。

こんな調子で、数本繋がなければならない配線が存在するのでご注意あれ。

ちなみに、これらの配線を接続する先は、全てマツダ用のオーディオハーネスから出てきていますので、ぎぼし端子だけ取り付けて接続すればOKです!

ただし、ブレーキと書かれた青い配線だけは接続しないでください。

パーキングブレーキの信号線ですが、理由は後述します。

オプションでテレビチューナーが付けられる様ですが、接続ケーブルは本体から出ています。

バックカメラやフロントカメラ用の端子や、外部出力端子も備わっているので機能拡張も可能です。

しかし、この赤と黒の配線は一体何だ??

これ、まさかのWi-Fiアンテナだそうです(笑)

恐らく周波数に合わせて長さが決まっているので、間違ってもカットしたりしない様に!!

一通り確認したら、後はハーネスを本体に接続して、車に取り付けるだけです。

車の方は車種によって作業方法が異なりますので省きますが、基本的にはカプラーで配線を繋ぎ、後はアースや一部の信号線を接続するだけとなります。

ただ、1つ注意点として、動作確認を行うまではパネルなどの取り付けはしないように。

もし何か不具合があった場合は、またパネルを分解するはめになるので…。


■動作確認とレビュー

さあ、無事に取り付けが完了したら、動作確認をしてみよう。

ダッシュボードの隙間や、パネルが浮いて見えるのはマツダ車のクオリティの問題なので、気にしなくて大丈夫です(笑)

バッチリ、トヨタサイズのナビがアクセラにインストールされました。

では、運転席へ腰掛けて、火入れの儀式を…。

おおっ!何だか色々アイコンが表示されて、ワクワクしますねー!

背景もライブ壁紙で面白いです。当然好みの背景に変更も可能。

Androidの起動に少し時間が掛かりますが、とりあえず無事に起動は確認出来ました。

後はスマホのテザリング機能でナビをオンラインにし、アカウント設定からGoogleアカウントを登録、またはログインして追加しておきましょう。

これにて基本設定は完了となります。スマホやタブレットと変わりません。

ちなみに、夜間のライト点灯時はこんな感じ。

イルミ信号に連動してバックライトの減光と、スイッチの照明が点灯します。

たまたまですが、アクセラのアンバー色の照明とマッチして統一感を損なわずに済みました。

尚、この照明カラーを変更する方法は以下の通りです。

メニュー画面の日本語がちょっとおかしいですが、実機の表示そのままで解説させて頂きます。

「設定>カーセット>マルチカラーのライトがセット」

このメニュー内に7色のカラーバリエーションと消灯の計8パターンから選択可能で、各カラー毎に明るさの設定が可能となっています。

感度が悪いと噂のGPSですが、基本的にアースプレートを使用するのが良いです。

試しに単体で置いてみたら確かに微妙な感度でしたが、アースプレート有りだとこの通り、測位も速いし拾っている衛星の数も十分ですね。

実際にGoogleMAPを使用してナビゲーションをチェックしてみましたが、更新頻度も速くて位置ずれもありませんし、音声案内のタイミングもバッチリです。

ただし、Androidナビの欠点は使用するアプリにもよりますが、スマホと接続してオンラインで利用しないと地図や、渋滞情報などの交通状況が表示出来ない場合があります。

それくらいわかってるぜ!って人も、これが案外、スマホの電波が届かない場所に行くと…って問題があるので、一応注意しておいた方が良いでしょう。

ちなみに、GPSはオフラインでも機能しますので、オフライン対応のナビアプリもありますし、GoogleMAPも地図のダウンロードに対応していますので、それらと組み合わせる事で通常のカーナビと同じように振る舞う事も出来ます。

次はラジオを起動してみます。

検索ボタンをタップすると、受信できるチャンネルを自動的にサーチして拾ってくれるのは、通常のカーステレオと同じです。

チャンネルを登録する事も出来る様ですが、これがまた説明書が無いので良くわからない。

もう少し使用して、チェックしてみたいと思います。

画面の上部にスリットが入っていますので、CDをスロットイン。

音楽CDの再生は当然の機能と言えますね。

ちなみに、イコライザーと言うのでしょうか。右端のアイコンから音響設定が可能な様ですが、これは何かしら拘りがなければ特に触らなくても、普通に聴けるので問題ないでしょう。

尚、ラジオやCDを再生したままホーム画面に戻ったり、他のアプリ(ナビなど)を起動する事も可能ですが、アプリの組み合わせによってはどちらかの音声が出ないと言う事もあるので、特にナビ使用中などは音声案内が停止した場合に道を間違えない様に注意。

さて、それでは最後に、ちょっと楽しみにしていたDVD再生機能を試してみましょう!

な、なんだとおぉぉぉ!!

これ、停車中です。とりあえずエンジンを掛けてみるが変わらず、サイドブレーキを下げても、上げても、この画面のまま音声だけ流れてます。

繋ぎ間違いはないはず…。

どことなく、微妙に、微妙にだが日本語が不自然な気がするけど…(笑)

解除する場合、ブレーキー配線をアースにしてください。との事。

ブレーキ配線をアースに接続しろと。つまり、パーキングブレーキの信号配線を繋ぐ必要もなかったわけである。

しかし、パーキングブレーキに連動しないのも変な話であるが、停車中にも見れないとなるとこの機能は無価値となってしまうため、これはアースに接続するしかなさそうだ。

パーキングブレーキの信号をアースに接続したところ、無事にDVDが再生されました。

Xファイル、大好きなんですよ(笑)

って、そんな事は置いといて、これで一通りの機能は確認出来たわけですが、1つ問題が発生しました。

実はAndroidナビを使用する一番の目的は、Bluetooth機器をペアリングしてナビで使いたいと考えていたから。

OBDIIアダプターを接続して追加メーターにしたり、GPSレシーバーを接続してタイム計測をしたりと言った使い方である。

これが、どう言うわけかBluetoothの設定メニューが表示されておらず、ペアリング設定が出来ないのだ。

説明書も無いのでメーカーに問い合わせて確認したところ、ナビ本体をBluetoothで検出させる事は可能な様だが、逆に他の機器をナビに検出させる機能は無いとの事でした。

USBポートを利用した接続は可能らしいので、GPSレシーバOBDIIスキャナーを有線利用で使用する必要がありそうだ。

総合的に見て、カーステレオとしての基本機能は全て備わっており、全く問題なく使用できる。

そしてその値段、なんと本体価格は22000円程度と非常に安価である事からも、カーステレオにおまけでAndroidタブレットがくっついてきたと考えれば買って損は無しだ。

アプリも追加出来るので、今までスマホやタブレットを車で使っていた人にとっては最高の一台になると思いますよ。

あくまでもタブレットであり、カーナビとして使用する場合は、オフライン地図アプリを使用するか、テザリングやWi-Fi接続でオンラインとなる環境が必要な点は注意が必要である。


■スクリーンミラーリング

ナビ本体にBluetoothのペアリング機能が無いと言うのは、ちょっと残念な回答であったが、それらの問題を解決し、より便利に利用するための機能はしっかり備わっている。

それがミラーリングと言う機能であり、最近ではテレビなどにスマホの画面を映し、大画面で動画視聴をしたり、インターネットを閲覧したりと言った楽しみ方がある。

今回購入したナビにもこの機能を利用して、スマホの画面を表示させる事が可能なのだが、ミラーリングは単なる外部出力ではなく、入力も可能である点は大きい。

つまり、ナビの画面に映したスマホの画面は、ナビの画面で操作が可能だと言う事だ!

設定の手順は以下の通り。

1.アプリをダウンロードする

スマホでPlayストアを開き、Easy Connectionを検索してインストールする。

2.ディベロッパーモードへ切り替え

Androidのディベロッパーモードに入るには、設定メニューから端末情報を表示させ、ビルド番号の欄を連続タップする。

何度かタップしていると、ディベロッパーモードになりましたと表示されるので、メッセージが確認出来たら設定メニューの画面に戻る。

3.開発者向けオプション

メニュー内に開発者向けオプションと言う項目が追加されている事が確認出来ると思いますので、タップして開いてください。

4.USBデバッグをONにする

開発者向けオプションをONに切り替え、メニュー内のUSBデバッグにチェックを入れる。

4.以下の画面はOKを選択

許可にチェックを入れた場合は、次回以降に再設定の手間が省けます。

5.ケーブルを繋いでアプリを起動

USBでナビとスマホを接続し、お互いのEasy Connectionを起動します。

ナビにインストールされているEasy Connectionは写真のアイコンをタップすればアプリが起動します。

6.ミラーリングを開始する

お互いにアプリを起動すると、それぞれは写真の様な画面になります。

ナビ側で接続方法を選択してタップしてください。

Wi-Fi接続の場合も、初回のみUSBケーブルで接続する必要があります。

7.接続中…

写真の画面になったら、しばらくそのままで待機してください。

8.接続完了!

ミラーリングに成功したら、スマホの画面がナビに表示されます。

この状態になればミラーリングの設定は完了です。

Wi-Fiでのミラーリング設定をした方は、この画面が表示されればUSBケーブルを引き抜いて構いません。

以後は、ケーブル無しで、無線接続が可能になります。

右下のMoreをタップすると、アプリのショートカットを登録する画面が表示されますので、リスト内から起動させたいアプリをこの画面へ追加する事が出来ます。

ただ、その設定を行わなくても、バックグラウンドでEasy Connectionを起動したままにしておけば、一度ホームを表示させてからインターネット閲覧やアプリの起動は可能です。

試しに、ナビの画面から操作してみましょう。

問題なくスマホの遠隔操作が可能になっていると思います。

アプリを起動させている例です。

ナビがOBDIIアダプタとBluetooth接続出来なくても、スマホを介して追加メーターを表示させる事が可能ですね!

尚、スマホ側で操作した場合は問題ありませんが、ナビ側で操作した場合は、僅かに反応が遅れると言う欠点はあります。

許容範囲なので大丈夫ですが、素早い操作を連続して行う必要のある、ゲームなどを起動すると操作性の悪さを感じるかもしれません。

 

■おまけ情報

最後まで読んでくれた読者の君に、配線加工のコツを伝授しちゃおう!

なんて、電気屋さんに以前教えてもらった内容なのですが。

細線にぎぼし端子を取り付ける時って、かしめ難いし、強く圧着したつもりでも抜け易かったりと苦労する事も多いのですが。

1.約15mm下に切り込みを入れる

通常、被覆を3~5mm程度カットして剥くところですが、これを長めに、約15~20mm下に切り込みを入れます。

このまま被覆を剥きますが、完全に引き抜かず、7~10mm程剥いたところで止めてください。

 

2.折り曲げて銅線を捩じる

剥き出しになった銅線部分を中央で折り曲げ、解けない様に捩じっておく。

ここに、スリーブを挿入する。

 

3.端子を圧着する

上記の手順で太くなった配線に、後は通常通りに端子を圧着し、スリーブを被せる。

これでガッチリと圧着され、確実な通電、そして抜け難い取り付けが可能になります。

覚えておくと便利ですよ♪